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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「進撃の巨人」諫山創(マガジンコミックス)




別の視点から語られる、物語の始まりの時。
一巻を読んだ時の衝撃を思い出し、その時とは違った想いが胸を過る。
大人は策略を巡らせ、過去もそして現在も、
国を背負って戦うのが子どもたちだということが、やるせない。
潜伏は彼ら自身の意志。
目的のために積み重ねられた嘘。
交わらない二つの正義。
だけど、共に過ごした時間は嘘じゃない。
だからこそ、そこでかわされる会話が痛ましい。
そして、邂逅。
ここでか!と、鳥肌が立つ。
漸く交わった時間軸。
四年の時を経て、彼らは何を語る?
進み続けた者たちの見る未来は希望か、さらなる地獄なのか?

というわけで、やっと購入できました。
期待通り、ぐいぐい読んでしまう面白さでした。
予告が不穏で仕方ないんですけど!

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「肉食上司のシツケかた 」砂床アイ(ビーボーイノベルズ)



「なぜ信用した?」の問いかけに対する
「あんたが好きだった人だから」という答えがとても好き。
まぁ、信用した相手は最悪だったけど。
想いが錯綜すると、人ってとんでもない行動に出るものなのね。
あんなふうに他人を傷つけて貶めて良しとする……どころか、
離れた相手の心が自分に戻ってくるって思える心理が理解できない。
散々な目に遭いながらも、後ろ向きにならなかった有城の強さと潔さが好き。
むしろ今回は九条の方が余裕なかったかな?
最後のセックス、やさしくなーい!って思ったけど、
「幸せ」発言でプラマイゼロです。
とはいえ、不穏な雰囲気も立ち込めつつ……次巻へ。

「報酬が絡む以上、仕事として成立しなければ意味がない」
はい。この言葉、しかと受け止めました。
このシリーズは『アイしかた』→『シツケかた』→『トラエかた』
ナンバリングがないからわかりづらいけど、この順番で。

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「評決のとき 上巻」ジョン・グリシャム(新潮文庫)



娘を凌辱された父親の行動を、感情的には全否定はできない。
だけど、犯人を裁くのは法律のはず。
そもそも、裁判が始まる前に父親自らが銃を手にして犯人を射殺し、
最初からそれを無罪だと声高に主張できる社会がアメリカ?
人種問題以前の部分で、報復殺人が当たり前のように囁かれていることに、
首を傾げてしまった。
アメリカの法制度が詳細に書かれていて、その点は勉強になる。
弁護士や検事も慈善事業でやっているわけじゃないから、
顧客獲得や知名度をあげるために様々な工夫(?)をしていて、
その辺りも人間味があっておもしろい。
思うところ色々ありながら、下巻へ。

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「ゆきうさぎのおくりもの」レベッカ・ハリー(世界文化社)




冬は元気に雪遊び!
ところが、うさぎのピートくんのおともだちは、
みんな寒さに震えて早々に家に帰ってしまいます。
それは、クリスマスの前日の出来事。
そんな彼らにピートくんからの気持ちも身体も暖かくなる贈り物。
でも、彼らはピートくんに贈りものをなにも用意してなくて……
申し訳なく思うどうぶつさんたちに対するピートくんのこたえがとてもすてき。
最初のページから最後のページまでふんだんに散らされた
キラキラ光る銀の箔押しが、クリスマス気分を盛り立てます。
目に鮮やかで、読んで気持ちがあたたまる本。

姪っ子ちゃんのクリスマスプレゼントに☆
喜んでもらえるといいな~♪

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「肉食上司のアイしかた 」砂床アイ(ビーボーイノベルズ)

※画像出てきませんでした。


身体を壊してまで働くに値する会社?
気持ちを殺してまで忠誠に値する上司?
中にいると、なかなかクリアに見えなくて、
ただただ自分がすり減っていく。
転職に踏み切るか否か。
その決断のしどころは、年数を重ねる程難しい。
でも!
駆け引きしたり、弱みを逆手にとって縛ろうとする上司は
踏んづけていいと思います!
日々追い詰められていた有城をヘッドハントしようと近づいた九城。
強引だけど利己的ではなく、積極的だけど引き際を知っている。
何より、振る舞いが紳士且つカッコいい。
そして、ただ流されなかった有城のケジメのつけ方もカッコよかった。

お仕事部分に特化した一巻目。
それはそれで楽しいしおもしろかったけど、
次巻は二人の関係がどう進展するのか……ってところに期待していいかな?
楽しみ~♪
私は転職経験者だけど、転職の瞬間はホントエネルギーいるなーと振り返って思うわ。
若かったから勢いで方向転換できた部分もあったかな?
でも、一社目で引き受けざる得なかった仕事量が半端なくて、
今の会社はどんだけ忙しくてもそこまで忙殺されることってないから、
楽だな~と。
ブラックな比較対象があると、いいことあるね(笑)
あ、一社目の会社の人たちとも、今も仲良くやってますよ~。

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「愚か者死すべし」原尞 (ハヤカワ文庫 JA)



事の発端は一つの事件……というよりも、成立しなかった仕事の依頼だった。
依頼主を警察署に送り届けて、沢崎のできることは終わるはずだった。
だが、そこで起こった新たな事件が、彼を渦中に巻き込んでいく。
新シリーズになっても、沢崎の在り様は変わらない。
彼はただ、自らの信念に基づいて行動している。
誰にも日和らず、何にも眩まない彼の平静さがとても好ましい。
そして、プロットの緻密さと登場人物の魅力で
最後まで読ませる作者の作風も変わらない。
糸の絡まり具合とその解き方が絶妙。そして読後に残るやるせなさ。
とても充実した読書時間だった。

今作が現状では彼の最後の作品である事実が残念でならない。
ラストの啓子の台詞が今後の彼の著作との決別を暗示していたと思えてしまったことが寂しい。
まだ読みたい。
そんな想いが沸々と滾る。
あとがきに代えての「帰ってきた男」
これがまた、最高だった。
彼が彼の依頼人になったら?想像して大笑いしちゃいました。
シリーズを譲ってくださった読友さんに感謝。
本当にありがとうございます!

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「夜が明けるなら ヘル・オア・ハイウォーター3 」ジェイクス (モノクローム・ロマンス文庫)



過去と真っ向から向き合い、目を背けることなくいずれ訪れる未来を語る。
ようやく聞けた愛を囁く言葉に、私も彼と一緒に固まってしまった。
そして、あまりにも切ない誓いの言葉。
だけど、大丈夫だと。
彼等にとってはお互いが終着点なのだと思わせてくれる絆の深さが培われていることに安堵する。
ガチンコのハードボイルド展開。
任務の最中にも、セックスの最中にも
「くそったれ」を連呼する彼らが、半端なくカッコいい。
命懸けで過去を清算しようとする男たち。
散るためではなく、過去を断ち切り、未来を切り開くために。
過去はすぐそこまで迫ってきている。
願わくは、誰一人、欠けることのない決着を。

アクションはかっこいいわ、セックスはかっこいいわ、
挿絵が何度眺めてもドキドキするほどかっこいいわ、
当然トムもプロフィットも仲間の男たちもかっこいいわ。
ヤバいくらいのかっこいいがテンコ盛り。
次巻で決着……なんだよね?
期待して待ちます!




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「「がん」では死なない「がん患者」 栄養障害が寿命を縮める」東口高志 (光文社新書)



インパクトのあるタイトルだけど、
著者の言いたいことは、がんに限らず
「いきいきと生きるためには、食べることが大切」
この言葉に尽きる。
日々の口から摂取する食事がいかに大切かということがとてもよくわかる。
そして、病院での栄養管理は確かに充実しているとは言えないなぁ、と、
自分が抗がん剤を投与されていた時のことを振り返って思ってみる。
あの時は若くて体力もあったから、ひたすら食べずに吐き気を乗り切る方法を選択したけど、
それじゃダメ。
とにかく口からちゃんと食事をとること。
それができない場合は、どうすれば食べられるようになるかを指導してもらうこと。
かなり参考になる本でした。


乳がんの手術を受けて退院した後に色々調べてみたら、
乳がんには「こういう食事はよくない」「こういう食事の方がいい」というのが
皆様主張していることも、統計データが示していることも概ね一緒で。
でも、それって病院ではまったく触れられることもなく(学術的に根拠がないから?)
なんで教えてくれないのかな?と思ったことがありました。
とりあえず、日々美味しくお食事をできることの幸せを噛みしめつつ。
最後まで美味しく食べ続けたいと思いつつ。
症例であげられた「奇跡のヒンズースクワット」のおじいちゃんにあやかりたいわ。
そうそう。バランスの良い食事の他に、刺激を受けることも大事だそうです。
読書をしていると色々な刺激がありますよねー。





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「さらば長き眠り」原尞 (ハヤカワ文庫JA)



シリーズ第一期完結に相応しい集大成。
前巻から経過した400日の時間の分だけ、
沢崎の、そして周囲の人たちの歩んだ人生の軌跡がある。
それが垣間見れたことが、彼をより身近に感じられて嬉しい。
再び事務所に戻った戻った沢崎に持ち込まれた依頼。
彼はただ、真実を追求しようとしただけ。
本当のことを知ろうとした彼は、たとえ、それを暴くことによって
傷ついた人がいても、重荷に感じる必要はない。
それは、彼の咎ではないのだから。
だけど、どうしても振り払えない寂寞。
最後まで気を抜くことを許さない面白さ。
そして、添えられた僅か十数頁の短編が相変わらず絶妙だった。


警察、そこちゃんと確認するよね?
と、突っ込みたい部分がひとつだけあったけど、
それが些細な事と思えるくらい、読み応えのある作品でした。
淡々と己の仕事に取り組む沢崎が渋くてかっこいい。
ヤクザの橋爪たちとの関係は、相変わらずどこか愉快。
まぁ、そんなこと言ったらどちらからも嫌な顔されるんだろうけど(笑)
時間は淀みなく流れている。
短編までを読み、改めて、そう思わせてくれた終幕。
たゆたう流れの先で、また会おう。
そんな期待を込めて、頁を閉じる。








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「黒衣の税理士」海野幸



会社の経理に留まらず、経営そのものがずさんなヤクザのフロント企業で働く
やる気のまったくない社長以下従業員4名。
そんな彼らに経理のイロハを教えようとする税理士・玲司。
人間、本気でやる気になったらなんでもできるんだな、とは思うけど、
そのやる気の引き出し方が素晴らしかった。
心の籠っていない言葉に人は動かない。
「わかってるんですか?貴方ヤクザなんですよ?」
だからのし上がれ、と。
その身を浪費するように生きてきたヤクザ・加賀美に対する
税理士・玲司からの、まさかの方向からの発破掛け。
そこから見事に再生した加賀美はカッコよかった。

ラブ要素よりお仕事要素の方に重きを置かれた作品。
メッチャ利益を生み出せる会社になるといいなぁ。
人材はそろってると思うの。
今後の彼らの成長に乞うご期待☆
そして、やっと始まった二人のラブの進展にもやっぱり期待しちゃうよね。

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