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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「ザ・ボーダー  上」ドン・ウィンズロウ (ハーパーBOOKS)



自らの意思で戦いに臨んだ者の末路は結果はどうであれ全て自業自得だ。
けれども。
望まずに争いに巻き込まれた者にとっては全てが悲劇でしかない。
麻薬戦争。
末端を叩き潰したところで意味がない。
変わりはいくらでもいるのだから。
だから金の流れを断つ。
頭を潰すために。
その判断は間違っていないけど、伴う困難と負うリスクは果てしなく大きい。
アダンは必要悪だったのか?
それは違う。
彼が存在することで安定する世界を構築した者たちこそが混沌の原因。
人生を賭けて戦いに挑んだ者たちの物語。
どんな結末を迎えるのか。
ドキドキしながら下巻へ。

作中で描かれる、かつてニュースで見聞して戦慄した出来事が物語のリアリティを増す。
麻薬組織側は息子たちの時代に移行していっているのに、
一方で最前線で指揮を執るアート。
素晴らしい成果をあげながらも、効果のなかったかつての作戦。
出口のない戦争。
彼が安らげる日はくるのか?来て欲しい。

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「異世界の沙汰は社畜次第3 魔法外交正常化計画」八月八



シリーズ最終巻。
前巻で相思相愛になったアレシュと総一郎。
蜜月展開になるかと思いきや、そうはならないところが二人らしいというかなんというか。
アレシュの溺愛ぶりは相変わらずなのに、諸々自己完結してしまったが故の痴話げんか。
一方の総一郎がアレシュに求めたのが報連相って……彼らしすぎて爆笑。
アレシュが先走った婚約の証はともかく、
二人ともが同じ方向を向いて色々模索していたのにね。
そして総一郎が示した驚くべき行動力。
オトコマエすぎて素敵。
メンタル鋼の二人の恋愛模様がとても楽しかったお借り本。
面白かった!

「八」と書いて「わかつ」と読む。
この作者に出会うまで知らなかったわ~。
取引先の所長のお名前漢字一字での「子」が読めなくて悶々としていたことを思い出しました。
正解は「しげる」さん。
ちなみに私の名前は100%正しく読み取ってもらえる漢字。
妹は100%首を傾げて読めない漢字。
姉妹でも両極端なのです。

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【異世界の沙汰は社畜次第2 教会運営支援計画】八月八



世界平和には八百万の神を!
と、推奨したくなるお借り本。
自分と異なる宗教を認めなくてもいいけど、否定はしない。
そうすれば諍いは減るのにね。
アレシュの溺愛っぷりは明白でも、何とも言い難かった誠一郎の想い。
ここにきて誠一郎側に可愛らしい恋の自覚。
そして、相思相愛になってみれば週一の情事に不平を漏らしたアレシュだけど、
それまでの待てのできるワンコぶりに惚れ惚れするわ。
そこに在る自分が打ち込める何かがある。
それって、自分の存在意義を認識するうえで大事なこと。
誠一郎も優愛も異世界での頑張りっぷりが素晴らしいと思うわ。

次巻で完結。
元いた世界へ戻る道を模索する彼らがどう決着をつけるのか。
とても楽しみ。
自分が異世界に飛ばされたとして。
そこにメガネはあるのかないのか。(コンタクトは期待しない)
そもそもの死活問題はそこだなーと思ってみました。
裸眼で日常生活って無理―!



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「宮廷神官物語 五」榎田ユウリ(角川文庫版)



宮中には陰謀を巡らす大蛇あり。
ひっそりととぐろ巻いてる感が気持ち悪い。
そして。
宮中には腹を出して眠る白虎あり。
ハク半端なく可愛い。
一時的に難を逃れ、修行に励むために故郷へ戻る天青。
満身創痍の極限に近い状態で問われた「欲しいもの」。
天青らしい答えと、その答えに至った心理を見事に読み問いた鶏冠との絆が嬉しい。
陰湿なゴタゴタが絶えない宮中の諸悪の根源は王様なんじゃ?と言いたくなるポンコツぶり。
いっそ引退!と思っても、それができないことが今の大問題なんだった。
誰もが傷つかない方法がないのであれば。
せめて必要最小限の傷で済んで欲しいと思うわけだけど。
さて、どうなる?

虎!
虎が見たい!動物園行きたい!
でもちびっこが遠い……
姪っ子ちゃんたちにはもう一年近く会ってないなぁ。
近くの甥っ子ちゃんたちは動物園っていう歳ではなくなってしまった。
自分も現状で停滞することなく、いつまでも何かしらの成長を遂げていたいなぁ。


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「異世界の沙汰は社畜次第 聖女召喚改善計画」八月八



【再読】
絶対残業しないよー!と意気込んだものの、残業になり。
1.5日分くらい働いた気分でもう今日は読書無理ー!と帰ってきたわけですが。
そんな時こそ社畜の話!(多分違う)と読み始めたら、
一気に読み切ってしまったお借り本。
やっぱこの話、好きだわー。
ワーカホリックの誠一郎との出会いはアシュレにとって未知との遭遇。
誠一郎の行動が斜め上すぎて目を剥きつつ、命の危機とばかりに世話を焼きつつ、
気づけば囲い込むように溺愛しているところがもう最高。
見た目はしなやかな猫科の肉食獣でありながら、中身が大型犬って超最高。
ラブの進展を期待しつつ次巻へ。

睡眠削っても読みたい本が手元にあるって素晴らしい。
誠一郎みたいに仕事しすぎて睡眠が足りなくなることはまずないけど、
本を読みたいから寝たくないっていうのはしょっちゅうです。(笑)
平日は4時間睡眠でも平気かなー。

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「宮廷神官物語 四」榎田ユウリ(角川文庫版)



そんな宮中になんかいる必要ないし、そんな国なんて救う必要ない。
ひたすらイラっとしていたから、
いっそ宮中を離れてくれてスカッとしたわ。
そもそも、そこを出る羽目になったきっかけも、天青自身がやらかしたことが発端。
駆け引きもできず、周囲を振り回すだけならいっそ早いうちに離れるのもありだと思う。
戦うためには何が必要なのか。
どうしたらいいのか。
敵陣に踏み込むのはそれを把握してからだ。
幸い、心強い味方が旅を共にしてくれる。
張り巡らされた伏線がたくさん。
色々と想いを巡らせてみるけれども……推測はどこまで的を射ているかな?
楽しみ♪

気に入らない人を片っ端から殺していく話を読んだ後に、
表面を取り繕いながら裏で足元を掬おうと画策する人たちの話。
休まらない。ちっとも心が休まらない。
ついでに今抱えている仕事もテンテコマイ。
癒しが必要なことに気づいてみました。

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「ザ・カルテル (下)」ドン・ウィンズロウ (角川文庫)



結局。
麻薬組織と戦うためには、ケラーは彼らと同じ土俵に立つしかなかった。
それは必然だと思えることがやるせない。
「憎しみは憎しみさえも打ち負かす」
衝撃の握手。けれども。
そんな憎しみを凌駕した憎しみ。
その先に達成感も高揚感も得られるはずもなく、
疲弊しきった魂が贖いを求める。
それでもなくならない麻薬組織。
逆に言えば、それだけの人が麻薬を求めているということ。
そこに政治権力が絡むから根本的な浄化にはならない。
どうやって戦えと?
「女や子供、罪もない市民を殺さない」
彼に任せてしまえと。
思わ頷きずたくなるではないか。


本作は三部作のうちの第二部。
え?まだあるの?何があるの?どうなるの??
と、この先の物語が全く想像できない。
ここまででも圧倒的な読み応え。
なのに、ホント、これ以上何があるんだろう?
そんな作品を読むことが出来るワクワク感半端ない。

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「宮廷神官物語 三」榎田ユウリ(角川文庫版)



権力欲しい、高位に立ちたい、と手をあげている輩に国を任せたら、絶対に立ち行かなくなる。
やってみるがいい、と、その座を明け渡すには、迷惑を被る民が気の毒すぎる。
そして王様、大事な時に職務放棄ってダイジョブですか?
おかげで若い藍晶王子が敵味方を識別するために策を弄し、
鶏冠が命がけで儀式を執り行う羽目になる。
とばっちりは普通の虎にペイントで擬態させられた白虎のハク。
相変わらずハクは癒し。可愛いなぁ。
百聞は一見に如かず。
隷民の暮らしを知り、成長著しい天青。
同じ国の在り様を目指す仲間たちとこの先どんな道を歩んでいくのか。
ハラハラしながら次巻へ。

腹に一物ありありな人たちに囲まれての生活。
うっっ……休まらない。
それにしてもみんな若いなー。
その若さで背負わなければならないものの重さって半端ない。
ホワイトベースの艦長になった時のブライトさんもまだ19歳だったのねーと
何故かしみじみ思い出しました。若かった……









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「ザ・カルテル (上)」ドン・ウィンズロウ (角川文庫)



家族を殺されたら嘆き悲しみ怒り狂うのに、
他人の家族の命を奪うのは平気な人たち。
刑務所の定義ってなんだっけ?と首をかしげたくなる現状。
メキシコの平穏ってどこにあるんだろう?
買い手なくして売り手なし。
メキシコの麻薬問題はアメリカの問題。
政府や警察組織ですらまっとうに機能しているとは言い難いメキシコで、
巨大組織を相手取り、戦う麻薬捜査官アート・ケラー。
とはいえ、彼の人生も正義のヒーローとは程遠い。
巨悪に対峙するのになぜ孤軍奮闘なのか。
読み進めるほどに彼らと一緒に疲弊していくけれども、
どうしたって読む手が止まらない吸引力。
なんだこれ。


分厚い本を読み切った達成感に心地よさを感じていた時代もありましたが。
632項は分冊にして欲しいと思う今日この頃。
上下巻合わせて1200項越えてくるなら、上中下が望ましいお年頃。(笑)
まぁ、結果的には読むページ数が一緒なのはわかってる。
そんな私は長編大好きです♡

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「セカンド・パラダイス」おおや和美 (フラワーコミックスα)



持論だけど、仕事は51:49だと思ってる。
良いことが51あれば、49嫌なことがあっても我慢できる。
その比率が逆になったら、見切りをつける。
正しいことを言ったはずなのに社内での立場が悪くなり、
結果的には会社を辞した玲の第二の人生の物語。
バーのオーナー葉月との出会いが転機。
彼もまた、最初の仕事で躓いて、人生を模索してる人だった。
噛み合ってないようで噛み合ってた二人の告白合戦(?)が可愛かった。
そして傍で彼女を支えてくれる双子の弟と、弟の彼氏の存在が心強い。
彼らの家族関係がとても素敵。
楽しく読了♡



実際私は良し悪しの比率が逆転したなーと思ったタイミングでトラバーユ。
昔は当たり前に使ってたけど、もはや「トラバーユ」は死語なのねー。
転職後も採用時とは全く違う部署にいる今、
これが天職とは欠片も思ってないけど、結果的には今の会社で良かったと思ってる。
そうじゃなかったら間違いなく読メにはたどり着けなかった気がする。

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