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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「碧のかたみ」尾上与一(キャラ文庫)

【旧版既読】
「消費」と言う言葉に納得できてしまったことが、哀しくて空しい。
それが、異国の地で、命をかけて戦う彼らに対する国の扱い。
それでも。
激戦地に留まり、飛び続けた六郎と恒。
国ではなく、家族を守るために。
一度空へと飛び立った複座の戦闘機乗りは一蓮托生。
ペアを組んだのは自らの意思ではなかったとしても。
出会い、信頼し合い、そして惹かれ合っていった彼らの想いが尊い。
「ペア」と言う言葉に込められた恒の想いが胸に刺さった。
打ち上げられた青い「月光」。
果たされた約束に感無量。
一緒に死ぬことに甘んじなかった六郎に改めて敬意を。

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「天球儀の海」尾上与一(キャラ文庫)

【旧版既読】互いに想い続けた長い、長い年月。
点と点が交わることはなかったけれども、確かにしっかりと根付き、育まれていた想い。
守りたい。
生きて欲しい。
想い人に対する切なる願いは同じ。
だけど。
恋しい人の命と引き換えた人生のその先に、幸いはあるのだろうか?
どちらの想いも真摯なだけに、何ともやるせない。
今ほど自由な選択肢がなかった時代。
必死さはわかるけど、愚直で不器用な彼らの在り様が痛々しい。
だからこそ、途切れかけた縁が繋がってくれてよかったと思う。
書き下ろしは店主の粋な計らいがとても素敵。


作品世界に没入して一気に読み切りたかったのに、
途中で何故か他人様の揉め事に巻き込まれて集中しきれなかった。
大事に読みたかったのに、なんてタイミング。
理不尽……

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「蒼穹のローレライ」尾上与一(キャラ文庫)

【旧版既読】
三上に出会う前と出会った後で、取り付けることの意味が変わったU字の部品。
忌まわしき嘆きの歌から、愛を奏でる歌へと昇華したローレライの歌声。
堕とすことから守ることへ。
頑なだった魂が受け止めた愛。
その変化が嬉しくて、哀しい。
愛しくて、切ない。
彼が最期に口にした言葉を知って生じた安堵と慟哭。
三上の想いが、その言葉が、しっかりと届いていたと知ることができるから。
そして、三上の「ちゃんと生きられるようになるまで」と言う言葉が深い。
生と死と向き合わざるを得ない戦争。
綺麗事でも、世界平和を願いたい。


新装版は発売日にしっかり入手しつつも、
全巻そろったら読もうと思って積み、
積んだら積んだで読みたくなったら読もう、と思って眺め……
読みたくなったその瞬間が今。
何のスイッチが入ったらそうなるんだろう?
不思議。
来年までは待てなかった。(←私信・笑)

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「異世界の沙汰は社畜次第 4」八月八

3巻で完結……と思っていたら、まさかの4巻。
ブランクがあっての執筆は大変だったとあとがきにありましたが、変わらぬ面白さ。
アレシュの口から出た「ホウレンソウ」に笑ったわ。
誠一郎の教育(?)が行き届いている。
アレシュと誠一郎の10日間の長期休暇……のはずが、
あちらこちらの思惑により、何故か仕事をする羽目に。
性格を読まれていたり、能力を試されたりするものの、
やることなすこと周囲の期待以上の成果を出してしまう誠一郎に、
得意げなアレシュが微笑ましい。
優愛も異世界で頑張っていることが知れて心強い。
とっても楽しく読了。

3巻を再読して臨んだ4巻。
復習しておいてい良かったわー。
前巻を復習してから新刊を手にするのは、
読メで培った良き習慣です。
忘れてる部分あるからねー。

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「異世界の沙汰は社畜次第 3」八月八

【再読】
好き作品は何度読んでも楽しく読了。
自分の気持ちをアレシュに知らしめた、誠一郎のオトコマエな行動にアッパレ。
氷の貴公子と言われるアレシュでも、誠一郎の前では
独占欲丸出しの年下の男である姿が何だか微笑ましい。
とはいえ、言葉足らずはともかく独りよがりはいただけない。
何も言わずに事を進めたアレシュに対して怒れる誠一郎の望むものは「報連相」。
異世界に行っても、どこまでも現代日本の社会人感覚なのが笑える。
「手段を選ばない人と能力の高い人に同じ目的を課してはならない」というノルベルトの悟り(?)には頷くしかない。




1巻と2巻も一応再読はしたんだけど、2回レビューあげてるから割愛。
一応、とつけたのはアニメで視聴したので飛ばし読みしたせいもある。
というか。
1クールできれいに2巻分まとめたなーというのがアニメの感想。
よく作られていたと思う。
久々にアニメを観たけど、楽しく視聴させてもらいました。
今回のクールで言えば、溜めた『推しの子』を一気見するお楽しみが残っています。



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「太陽の標 星の剣 ~コルセーア外伝3~」水壬楓子

大人組のヤーニとセサームの物語。
大人組と言いつつ、大人げない言動もある二人だけど、
想い続けた年月は筋金入り。
今回はこの巻から登場のナナミがキーパーソン。
立ち位置的に多分そうだろうなぁ、と予測はできても、
彼が関わったおかげで
まさかセサームのあんな本音を聞くことができるとは思わなくて。
最後妙にテンションが上がってしまった。
敵に内通した者の裏切りの理由がちょっとどうよ?と思ったけど、
まぁ、設定的に手っ取り早くはあるかな?

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「梟の眼~コルセーア外伝2~」水壬楓子(リンクスロマンス)

今回はジルがメインの話。
ワクワクしながら読み始め……期待以上に楽しく読了。
20年前の猟奇殺人事件と現在の殺人事件との関連性。
行方の知れない姉の所在。
次第に明らかになっていく事件の全容。
と、ストーリー展開事態が面白いんだけど、更に!
16年間モダモダし続けたボリスとの関係。
これからの二人がどう在りたいのか。
選択肢をジルに委ねるボリスの優しさと大人のずるさが大変素敵。
そこに臆病さも混ざってるのかな。
強気受けで一回り以上の年の差CP、激ツボ。
そしてイケオジありがとう!(謎感想・笑)

シリーズ読破まで残り一冊。
……ん?手元になーい!
一気に読み切りたかったんだけどなー。
でもこの巻めっちゃ楽しかったからしばらく余韻に浸ります。
近々仕入れてこよう。

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「統べる物たち~コルセーア外伝~」水壬楓子(リンクスロマンス)

海賊の統領であるレティとカラブリア国の王太子セラの物語。
五年ぶりの再会に端を欲し、王宮で渦巻く陰謀に巻き込まれていくレティ。
渦中にレティを引き込んでいくセラの誘導はなかなかお見事。
なかなか全容が明らかにならない陰謀にやきもきし、
立場違いの二人のロマンスがどう進行するかも気になり、
興味深く読み進める。
18歳と24歳の二人のロマンスは、
己の立場を見失わない、納得の大人の展開。
良いね。とても良い。
まだ先の未来に対する余韻に心地良く浸りながらの読了。




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「俺、チート持ちじゃないんですけど!」久臥

【再読】
続刊を読むために復習。
初読の時は友だちに借りて読んだけど、結果的に自分で集めるために買ってしまったお気に入り作品。
再読にも拘わらず、
登場人物、こんなに多かったんだ!と驚きつつ読み進めていたら、お友だちからは
「今後もキャラ増えていくから」と。
超ウェルカム。
男爵家・次男アルヴィが奮闘する領地経営。
農地を開拓したり、街を作ったりする作業を追っていくのって、ホント楽しいんだよね。
でも、そもそもなんであんな荒れ地を褒賞として下賜されたの?
更に、「運命」を介して王族が絡み、祝福の謎が絡み、この先どんな方向に話が広がっていくのか。
楽しみでしかない。

キャラそれぞれの「ステータス」をアルヴィと一緒に確認するのが楽しい。
これを大概のキャラ分、著者は作ってるんだろうね。
何人分になるんだろう?
これまで読んできた作品でキャラが多かった作品は?と自問すれば
『グイン・サーガ』と『大水滸伝シリーズ』が瞬時に浮かぶ。





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「真夜中クロニクル」凪良ゆう(プラチナ文庫)

抱えたとてつもなく大きなハンデと
同級生たちの容赦ないいじめにより、
「あんこく」の中に引きこもっていたニーナ。
だけど、7歳年下の陽光との出会いが、彼の人生に「ひかり」をもたらすきっかけになる。
人生ってほんとままならなくて、乗り越えないといけない壁が次から次へと襲ってくる。
そんな時、大事な誰かの存在は乗り越えるための力になるし、
自分が成長する糧にもなる。
どんな状況下でもニーナへの想いを真っ直ぐに貫き通した陽光はかっこ良かったし、
一方的に陽光の想いを受けるだけだったニーナの気づきと変化もとても良かった。
言い換えれば、
人は誰かの想いを受けて、こんなふうに変わっていけるんだ、ということを目の当たりにでたことが本当に良かった。


メッチャ好みだったよー!とお伝えしたいお借り本。
ありがとう!読めてよかった。

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