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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「アキラとあきら 下」池井戸潤 (集英社文庫)



自らの招いたことの尻拭いを他人に押し付けようとする輩にイラっとしながら読み進める。
血縁だからこそのめんどくささってあるよね。
殿様な顧客対応をしていれば、取引先を失うのは自明。
身勝手な要求を突っぱねる選択肢もあっただろうけれども。
手を差し伸べることを選んだ彬。
傾きかけた会社をどう立て直すのか。
紆余曲折ありつつも、
彼等が考えに考えた対策と手腕、そしてその成果を追っていくのは興味深かった。
アキラとあきら。
どちらのあきらにとっても父親の存在は大きい。
テンポよく展開していく物語。一気に読了。

「引き際」を見極める事ってとっても大事。

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「アキラとあきら 上」池井戸潤 (集英社文庫)



経営者が無能なこともヘッポコなこともあるだろう。
先読みのできなさや無策が自身に跳ね返ってくるだけならいいけれども。
巻き添えになって苦しむ社員がいるとやりきれないよね。
二人のバカ叔父は自身の無能を認めらず、成功する兄への対抗心であんなことになったんだろうけど。
二人の会社の顛末を知ることがちょっと怖い。
自身の売上利益最優先の銀行員とは公私ともに付き合いたくない。
どこまで親身になって相談にのってくれているのか。
リスク回避のためにも極める目は持っていたい。
二人のあきらの人生を交互に描いてきた上巻。
下巻でどう交わるのかな?
色々楽しみ。

友だちの卒論テーマが「粉飾決算」だったなー。
経済学部の友だちと文学部(西洋史)の私。
畑違いの卒論を互いに読み合ってどこまで内容を理解できるのか。
提出前にそんなことを検証しあった思い出。

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「うたかたモザイク」一穂ミチ(講談社)



13の短編が詰まった作品集。
なんだけど。
うわ、怖っ、と声が出たり、思わず笑ってしまったり、よかったね、と嬉しくなったり、
そして泣いてしまったり。
1作1作作りこまれた世界観がそこにはあって、読了後の満足度が半端なかったお借り本。
短編の1つが読み応えあるっていうんじゃなくて、全部がうまいなぁ、って思ってしまう。
『Droppin' Drops』『Still love me?』『神さまはそない優しない』が特に好き。
『透子』は自分の既読本のタイトルが出てくると嬉しくなるね。
テイストの違った13の作品が見事に融合して1冊を作り上げている。
そんな印象の本だった。→

一穂さんは前作までコンプしていて、前作の『光のとこにいてね』を読んだ結果、
一穂さんはBLだけにしよう!と思ってたんだけど。
この本は手元に置いておきたい。
やっぱ一穂さん好きだわ~~。
貸してくれたお友だちにめっちゃ感謝。
ありがとう!

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「ROMES06: まどろみの月桃」 五條瑛 (徳間文庫)



ただ己の幸せを探求することができたなら。
彼は違った人生を歩むことができたのだろう。
けれども。
荒波を乗り越えて尚、生を繋いだ彼には、それはできなかった。
故郷で苦しむ同胞たちのことを忘れることなどできなかった。
どうにかならないものかと思いつつ、どうにもできないことが世界には溢れている。
やるせないね。
一作目ではROMESのシステムのあらましを知る。
二作目では空港内でそれがどんな風に機能するのかを目の当たりにし、
三作目では空港外で起こった事件との連携を垣間見る。
この先も警備システムROMESとセキュリティセンターの彼らの成長と働きを観てみたいという名残惜しい想いを抱えつつ、シリーズ読了。

また関空に行く機会があったらこの作品のことを思い浮かべながらウロウロしたい。
これで五條さんの紙媒体での作品はコンプリート。
電子で購入しているのがいくつかあるので、お楽しみはまだ少し残っています。
Kindle放置しすぎて、さっき開こうとしたらパスワードから聞かれて、
ん?ん~???となりました。(笑)
五條さんの新作を……せめて『ソウル・キャッツアイ』を読める日が来るといいなぁ、という想いは抱き続けたいと思います。

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「ROMES 06 誘惑の女神 」五條瑛(徳間文庫)



何を根拠に「完璧な計画」と言い切れるのか。
それは多分、すべてが計画通りに遂行したときに言えるんだろうね。
施設警備システムROMES(&成嶋たち)VSテロリスト(強盗)集団。
奇しくも「問題があるのは人間の方」と言った成嶋の言葉を、
犯人側がその行動によって顕示することになってしまったお粗末さ。
こうなると、完璧を誇った本物のアウレリオの犯罪を垣間見たくなってしまう。
気持ちが「恋」に走ってしまったあとに知った相手の素性。
一方通行じゃなかったことが救い。
成嶋から「愛」と言う言葉を引き出した彼女に、ささやかな幸あらんことを。

空港を舞台にしたシリーズを読んでいる時に、
自分が空港を訪れることができたタイミングの良さ。
あちこち見て回りたい気持ちはあったものの、
行きも帰りもギリギリの時間の駆け込みあったおかげで、
ゆっくり空港散策する余裕がなかったのが残念!
またの機会に☆彡




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「ROMES06」五條瑛 (徳間文庫)



空港に設置された世界最先端の警備システム「ROMES」を主軸に展開する物語。
周到な下調べと準備を経て実行に移された陰謀と関わる人々の人間模様。
システムを駆使して空港を守ろうとする人たちと一匹の犬。
舞台は空港からほぼ動かないままながらも、緊迫感と臨場感が伝わってくる。
章ごとに明らかになっていく、ROMESの機能。
高性能なシステムをイメージしやすく描写してくれているのが嬉しい。
「システムに問題はなく、問題があるのは人間の方」とする成嶋。
確かにそれも一理ある。
でも私は「だとしても、人間を信じる」と言った砂村の言葉に寄りたい。

ドラマ放送当時は原作読んでないからパス!と思って観なかったんだけど。
改めてキャスティングをみてみると……成嶋が大倉で、砂村がヤスかぁ。
意図はわからなくもないけど、個人的なイメージは逆かな?
CMで流れていた断片的な映像からもっと密室に籠った話かと思ったけど、
全然そうじゃなかった。(笑)

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「君が死にたかった日に、僕は君を買うことにした」 成東志樹(メディアワークス文庫)



「僕」は何故「君」を買うことにしたのか。
読み進めるうちに見えてくるものにドキドキと緊張が増していって、
思い描いた通りの理由に、ああ、と声もなく唸る。
どう足掻いても絶望しかなかった人生。
その先の未来予想図は描けずにいた史宏に差し伸べられた光。
たとえそれがどんな理由に端を欲するものだったとしても。
彼等の間には流れる月日の間に交わした情があり、育まれた愛がある。
与えられたものはとてつもなく大きく暖かく、そして優しさに満ちたものだった。
読み進める文字が掠れるのが嫌で必死でこらえた涙。
悲しみを乗り越えた先の幸いを希う。






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「2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years〈II〉」壁井ユカコ



ボールの音が、床をける音が、そして歓声が聞こえるかのような臨場感。
まるでその場にいるかのような緊張感を味わいながら、頁を捲り続ける。
統と弓掛に肩入れしすぎて、ドキドキしたり喜んだり思わず泣きそうになったり。
なんかもう、感情的には大忙しだったけど、その分読後の満足度が半端なかった。
怪我からの復帰を待ち続けてもらえた統。
挑める舞台へと送り出してもらえた弓掛。
二人とも、指導者に恵まれて本当に良かった。
そして、友情って本当に尊い。
統と越智。
浅野と弓掛。
本音で紡いだ彼らの言葉が胸に響く。
彼等のチャレンジはまだまだ続く。

完結巻が出るタイミングで一気に貸してもらえて、とっても感謝のお借り本。
楽しかった。
姪っ子ちゃんプレゼンツ本の候補にインプット。
ってか。
「誕生日orクリスマスのプレゼント何がいい?」
「本!」
のループからそろそろ脱却したい(笑)
可愛い服とか服とか服とか。
選びたいんだけどなー。(で、結局服も送っちゃうループ・笑)










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「2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years〈I〉」壁井ユカコ



高校バレーを戦い抜いた彼らの次の舞台は大学リーグ。
「かつての敵が仲間になり、かつての仲間が敵になる」
やばい。めっちゃ面白いんですけどー!
思うように飛べない身体。
怪我からの復帰まで長い事苦しんだ統。
彼の隣に越智がいないことが違和感だったけど。
これでいいんだな、と思える関係性が腑に落ちる。
浅野と弓掛もそう。
敵であっても友情は築ける。
同じスポーツを介しているだけ、より密に。
もちろんチーム内の関係性も篤い。
破魔の涙は刺さったよ。
弓掛のターンになるとちょっと苦しくなる。
ドキドキしながら次巻へ。
読みながら時間を忘れるお借り本。

気付いたら日付変わってて、あれ?明日仕事なのにまだお風呂入ってなーい!ってなりました。(笑)
慌ててバタバタしてたらドアにぶつかってメガネのフレームが歪む事件が発生。
あらら。
直してもらいに行かないと。

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「消滅のリスト」五條瑛 (小学館文庫)




全世界を巻き込んだ戦争が起こる確率はゼロではない。
ならば、その被害を最小限で収める手段を事前に決めておく必要がある。
誰だって一番に守りたいのは、自分とその周りの人たちの安全。
犠牲を決める「会議」を巡って繰り広げられる情報戦。
関わる理由も意図もそれぞれだけど、
無自覚に役割を与えられて利用されるのはちょっと怖い。
彼女や彼のように与えられた状況からその意図に気づき、考え、自らの意思で行動できる程度の思考力と知識は持ち得ていたい。
持っていて腕が痛くなる重さのボリュームを個性的で魅力的なキャラに引っ張られて一気に読了。



「勝ち負けが決まるまで戦争を続けるにはそれに伴う犠牲が大きすぎる」
声を大にして言いたい。
聞こえないみたいだけど。

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