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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「キスができない、恋をしたい」 崎谷はるひ(ルチル文庫)



【信じるってねぇ、根拠いらないんだよ。なんにもないから信じるんだよ。】

久々に思った!
ばかっ子超可愛い!!!!

常識が足りてなくて。
危機意識もなくて。
自己管理がなってなくて、刹那で生きているような脩のことをきちんと叱って、
頭ごなしに否定するんじゃなくて、何故ダメなのかを諭していく憲之の向き合い方が好き。
付き合うことによって良い方向にかわっていける関係性って、
逆もあるからこそ、良いなーって思う。
事後承諾で自分の人生設計に脩の人生をちゃっかり組み込んでいる憲之を、
不思議と強引と感じない。
脩には最高のパートナーなんだろうなー。
これからもずっと。
一番本気の恋をし続けてほしいとも思います☆

内容(「BOOK」データベースより)

ライブハウスで働く天野脩の六歳年上の恋人・岩佐憲之は、フリーのSEで超多忙。わかってはいるけれど最近話さえしていないのはさすがに切ない。駄目な恋ばかりしていた脩を叱ってくれ、ちゃんとセックスしてくれた憲之―それから付き合い始めた二人は、好きあって始まった関係ではない。でも今は憲之のことが大好きなのに…落ち込む脩に憲之は―。

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「恋愛証明書」 崎谷はるひ(ルチル文庫)



【愛してるって意味がわからないなんて、ばかなことはもう、言わないから。
 だからもう、泣かないでくれ。】

切なさと優しさとやらしさと。
崎谷さんの話は全部がギュッと詰まっていて好き。
日常の中で苦悩する姿があまりにもリアルで胸に迫るものがあるわ。
相手のことだけを考えて、思い詰めて。
一人想い悩んで身を引くことを決めた遼一。
寝耳に水な状況でそんな話を切り出された春海はたまったものじゃなかったと思うけど、
彼もまた、遼一を思いやるあまり、一歩踏み込めないでいたのよね。
言葉って大事。
想いはきちんと伝えないとすべてがまっすぐには伝わらない。

幸せ慣れしていなかった遼一のこの先の人生は、
春海と准に出会ったことによって幸せに彩られていくと、確信できる安心感。
素敵なお話でした☆

内容(「BOOK」データベースより)

はじまりは3年前。カフェレストランで働く安芸遼一は、美しい妻と愛くるしい男の子・准と訪れる常連の客・皆川春海に一目惚れした。しばらくして、離婚し落ち込んだ春海に夜の歓楽街で会った遼一は、身体だけの関係を持ちかける。それから1年。月に二度だけの逢瀬のたび、春海に惹かれていく遼一だったが、想いは告白できない。やがて別れを決意した遼一に春海は…。




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「シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン2」 小路幸也(集英社文庫)



【何にしても生きていればこそですよ】

勘一は堀田家の……というか、東京バンドワゴンの要なんだなーと、
しみじみ実感した巻。
彼がそこにどーんと構えていてくれるから、みんなが安心できる。
東京バンドワゴンの居心地の良さは、もちろん家族みんなの働きっぷりによるところだと思うけど、
そこにいてくれるだけで、なんだかホッとできる勘一の存在も大きいと思う。
彼の懐の広さとあたたかさが、そんな気分にさせてくれるんだろうなー。

帰る家があるのに帰れない。
とても辛い状況だと思う。
ましてや、余命幾許もない身であるのなら尚更だ。
そんな淑子さんに向けた勘一の言葉にジンときてしまった……
家族は絶対に自分の味方。
そんな世の中であってほしいと、切に思います。

藍子さんとマードックさんのスピード結婚にはびっくりでしたー!

内容(「BOOK」データベースより)

東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど…。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾。

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「東京バンドワゴン」 小路幸也(集英社文庫)



【人間間違うことありますよね。許せないことあります。
 でも、それを許してあげられるのは、許せなくてもそばにいてあげられるのは
 やっぱり親子とか家族しかいないと思うんです。(本文はひらがな表記)】

下町で古本屋を営む8人家族+近隣の人たちのあったかくてやさしい物語。
おばあちゃんっ子だった私としてはその8人のなかにおばあちゃんがいないのが残念だけど、
鬼籍に入ってもサチさんはみんなの傍にいて大家族を見守ってくれている。
その語り口調がまた愛情に満ち溢れていてなんだかとっても和みます。
東京バンドワゴン。
本に囲まれていて、カフェまで併設してあるって、なんてうらやましい空間なのかしら?
近所にあったら絶対通っちゃう。
肩の力が抜けて気持ちがほっこり暖かくなる本でした。


内容(「BOOK」データベースより)

東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。

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「天使のささやき 2」 かわい有美子(リンクスロマンス)




想いを通わせあった後は想定内のベタ甘展開☆
名田を甘やかす峯神が、やらしくて包容力あってカッコいい。
そんな彼が怠惰に寝転がるさまが伸びきった猫って……そんなギャップもイイ。
名田の天然ピュアぶりも健在。嫌みがないから底抜けに可愛い。
仕事に責任とプライドを持って対峙している様が、二人ともカッコよくて素敵。
久しぶりにかわいさんの本を読んだけど、このシリーズ、とってもおもしろかった。
宮津さんは旦那さんには最適だと思います!日々楽しそう(笑)

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「天使のささやき」 かわい有美子(リンクスロマンス)



名田の目線で語られる峰神のクールでストイックな最初の印象と
ズボラで情熱的な本質とのギャップが非常に好ましいというか、小気味よいというか……
はい。
大好きです!(笑)
峰神を慕う素直で気取っていない名田のまっすぐな気質も可愛い。
あんなふうに懐かれたら、年上は手玉に取られると思うの。
仕事ありきの働く男たちが想いを通わせていく過程がすごくいい。

壮年期にさしかかった働き盛りの男子……しかも屈強な男子!!
個人的に大好物なので、荒木・宮津・峰神同期三人組のやりとりは
最初から最後まで読んでて楽しかったです☆
そこに名田が子犬のように絡んでいく様が微笑ましい。

恋人となった名田を峰神が甘やかす様がなんとなく想像できる……
ので、次巻を読むのが楽しみ☆


内容(「BOOK」データベースより)

警視庁機動警護担当で涼しげな顔立ちの名田は、長年憧れを抱いていた同じSPの峯神と一緒の寮に移ることになる。接する機会が増え、峯神からSPとしての的確なアドバイスを受けるうち、憧れから恋心に徐々に気持ちが変化していく。そんな中、ある国の危険人物を警護することになり、いい勉強になると意気込んでいた名田だったが、実際に危険が身に迫る現実を目にし、峯神を失うかもしれないと恐怖を感じ始め…。

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「GIANT KILLING 30」ツジトモ (モーニングコミックス)



【あいつらに もう一回わかっててもらいたいんだよね。
 その幸せな時間は永遠につづくわけじゃねぇってことを】

かつての栄光も喝采も過去のものであって、今、同じものを体現することはできない。
羽の生えたように軽やかにプレイをしていたかつての自分を取り戻すことはできない。
逆戻りできない時間。
失ってからでは遅いのだ。
突然選手生命を絶たれた達海は誰よりもそのことをよくわかっている。
だからこそ、現役選手としてさまざまな夢に手を伸ばすことのできる立場にいる
彼らの停滞は、達海にとってとても歯がゆいものだったんだろうなー。
プロとしてボールを蹴ることのできる幸せな時間には、いつか、終わりが来る。
いま、望み得る最高の高みへと手を伸ばし、掴めるかどうかは自分次第だ。
達海が身体を張って思い出させてくれた熱い思いがこれからのETUにどう作用するのか。
期待したい。

それにしても………この巻はガチで泣きました。うわーん。

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「海の底」 有川浩(角川文庫)



【それでも、理解してくれる人は理解してくれる。
 そう信じて義務を果たすしかない。】

非日常のパニックの中で奔走する人たちの感情がリアルに伝わってくる。
抱える悩みも憤りも歯がゆさも悔しさも苛立ちも。
恋心も喜びもなんだかひどくリアルに理解できてしまう。
それぞれの立場の人たちの、それぞれの考えや思いが伝わってくる。

歪んだ価値観を指摘され、己の歪みに気づいて彼なりのやり方で尻をぬぐった圭介のことは
好感は持てなかったけれども、その勇気はすごいなーと思った。
自分勝手に騒ぐ子供たちをごまかすことも適当にあしらうこともせず、
まっすぐに真摯に向き合った夏木と冬原のコンビ。
容赦のなさとやさしさと子供たちに対する責任感とが本当にカッコ良かった。
前夜祭に収められた彼らの馬鹿騒ぎ(笑)は最高でした!
そしてそんな彼らの成長を見守る上官たち。
そんな上司の元で働けたら幸せだろうなー。
非常事態を収めるために自分のできる最善のことをしようと奔走した烏丸・明石・滝野……
自国の国民を守るためにどんだけメンドクサイ手続きを踏まなければならないのかを思い知りました。

文句なく面白かったです!

内容(「BOOK」データベースより)

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていく―ジャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント。



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「新宿鮫Ⅹ 絆回廊」 大沢在昌(光文社)



【お前はひとりではないのだ、と署長は告げたかったのだ】


以下、ガッツリネタバレでしす。




このシリーズを読み続けて……十数年。
読後、しばらく呆然としてしまった。

桃井さんが殉職され、晶との関係も破局の様相を呈し、理解者と安らげる場所を失ってしまった鮫島。
それでも、この先も彼は刑事として生きていかなければならない決定的な業を背負ってしまった。
この人は、どうしてここまで自分を追い込みながら、生きていかなければいけないんだろう?
どうしてここまで孤高の存在であらねばならないんだろう?
切ないなぁ……

新宿署の署長が鮫島に理解を示す言葉を投げかけてくれたことはうれしかった。
だが、桃井を失った心の空洞は、決して埋まらない。

「だって、あんたは新宿鮫なんだぜ」
変わらず、まっすぐに進めという晶の言葉。
この先、この物語はどこへ進んでいくのだろう?

内容(「BOOK」データベースより)

巨躯。恐るべき暴力性と存在感―。やくざすら恐れる伝説の一匹狼が「家族を引き裂いた警官を殺す」という恨みを胸に、22年もの長期刑から解き放たれ、新宿に帰ってきた。事件を未然に防ぐべく捜査を開始する新宿署刑事・鮫島。しかし次々とおぞましい殺人事件が発生、鮫島自身も謎の集団の襲撃を受ける。大男の標的は、誰だ?絡み合う人々の絆が迎える結末とは?シリーズ最高の緊張感と衝撃!待望のノベルス化!長編刑事小説。

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「塩の街」 有川浩(角川文庫)



【何とかなるかどうかは分からない。
 だが、少なくとも自分が手を伸ばす自由はある。
 手は、動くのだ、自分が伸ばそうとさえ思えば。
 たとえ、それが届かなくても。】

世界はメチャクチャに崩壊しているというのに。
これは壮大な恋物語だ。
でも、いいなーって思う。
世界なんていらない、あなただけ。
おまえを救うために、世界を救う。
それだけの想いをぶつけあえる誰かと出逢えた二人は、本当に幸せだと思う。

秋葉と父親の和解のシーンは本当に良かった。
できることなら家族はいがみ合わないでいてほしい。
亡くなってから後悔したところでもう、取り返しがつかないのだから。

「あんな恐ろしい災害の中でも人の気持ちは一番強かった」
一番胸に残っている言葉。
諦めない限り、人は街を再興できる。生活を取り戻せる。
そう、信じている。

内容(「BOOK」データベースより)

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作にして、有川浩のデビュー作!番外編も完全収録。

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