忍者ブログ

きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「GIANT KILLING 44」ツジトモ(モーニングコミックス)



「できるかできないかじゃねぇ。やるしかねぇんだ」
彼らはその言葉に奮い立たされる。
あと半歩、あと0.5秒の先を求めるETUの選手たち。
「俺のことを信じろ」
そう言った達海に対する絶対的な信頼。
サポーターとの一体感に、最初の険悪だったころを思い出して胸が震えた。
生き急がなくていいんだと、持田には言ってあげたい。
誰か、気づかせてあげてほしい。
終わりを想定したサッカーをする必要なんてないんだってことを。
試合は佳境。
どうしようもなくドキドキしたまま決着は持ち越し。
予告の持田に半泣き。
ちょっと、続き早く~~!!!

個人的には王様vs王子でテンションダダ上がり。
ザッキーの「王子に殺されるぜ」でかつての萌え再燃で昇天。
くらくらしました。(笑)
ウチの本部長は「モチベーションは自分であげるものだ」と
期首会議でおっしゃっておりましたが。
とりあえず、この巻読んで!と言って差し上げたい。
モチベーションを引き上げるのも、上司の役目の一つだと思うのは甘えなの!?

拍手

PR

「裏切りの代償 ~真実の絆~」六青みつみ(リンクスロマンス)



小さい子を「寂しい」って泣かせたらダメだと思うの。
甘えたい気持ちを我慢させちゃダメだと思うの。
何より、あんな可愛い盛りの子をほっといちゃダメだよね!?
というわけで。
リオンにはなんかいっぱいダメ出し。
そんなんだから、変な奴に付け入る隙与えちゃうんだよ!
挙句「僕の命は君にあげる」と。
「馬鹿かっ!」と叫んだアルティオと同じ言葉を叫びたい。
とはいえ……前半はアルティオがやるせなくて泣き、
後半は自業自得だと思いつつ、リオンがやるせなくて泣き…でした。
包容力のある聖獣に育ったアルティオ。
淋しかった幼少期の埋め合わせは、これから存分にしてもらうといいと思う。

シリーズ一気読みってホント楽しい。
そして、こんなほんわりした話もあったんだ!と、
六青さんに対する印象がちょっと変わりました。
それなのに……「忠誠」シリーズにつながる「光の螺旋」シリーズ。
久しぶりに読み返そうかな?どうしようかな?と、チラリと揺らいでみました。
せっかく変わった印象が戻っちゃう?(笑)
貸して下さったお友達に感謝。
ありがとうございます!

拍手

「楊令伝11 坡陀の章」北方謙三 (集英社文庫)



いま、語られる楊令の夢。
明確な形を持ったその夢の実現へ向けて、着々と進められる準備に胸が躍る。
驚異的な成長を遂げた秦容。
秘めた力は未知数。
彼のこれからについては期待しかない。
胸の内に傷を抱えながらも、ほんの少し笑えるようになった花飛燐に安堵する。
平穏の中にあって、戦いを望む男たち。
違うか。
研ぎ澄まされた牙が鈍るのを恐れる男たち。
彼らは知っている。
道はまだ半ば。平穏はいつまでも続かない。
そして、いよいよぶつかり合う力と力。
あなたに崩される梁山泊ではない、と、私は心の中で呟いてみる。

解珍の秘伝のたれ。
これがもう、たまらなく気になって仕方がない。
そして、こっそり独り言。
私、岳飛苦手なんだよね。
この想いが最後に覆るかしら?


拍手

「彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~」六青みつみ(リンクスロマンス)



一人で生きていくための手段と糧。
「聖獣」がなんであるかもわからないままの、手探りでの子育て。
本能的な誓約。
世界観の作り込み方が半端ないから、
必死になって生きていく彼らの姿が、リアルに目に浮かぶ。
互いの存在だけをよすがに積み重ねられた歳月。
守り守られ、懸命に生きてきた彼らの「在るべき場所」への帰還。
心無い者たちのおかげで人間不信に陥ったキースが、
宮廷の者たちに心開いていく様は心地よかった。
フェンリルの子供じみた独占欲がちょびっとめんどくさいと思いつつも微笑ましい。
お約束になってきた葛藤は、先輩たちに導かれて無事解決。
ほんわり読了。

シリーズ4作目。
前作の面々が随所で顔を見せてくれることが嬉しい。
「寝るの?」「そうだ」「まだ昼間だよ、眠くない」「そっちの寝るじゃない」
この会話、ものっすごく可愛かった。











内容(「BOOK」データベースより)

帝国生まれでありながら密入国者集団が隠れ住む『天の国』で育ったキースは、聖獣のことも騎士のことも知らずに育った。生来の美貌のため、キースは幼い頃から性的な悪戯を受けたり襲われたりすることが多く、人間不信に陥っていた。そんな折、成人の儀式で光り輝く繭卵を見つけ大切に保管する。数年後、孵化した聖獣に驚くキースだが“対の絆”という、言葉も概念も分からないまま誓約を結び、聖獣をフェンリルと名付け、育て始めるのだが―。

拍手

「奪還の代償~約束の絆~」六青みつみ(リンクスロマンス)



キリハに対する情欲をあっさり認めた皇帝・ヴァルに対して、
リグの忍耐強いことといったら!
でも、カイエの過去の辛い体験を思えば、自制せざるを得ないよね。
今風な言葉でいえば、虐待やネグレクトに近い扱いを受けていたカイエが
あんなにも素直にまっすぐに育ったことが奇跡。
それも、いつか出会えるリグの存在を信じて意識下の擬態で身を守り、
リグも同じように出逢いを信じてカイエを探しつづけたおかげ。
彼等の絆の強さと、モフモフっ子たちの可愛らしさに、ほんわり和みました。
身体をくっつけて言葉を交わすとか、
プスゥ…プスゥ…っていう寝息とか……たまらなく可愛い。

上昇志向結構。
成りあがりたいならそれに見合う努力をすればいい。
だけど、そのために誰かを犠牲にしたり陥れたりなんて言語道断。
それがまかり通ってしまうのも人の世って、なんかやるせない。
でも、頑張った彼らがちゃんと認められて本当によかった。
なんだかんだあっても、ほのぼのしい読後のお借り本。

拍手

「青春は美わし」ヘルマン・ヘッセ(新潮文庫)



それは、淡く美しく、成就しない恋。
澄み切った余韻をどこまでも引きずりながら、
小さな痛みを胸に宿す。
決して穢れることのない、青春の思い出。
収録作品二編共に描かれていたのは、儚い恋。
ふわり、と、たゆとい、形を成す前にあえかに霧散する。
だけど、確かにそこにあった想い。
特に『ラテン語学校生』
当事者である主人公はまだ10代半ば。
彼の瑞々しい感受性がキラリと光る。
そして、最後に彼が目にした揺るぎのない愛。
実らなかった初恋の代償として得たものは、とてつもなく尊いものだった。
やさしく紡がれるヘッセの物語。爽やかに読了。

蛇足ながら付け加えれば、
主人公が若干思い込みが激しいところも二編の共通項。(笑)
数年帰らなくとも、あたたかく自分を迎え入れてくれる故郷がある。
それがどんなに喜ばしく、素晴らしいことなのかが伺える。
だけど、次の帰郷の時に彼女はいないのかな?
たった一行のとても気になる描写が引っかかって仕方がない。

拍手

「誓約の代償~贖罪の絆~」六青みつみ(リンクスロマンス)



馬鹿だよね?ホントに馬鹿だよね?
と、ギルのことを詰りつつ。
偽りを真実と信じて育てられてしまった彼自身も、結局は被害者……と思いつつ。
だけど、やっちゃいけないことってあるよね?と憤慨。
生みの親より育ての親だと思ってる。
大切なのは、二人で過ごした時間。
だから、二人の絆だって本物に成り得たはず。
二人で積み上げた時間を台無しにしてしまったのは、全部ギルの咎。
振り回された挙句に人生そのものを台無しにされたリュセが一番の被害者。
と、想いながらも、そうじゃなかった結末に泣き続けるしかなかった。
「約束を守ってくれた」とナーバイに飛びついたリュセ。
この先の二人は絶対に道を間違わないと確信できるラストが嬉しい。

この展開。
狡いなーと思いつつ、良作だとも思うのです。
葛西さんのイラストがとても素晴らしかった。
暫く余韻に浸っていたい読後。


拍手

「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎(新潮文庫)



そこに在るだけで人々に安心と安寧を与える絶対的な存在感。
彼は、変わらずにそこに在り続けるはずだった。
そんな彼の喪失による人々の悲しみと困惑に、
彼がどれだけの求心力を持ってそこに在ったのかが伺える。
そして、知る。
人々の導き手であった彼自身の哀しみと絶望を。
やさしいだけではなかった、彼の想いを。
わずか数日のうちに起こった、あまりにも濃密な出来事。
思わず泣きたくなったのは、誰の想いにシンクロしたのか。
無駄なく散りばめられたピースがカチカチと嵌りこんでいく小気味よさ。
風にのって漂うその調べに想いを馳せながら、
顔も知らない彼の笑顔が脳裏に浮かんだ。

前言撤回。
初読の時に抱えた苦手意識が完全に覆った再読。
出し惜しみなく展開される伊坂ワールドにどっぷり嵌りこんでの読了。
面白かった。
仕事で牡鹿半島の荻浜とちょっとご縁があった今日この頃。
シンクロっぷりに今読むタイミングだったのかなーと。
これも優午の知り得た未来かしら?
……なーんてね。(笑)



拍手

「エルマーと16っぴきのりゅう」



無敵に強くて、カッコいい存在だと勝手にイメージしてしまっているりゅうに対する認識が
ひっくり返りそうになるシリーズ。
彼等は穏やかで、和を好み、そしてやさしい。
自由の身になり、漸く家族のもとへ帰ったりゅうの子が目にした家族の大ピンチ。
助けてくれるともだちは、エルマーしかいない!
そんなわけで、りゅうの子供は決死の覚悟でエルマーの元へ。
前半はりゅうの子どもの大冒険。
後半はエルマーと協力してのりゅうたちの救出劇。
人知れず進行する活劇に、ワクワクしっぱなし。
夜明けとともに彼らは砂の彼方へ。だけど、友情は永遠に。
三冊に渡った彼らの冒険は、これにて終幕。

色とりどりなりゅうたちの描写に想像力をかきたてられてうっとり。
挿絵が白黒なのが残念だけど、逆に、これ、自分で色塗ったらどうだろう?という
チャレンジャー精神がムクムクと。
子供の頃、そうやってぐしゃぐしゃにしちゃった本、何冊もあるのにね。(笑)
姪っ子ちゃんや甥っ子ちゃんと一緒に塗ってみようかな?
とても楽しそう。



拍手

「忠誠の代償~聖なる絆~」六青みつみ(リンクスロマンス)



世界観の作り込み方が半端ないところが、さすが六青さん。
腕の立つ皇子と愉快で粗野な仲間達の組み合わせは私的に大変好み。
そんな彼らの中で奔放に育ったキリハ。
運命に翻弄されのではなく、
運命を切り開いていった感じがとても良かった。
キリハの成長を見守り続けたヴァルクート。
キリハに対する想いを自覚してから
「そのあたりから口説きはじめればいい」と腹を括るまでの
短い葛藤には、思わず笑みが零れてしまった。
どんな立場や状況に置かれても、
自分を見失わずに毅然としていたヴァルクートが、
キリハに対してだけ不器用になっちゃうところは愛だよね、愛。


隊を整えていくための基本の基本は食事と糞尿処理。
そして適材適所の配置。
なんだか梁山泊の最初の頃を彷彿とさせられました。←北方脳(笑)
読み応え抜群なお借り本。続きも楽しみ~☆

拍手

  

カレンダー

12 2026/01 02
S M T W T F S
3
5 7 9 10
13 14 15 17
19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

フリーエリア

プロフィール

HN:
みやこ
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R

Copyright ©  -- きままに読書★ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]