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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「龍と竜~銀の鱗~」綺月陣(ガッシュ文庫)



次郎と颯太の歳の差カップル(まだ未満)。
甘えの延長にある幼い恋心かと思って読み始めたけど、
その気持ちの底にはもっと深い事情があったことが、しっかりと伺える。
颯太がうっかり覗き見てしまった龍一郎と竜城のセックス。
愛し合う二人の目線の間に自分がいない疎外感。
ふわっとした展開ではなく、しっかり地に足のついたリアル感は読みごたえ十分。
強面ヤクザの次郎の苦悩はなんだかお気の毒。
次郎の腕の中の颯太が竜城と龍一郎がやりとりをしたメール。
この三人はまぎれもなく親子なんだと。
実感できる愛情に溢れていて、とても良かった。
龍一郎との養子縁組を断った竜城の主張がとても好き。

「じろちゃんじゃなきゃイヤ」ではなく「じろちゃんしかイヤ」
これ、ホント最強の殺し文句。
私はちっちゃい子供に「多分絶対に無理だってわかってるけど、
サンタさんにどうしても欲しいってお願いしたいものがあるの」
「なに?」
「みやこちゃん!」
と言われてメロメロになりました。
そんな内心を押し隠した私の返事は
「あ、それは無理だね。二番目のお願いにしておこうか」でしたが(笑)






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「進撃の巨人 23」諫山創(講談社コミックス)




壁の向こう側の正義は「鎧の巨人」を主軸に置いた物語。
何のために戦うのか?
もはや、問いかけることに疲労感を覚える。
殺したいから戦う人間はそうはいない。
守りたいもののため。自由を勝ち取るため。
虐げられた国の民のため。
それを手に入れるために必要なのは、「敵」と認識した者たちの命。
「向こうにいる敵、全部殺せば俺たち自由になれるのか?」
とは前巻のエレンの台詞。
「あの島に住む悪魔共さえ消えてくれればみんな幸せになれるのに」
とは今回のライナーの母の台詞。
どうにもやるせない想いを抱えたまま、次巻へ。

漫画を読んでいる気軽さは微塵もなく。
イロイロ考えながら読まされました。
これは彼らの物語。
双方向からの言い分を突きつけられれば、
何が正しいとか何が悪いとか私が結論付けられるわけもなく。
ただ次巻を手に取る日を待つしかないのよね~。
とりあえず私はリヴァイに逢いたいです。


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「龍と竜~白露~」綺月陣(ガッシュ文庫)



竜城を力でねじ伏せようとした龍一郎には腹が立ったけど、
ヤクザの流儀の中で生きる彼の最大限の譲歩を見せられ、
彼の竜城との恋愛に対する本気度を理解する。
とはいえ、読み進める程に棲む世界が違う相手との恋愛がどういうものなのか、
しみじみと身につまされる。
理解することと感情が受け入れる事とは全く別で、
それでも、ヤクザの龍一郎と添い遂げようとする竜城の覚悟。
お互いに向けあった愛情ありきの覚悟に感じた漢気。
龍一郎を理解しようと揺れる竜城の心の動きが丁寧に描かれていて、
思いっきり感情移入してしまった。
この先は波乱万丈でもバカップルでいてほしい。


母親は選べない。
そのことを不幸だと感じる子どもがいること。
そして、そんな子どもが母親に愛されたいと願う描写は何処で何度読んでも辛い。
個人的にはカフェの件はちょっと都合が良すぎるかなぁ、と思いつつ。
心にひっかかりがあったら、電話するかなぁ、とも思いつつ。
若干モヤモヤを引きずりつつ、ああ、でも良かったね!というところに着地しました。

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「楊令伝12 九天の章」北方謙三(集英社文庫)



今、自分が二本の脚で立つ現を夢となぞらえる彼の言葉が、
なんだか淋しい。
彼が願ったものは、今在る現の継続。
憂慮を断つために、彼は夢に想いを託して逝ってしまった。
北でも南でも燻る火種。そして暗躍。
真の安寧は遠い。
かねてからの同志が一人、また一人と旅立っていく。
この戦乱の世を全力で生ききったのだと、自らに胸を張って。
抱えきれないほどの想いを託され、
その想いに過分に応えつづける器の大きさと力量を備えていたことが、
楊令にとってどんな意味を持っているのか。
それを決めるのは、もう少し後の時代を生きる者たちなのだろう。

食事の作り方、トイレ事情、そういったところまで語られるから、
彼らがより身近に感じられてならない。
物語は終盤。
読み終えることが淋しいような気持ちを抱きつつ、
彼らの物語を見届けます。


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「地下室の手記」ドストエフスキー(新潮文庫)



なんてめんどくさい男なんだろう、と思いつつ読み進める。
人生を息苦しいものにしてしまっているのは、自分自身。
見栄を張ることも虚栄心を持つことも負けん気の強さを発揮することも時には大事。
だけど、度が過ぎるとただひたすら鬱陶しい存在になるだけ。
そして気づけばひとりぼっちになってしまう。
時に一歩引き、或は素直にならなければいけない局面もある。
俺が俺が俺が!が全面押しだと、理解しようという気持ちが萎える。
自尊が高いくせに自己を卑下し、他人を見下しつつ、
構ってほしい、認めてほしいという気持ちが抑えられない。
そんな孤独な俺様が記した手記。

「え?別に…」「ん?だから?」「御勝手に」
私からのレスポンスは一貫してこんな感じで、
投げかけられる問いにまったく相容れなかった。(笑)
素直になれなかったり、思ったことと逆のこと言っちゃったり。
それは私にもある。全然ある。
だから理解できる部分がないわけではない。
でも極端すぎて「あ、めんどくさい」と、なりました。
【ガーディアン必読 55/1000冊】


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「龍と竜」綺月陣(ガッシュ文庫)



幼い弟・颯太を一人で育てていこうと、懸命に頑張る竜。
肩ひじ張ってるとか、意地になってるとかではなく、
ただ懸命に地に足をつけて出来ることを頑張っていこうという気概がいい。
差し出され手にも安易に縋らない。
そうやって一生懸命頑張ってる人に何すんのよ!?と、
思いっきり憤慨したくなる規格外の嫌がらせ。
これはもう、一般人は太刀打ちできないレベルだわ。
エコヤクザと言いつつ、龍の本質はガチの極道。
だけど、家族愛に溢れた温かい一面もあって、颯太とのふれあい方には思わず笑顔になってしまう。
一貫して貫かれていた龍の竜に対する深い想いと、竜の潔さと漢気に惚れ惚れしました。
続が楽しみ☆

完全に読友さんのレビューに引きずられてのシリーズ読み。
まだまだ続きがあると思うと楽しみですね~。
次郎さんの土下座にはなんだか胸を突かれました。


内容(「BOOK」データベースより)

「いきがるな。もっと俺に甘えろよ」両親を亡くし、幼い弟と二人暮らしの乙部竜城は生活のために掛け持ちでバイトをしている。昼のバイト先・カフェで知り合った常連客が市ノ瀬組幹部・石神龍一郎と知ったのは、夜のバイト先のホストクラブ。トラブルに巻き込まれ怪我をした竜城を自宅まで送ってくれたのがきっかけで、石神は何かと理由をつけてはアパートにやってきた。人に頼るまいと肩肘を張っていたはずの竜城だがその優しい一面に心を奪われて…。

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「世界で一番の贈りもの」マイケル・モーパーゴ(評論社)



旅先で出会ったなら、良き友になれたかもしれない。
会釈を交わしてすれ違っただけかも。
或は、一生交わることのなかった点と点。
戦場で出会ったなら、銃を向けあい、命を奪い合う。
これは、そんな戦場で起こった奇跡の物語。
聖なる夜の贈りものに相応しい奇跡。
たとえ、その時かぎりでも、その日が存在したことが嬉しい。
そして、その日が続いてくれることを祈りたくなる。
「あなたの声、大好きよ」
その言葉を受けるべき人は、いまはもういない。
だけど、その想いを運んでくれた人がいる。
それもまた、優しさが引き起こした奇跡。
世界に平和を。
それが無理なら、せめて笑顔を。

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「昨日の敵は明日の恋人」綺月陣(プラチナ文庫)



あまりにもスマートでスタイリッシュすぎる一目惚れ展開。
即日ベッドインしての、熱烈な愛の告白。
この流れでの半端ない説得力は素晴らしすぎる。
お互いに大きな仕事を任される有能な社会人。
大人同士の甘くて濃密な愛を展開していくかと思いきや、
降って湧いた波乱のおかげでガチンコのケンカップルへ。
口ではどんだけ尖がってても、身体は好きオーラ全開のメイクラブ。
勝手にやっちゃってちょうだい、と、苦笑しつつ、
最後は禁句を発したタキのおかげで一世が泣かされる胸苦しい展開へ。
夏目先輩、グッジョブ。
雨降って地固まった二人は最強のライバル兼最愛の恋人でした。

紺野けい子さんの挿絵が素晴らしい♪
漫画を再読したくなりますね~。
潰しあうんじゃなくて、切磋琢磨する会社関係。
理想的過ぎる。
楽しく読了。



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「もしも、エリザベス女王のお茶会に招待されたら?」



タイトルに惹かれて手に取り、表紙の可愛さに目を奪われ、
中味の優雅で美味しそうな写真の数々にお持ち帰り。
さながら、英国のサロンに迷い込んだかのような気持を味わえます。
マナーに関しては、知っていること、知らなかったこと、知っているけど実践できていないこと。
各種様々。
最近はお友達をお迎えしても「手間なし簡単!」に偏りがちだったことを、
心の底から反省しました。
次回、頑張るね。
気を抜くと姿勢がダラッとしがちなのも反省。
うん。これも頑張る。
……と、各所で反省しつつも、数々の素敵な写真に目の保養な一冊でした。
アフタヌーンティしに行ってこないと☆

応募券が入っている光GENJIのCDを買っているのに、
「当選者には好きなメンバーから電話がかかってくる」企画に応募しなかった友だち。
「せっかくなんだから申し込んだら?」と言った周囲に対して、彼女曰く。
「何言ってンの!応募できるわけないじゃん。樹生から電話かかってきたら、
挙動不審になって変な対応しかできなくなっちゃう!そんな自分見せられない!」
誰もがダメもとで、と思っていた中、彼女一人が当たったことを想定して行動していたわけで……
目から鱗で感心した20年くらい前(笑)
このタイトルからそんなことを思い出しました。



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「明日の静かなる時」北方謙三(光文社文庫)



黙々と身体を鍛え続ける吉野。
60を超えた身で見据えるのは男の矜持。
一矢報いたい男がいる。
どんなハードボイルドな展開かと思ったら……
還暦を越えたオジサマ方の傍迷惑な大ゲンカ。
巻き添え喰らった多田の腹の据え方が好き。
奥様への遺言が予想外すぎてちょっとよろめいてみた。(死んでません)
どんな状況でも野崎のスタンスは変わらず、
自分の身体を鍛え上げることに対してストイック……というよりもM?。(違います)
「安静とは医者が言うことで、探偵が言うことではなかった」
渋い。とても渋い。
この先、関島がどう係ってくるのか。
わくわくしながら次巻へ。


真理子は吉野に好意を持っていそうだし、だったら
養女が愛人でも血がつながってないんだから別にそこまで大きな問題ないんじゃない?
と、思ったわけですが。
読み進めていって、あ、問題アリだ、と思った吉野の倫理観。都合良すぎ。
好意を持っていそう、というよりも、持っていた、なんだね。
吉野の行動に共感できなかった分だけ、物語とちょっと隙間ができてしまった気がする。
そしてつくづく思った。
北方の料理描写は梁山泊につながる。(笑)


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