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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「きみは僕に愛を突き刺す 完結編2」紅井採乃(ダイヤモンドコミックス)




自らの手で柵を断ち切ったリザード。
自らの身を弾丸の前に晒したデニス。
彼の心はどこまでもアイクに寄り添ったまま。
ジャスティンの叫びは彼に届くのかな?
そしてレナード編。
僕には天使の記憶がある。
ねぇ、キミは誰?
そして、ドレイクが大切にしつづけた天使がいる。
共有する天使の記憶で二人は奥深いところでつながっている。
僕に愛を説いたのは誰?
ガブリエルの計らいで、結局は惹かれあう運命だったんだよね?と信じたくなる。
誰にも告げることのできなかったドレイクの哀しみ。
だけど、レナードは天使の存在を忘れていない。
二人がエルについて語れる日は多分こないんだろうけど。
くるといいなーと、涙ぐみながら思ってしまう。

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「なんか、淫魔が恋しちゃったんですけど」松雪奈々(シャレード文庫)



オヤジ妖精にとり憑かれ、
生きるか死ぬかの瀬戸際のセックスから始まった美和と渡瀬の関係。
そりゃあ、山積するよね、という気持ちの問題が双方から噴出し、
美和の決断と渡瀬の叫びにまさかうっかり泣きそうになるとは!
でも、今回の騒動を通して美和と渡瀬の想いは、
揺るぎないものになったと思うの。
わからないことをわかったふりしない美和のスタンスが好き。
そして、わかってくれ、と押し付けなかった渡瀬もカッコいい。
オヤジ妖精の恋はまさかの展開。
橋詰は私の想像をはるかに上回るスケールの男でした。(笑)
なんとなく篠澤が哀れに思えるあのイラストは反則。
最後は笑って大団円。楽しく読了。

オヤジ妖精に喰いついてくださった皆様。
ありがとうございました。(笑)



内容(「BOOK」データベースより)

二度あることは三度ある!?はたまた三度目の正直か―!?温泉で別れたはずのオヤジ妖精がまたしても美和の前に現れた。どうやら美和の同期にして超イケメンの橋詰にマジ恋したらしい。美和を橋詰に接触させたくない渡瀬とは喧嘩してしまうし、身勝手なオヤジは性懲りもなく美和にとり憑くしで事態は複雑化。そんな中、三日に一度の性交を強いられる美和のため、渡瀬は鬱屈した思いを抱えながらも協力しようとするが…。なんと渡瀬が原因不明のEDに…!?美和最大のピンチが訪れる。

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「三人の悪党 きんぴか1」浅田次郎(光文社文庫)



刑務所帰りのヤクザ。独りクーデターからの自殺未遂の自衛官。収賄の罪を被った政治家秘書。
世が世なら大物になった(かもしれない)傑物三人が、
「四課は桜の代紋を背負った極道だ」と論ずる定年を迎えた警察官に導かれ
邂逅を果たす。
破天荒な人情話であり、悪を成敗する話でもある。
笑っているうちにホロリとさせられたりしながらも、
結局は痛快に読めてしまうところが、浅田さんだなぁ、と思う。
所々に差し挟まれた二組の親子の姿と、広橋の家族の姿が印象に残る。
軍曹のサイズに合う帽子と靴を探しに行くピスケンの優しさが好き。
次巻で三人がどんな騒動を引き起こすのか。
とても楽しみ。


病院に搬送されたときどんな下着を着けているか?
これって、実はメッチャ重要ですよね~。
「日の丸はパンツの柄には適し得ない。
意匠の中心を正面に持って来れば猥褻。
後部に持って来れば、猿である」
読み始めた直後から大笑いでした。




内容(「BOOK」データベースより)

阪口健太、通称ピスケン。敵対する組の親分を殺り13年刑務所で過ごす。大河原勲、通称軍曹。湾岸派兵に断固反対し、単身クーデターを起こした挙句、自殺未遂。広橋秀彦、通称ヒデさん。収賄事件の罪を被り、大物議員に捨てられた元政治家秘書。あまりに個性的で価値観もバラバラな3人が、何の因果か徒党を組んで彼らを欺いた巨悪に挑む!悪漢小説の金字塔。

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「きみは僕に愛を突き刺す 完結編1」紅井採乃(ダイヤモンドコミックス)



ジャスティンの抱えた絶望と、叶わぬ恋を知ったデニス。
だからデニスは、ジャスティンの背中に腕を回す。
お互いに欠けたものを補いあう行為に、安堵したかのように。
この物語で語られる男達の愛のベクトルはあまりにもままならなさすぎて、切なくなる。
同時掲載はレナードの過去の物語。
凌辱された一週間が、解放された後も彼を支配し続ける。
おひさまのような笑顔とぬくもりをレナードに与えてくれた彼が
レナードを救うために巻き込んだのがドレイクだった。
ここにもまた、やるせない事情がある。
「愛してるよ」
この言葉に、泣きたくなるくらい胸が締め付けられるの。

それにしてもドレイク、メッチャカッコいいんですけど。

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「きみは僕に愛を突き刺す 情動編」紅井採乃(アクアコミックス)




あなたがいるから、強く在れる。
それが、リザードにとっての、ジェイという男の存在。
暴かれた犯罪。
満身創痍のリザードは、これからどう戦うのか?
刻んだ刻印が、彼を奮い立たせてくれることを期待する。
立ち去るラウルの背中に手を伸ばすことのできないデニス。
互いを知りすぎている二人の時間は、どうしたって先に進まない。
わかってるから、縋れないんだよね。
少しずつ明かされるレナードの過去。
同時に、ドレイクがレナードに拘る理由も少しずつ明らかになっていく。
幸せってなんだろう?
思わず問いかけたくなりながら、完結編へ。


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「きみは僕に愛を突き刺す 新章2」紅井採乃(アクアコミックス)




ジャスティンの機転で傷つきながらも難を逃れたデニス。
「生きていたくなんかない。一緒に死にたかった」
彼の心からの言葉は、男たちの心を抉る。
アイク。
求める男のぬくもりを感じることは、永遠にできない。
リザードは兄の呪縛から逃れようと、運命に必死で抗い、
ジョーゼフに知られた事実で、レナードの心が揺らぐ。
ドレイクはレナードの過去を知っている。
過去に捕らわれた男が、ここにも一人。
描き下ろしはアイク×デニス。
とても幸せな物語かと思ったのに。
どう頑張ったって、現実は変わらない。
「早く僕を迎えに来て」
彼の願いも、終始一貫して変わらない。

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「きみは僕に愛を突き刺す 新章」紅井採乃(アクアコミックス)



アイクを失った悲しみを引きずったまま、
存えている自分を責めるデニス。
指輪を埋めてしまったことは、彼の心がアイクと共に在りたいと願っていることの証。
デニスの過去を知っているが故にキスができないラウル。
何も知らないから強引にキスをしたジャスティン。
ラウルの優しさがとても切ない。
知らないが故に何もかもをぶち壊しそうなジャスティンの激しさにハラハラする。
そんなジャスティンは兄、クリスとの間に確執を抱え、
レナードはドレイクに苛まれる。
誰もが、傷を負いながら、生きている。
キャロラインはその傷を抉った結果を見届けなければならない。

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「武器よさらば」ヘミングウェイ(新潮文庫)



第一次世界大戦下のイタリアで出会ったアメリカ人青年と、イギリス人女性。
酷く過酷な状況下で、それでも、時に笑顔を向けあいながら向かった彼の地で
彼らは幸せになるはずだった。
何度もささやきあった愛の言葉。
それなのに、心に残るこの喪失感とやるせなさ。
戦場での兵士たちの陽気な会話。
戦場の中に在っても、恋に落ちる者もいる。
戦争の中にも、生活があるのだ。
と、同時に、戦場の中では命はいとも簡単に失われ、
理不尽な思いを強いられる。
戦争は悲劇しか生み出さない。
それを、改めて突きつけられた。
フレドリックに降り注ぐ雨は、いつかは止む。
けれども、失ったものは決して戻らない。


「戦闘に勝ったからって、戦争に勝利することはできない」
色々と考えさせられる言葉。
え、ちょっとぉ!という、読後の放り出され感が半端なかった。
【ガーディアン必読 51/1000冊】

内容(「BOOK」データベースより)

苛烈な第一次世界大戦。イタリア軍に身を投じたアメリカ人青年フレドリックは、砲撃で重傷を負う。病院で彼と再会したのは、婚約者を失ったイギリス人看護師キャサリン。芽生えた恋は急速に熱を帯びる。だが、戦況は悪化の一途を辿り、フレドリックは脱走。ミラノで首尾よくキャサリンを見つけ出し、新天地スイスで幸福を掴もうとするが…。現実に翻弄される男女の運命を描く名編。

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「きみは僕に愛を突き刺す 下巻」紅井彩乃(SBBC)



ディディ?
呼びかけた名前にこめられた想い。
ねぇ、きみはいま、どこにいるの?
心許ない問いかけは、頭の中で何度も何度も繰り返され、
行き場を失った愛が溢れ出す。
僕はきみに出逢い、きみは僕に出逢った。
恋におち、幸せそうに寄り添う二人の姿にとても切なくなるのは、
彼らの未来を知っているから。
『永遠』は見えなかった。
デニスの前巻での言葉が過り、胸を抉る。
思えば、あまりにも短い幸せな時間。
何が幸せかは当人が決めること。
第三者が他人の「幸せな未来」を決めてしまっては絶対にいけない。

この本、泣かずに読んだことってあるのかしら?
でも、20年くらい手元に残しておいているくらい好き。(旧版)
頁を捲って表れたトレーズとゼクスにきゃーー!!となりました。
そんな時代もあったわ。
そして私はカトルが大好きでした。
ファーストありきなんだけど、SEEDが一番好き。
とはいえ、シリーズ全作品を通して誰が一番好きかって聞かれたら……
アスランよりランバ・ラルに軍配が上がります。
あら?何の話??

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「きみは僕に愛を突き刺す 上巻」紅井彩乃(SBBC)



アイクの父が普通の一般人であったら、彼らの未来は違ったのだろうか?
地位。身分。立場。
同性というだけでもハンディがあるのに、
親の介入によって引き裂かれた恋人たち。
結果、彼らの身に降りかかった悲劇。
「父でなく、母でなく、あなたの名を」
アイクの母がデニスにそう伝えたシーンから泣きっぱなしで、
大統領が墓前で懺悔する所で涙がピーク。
今さら!という思いと、それでも二人の関係をちゃんと認めてくれたのね!という思いと。
どっちにしたって時すでに遅しなんだけど。
銃口を喉元に突きつけたデニスの笑顔が果てしなく切ない。
たとえ、苦しくとも。
生きてほしいと、願ってやまない。

涙だけにはとどまらず、鼻水までズルズルで、
ティッシュボックス引き寄せながら泣いちゃいました。
何度目の再読かわからないのに。
初読が旧版の1994年って、相当前ですね~(笑)
名作です。


内容紹介

19の年、デニスはアイザックと出会った。二人は惹かれあい、直ぐに恋に落ちる。だが、ひたむきな愛情を寄せるアイザックの心を、デニスは信じきれないでいた。辛い過去がデニスを臆病にしていたのだ。怯え、混乱する心。そんなデニスの許へアイザックの父ジョーゼフが、やって来た。「…息子と、別れてくれないだろうか」「きみは僕に愛を突き刺す 上」のデニスとアイザック、ふたりの出会いの物語!

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