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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「シュガーギルド」一穂ミチ (ディアプラス文庫)



いろんな意味で興味深くとても楽しく読了!
お仕事面はぐいぐい引き込まれる。
達生の砂糖に対するこだわりもそうだし、仁科の仕事に対するパワーがすごい。
一緒に仕事したら楽しいだろうなぁ。
この二人の掛け合いは楽しかった。
地理的には実際に行った場所、いつか見たいものがふんだんに描かれていて、
リアルに想像できることが楽しいし、いつかを思い描いてワクワクする。
僅か1日の間に芽生えた想いを大切に大切に抱え続けた和。
一方、再会することで忘れ去っていた過去を思い出した達生。
固かった和のガードが解け、抱え続けた思いを吐露するシーン、とても好き。


徳島の紅葉の話は、実際に現地に案内してもらって話をきかせてもらって。
ものすごく感銘を受けた。
道東は札幌から行くよりも東京から!
うん。私もそのチョイス。
仙台から行ったときも東京経由して女満別に飛びました。
流氷はいつか必ず見に行きたい。
真夏の流氷館で誓って帰ってきたわ。
そして知床、もう一度行きたい。←ここだけは本作品に関係ないです(笑)

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「ヴァムピール・アリトス 秒針を止める放浪者」榎田尤利 (角川ビーンズ文庫)



アリトスが花嫁を望んだ理由がやるせない。
良くも悪くも、彼が望んだ展開になる率、低いと思うんだよね。
でも彼はそれを理解したうえでで、花嫁を求め続けている。
それが彼の業なのかな。……って、宗教違うか。
だったら、優人たちと過ごす時間は、
彼にとっての癒し時間だったらいい。
それが、長い長い年月のうちの、ほんのひと時であっても。
とはいえ、異端の者を吸い寄せる優人の周囲は不穏な出来事のオンパレード。
安らぎとは程遠いドタバタの中、優人、鴨川、久保居、斉藤の成長がとても好ましかった。
シリーズ楽しく読了。


個人的にはあんなにも早い再会はなくてもよかったんだけど。
出会ったからには賑やかに過ごして欲しいと思うわ。




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「星野道夫の宇宙」 (図録)



一頁一頁ゆっくりと丁寧に捲りながら、
パネルで見た時のような息を呑むような迫力と臨場感とはまた違った思いを噛みしめる。
それらの写真が訴えかけてくるものはそこに確かにあって、
私の心に漣が立つ。
そして、写真に添えて綴られた飾らない言葉の一つ一つが胸に刺さる。
写真の素晴らしさはいつ見ても変わらない。
だけど、何を感じるか、受け止めるかは多分その時々によって違ってくるものかもしれない。
前回この写真集を眺めた後の私の経験値は知床の自然を実際に目にしたこと。
スケールは全く違うけど、あの時見たヒグマやオジロワシの姿が脳裏に浮かんだ。
「たった一度のかけがえのない一生」
だから、悔いがないように。


20年近く前に会社帰りに星野氏の写真展を見に行った。
写真が語り掛けてくる雄大さと美しさと厳しさ。
感動に震えて思わず涙がこぼれてあわてて取り出そうとしたハンカチが……
ない!
こんな日に限って忘れてくるタイミングの悪さ。
そして感動のままにこの図録を購入して家に帰ったら
数日前に先に見に行っていた妹が「あ、私もそれ買った!」
言って!そういう大事なこと、先に言って!
とはいえ。妹は家を出るときに図録も持って行ったので、
自分の分は自分で確保しておいてよかったっていう話(笑)
時々眺めては、そのたびに心が震えます。

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「タイタロスの目覚め(下)」 (シグマフォースシリーズ14)ロリンズ(竹書房)



ノンストップでアクション展開な下巻。
世界に脅威をもたらすものを排除する……というよりも、
謎を解明しようと突き進むうちに、
意図したわけじゃないけどぶっ壊してしまう彼らのお仕事スタイルは健在。
ハリウッドで映画化の話どうなったのかなー。
基本的に本で読んで想像を巡らせて満足するタイプなので、
視覚的に観てみたい!とここまで思うのは唯一このシリーズのみ。
あ、でも蘊蓄語らせるのは大変そうかな?
ラスト、久しぶりの再会に微笑ましい思いでいたものの、
指摘された事実に、ああ、やっぱり……と覚悟を要する。
でもまだ悲嘆に暮れる時期じゃない。
今しばらく、幸せな時間を。

チンパンジーのマーサ、ゴリラのバーコ。
そして今作のサルのアギー。
名前がしっかりインプットされるくらい魅力的に描かれてるのがすごいわ。
犬のケインもそうか。
動物さんたち、密かに大活躍。
次巻の翻訳は来年の夏。
楽しみに待ってるわ。






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「タイタロスの目覚め(上)」 (シグマフォースシリーズ14)ロリンズ(竹書房)



今回の歴史的なワードは『イリアス』『オデュッセイア』『トロイアの遺跡』。
これリアル?アンリアル?と読みながら引っかかった単語を調べると
リアル率が高い。
そこに作者ならではのフィクションの肉付けがされて、
展開されていく物語は相変わらず面白い。
いつもの歴史蘊蓄や謎解き・アクションの他に、
恋愛と子育てに関する悩みや一変した生活から得られる幸せや戸惑い等々も盛り込まれていて
読みどころ満載。
セーチャンは本当に良い方に変わったわ。
いつだって誰かが満身創痍の物語。
必ず潜む裏切者。
そして事件は謎だらけのまま上巻読了。



わー、前作までの流れから不吉なフラグがチラチラしてる気がしてドキドキする。
ちょっとした不吉はともかく、
最悪な不吉は回避してくれることを願うわ。
下巻をパラパラ捲って色々確認したいところだけど、そこはぐっと我慢。
一頁目から読み進めます。

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「ヴァムピール・アリトス 聖者は街にやって来ない」榎田尤利 (角川ビーンズ文庫)



第二弾も表紙のイメージと内容のヘビーさとの乖離が半端ない。
他人を攻撃するために向けられる人間の悪意ってホント気持ち悪い。
満身創痍になってたけど、みんなよく戦ったよー。
永遠ともとれる時を彷徨うヴァムピール・アリトスと人間・優人との
考え方のすれ違い。
擦り合わせて近く寄ることはできても、
根本的なところで真に理解しあうのは難しそうな気がする。
ああ、でも人と人ともそうやって歩み寄りながら関係性を築いていくのかな。
クラスメイトの鴨川・久保居・斉藤たちと優人とのより深い友情の構築は微笑ましい。
残り一冊。
どう展開する?



2003年の本。
作中に「コロナウイルス」の文字表記があって、ちょっとドキッとしました。
♪もーろびとーこぞりてー
私の友だちは「主は気焦り~、主は気焦り~」と覚えていて、
クリスマスになって気持ちが焦る神様の歌だと思っていたそうです。
年の瀬ってことで師走と混同してるようないないような(笑)






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「イギリス人の患者」オンダーチェ (新潮文庫)



激動する時代から取り残されたかのような廃墟で暮らす四人の男女。
年齢も国籍も異なる彼らをそこに集めたのは、戦争。
そんな彼らの生活を壊したのも、やはり戦争。
それぞれの視点で語られる過去。
とりとめもなく、やさしく、時にやるせなく。
時間も国も状況も事なるその物語が、次第にとある真実を浮かび上がらせていく。
いずれは終わると思っていた歪な四人の時間。
けれども。
終焉の引き金を弾いた要因は私の想像の範疇外ながら
あまりにもよく知ったもので、愕然とする。
黙々と爆弾を処理してきた男の絶望と混乱を思うとやりきれない。
美しく、そして残酷な物語。良作。


ガーディアンチャレンジをしていなければ、
絶対に手に取らなかったと思う本がいくつもある。
その中から、チャレンジしていたからこそ出会えてよかったと
心から思う本も出てくるわけで、この本もそのうちの一つ。
夜の静寂の中で静かに読み進めるのが相応しい作品。
絶版になっていることが残念でならない。
そして自分がいつから積んでいたのか全く分からないところも残念でならない……←
【ガーディアン必読108/1000冊】

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「ヴァムピール・アリトス 丘の上の愚者」榎田尤利 (角川ビーンズ文庫)



ラノベ感覚でサラッと読める話かと思ったら、
会話は軽妙なれども扱ってるテーマは重くて真摯。
「作り上げた自分」を演じる優人の高校生活に、
突如乱入してきた吸血鬼、アリトス。
ファンタジックな存在だけれども、
突き付けてくるものは胸に刺さる現実問題。
人は、生まれてきたからには必ず死ぬ。
北方の生死感も一貫してるけど、
榎田さんの生死感も一貫してる。
息苦しい日常の中で生きていくことの大変さを思う一方で、
自分と肩を並べてくれる友だちの存在の心強さを実感する。
そしておばあさまの優しさと懐の広さがじわっと染みる。


私の中での永遠のダンピールはD。
途中で読むのをやめてしまったシリーズではあるけど、
ダンピールと言えば『ヴァンパイアハンターD』。
手元にある分だけでも読み返したくなるわ。



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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身Ⅲ」 香月美夜



最初から最後まで暗雲立ち込める物語展開。
スカッと笑える晴れ空が恋しい。
思考の誘導って恐ろしいね。
言葉で巧みに相手の意図する方に誘われるのも怖いし、
最初に間違った方向に踏み出したら自発的にズルズル変な方向に行っちゃうのも怖い。
ヴィルフリート大丈夫かしら?
ちっとも大丈夫じゃなさそー。
本人にその気がまったくないにもかかわらず、権力を欲してると思われるのは大迷惑。
自分の趣味に没頭したい人は、いくら才があっても自ら率先してそんなもの望まないのよ。
価値観が違うとまったく分かり合えない悲劇。
そんな輩に人生引っ掻き回されるのは癪に障るので、彼らには戦ってほしい。



あと二冊読んだら既刊読破。
そこからは新刊の発売待ちで、完結巻は遠い……
わー、このモヤモヤ展開で待たされるのは精神衛生上よろしくないので、
読むのはここでストップ。
完結後一気読みにシフトチェンジします。
読めるのいつかしら?でも楽しみ待つよ。

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「進撃の巨人 11」諌山創(マガジンコミックス)



彼らの対話により謎がさらに深まり、物語自体もぐっと深みが増す。
つまり、もともと面白かった物語がさらに面白くなる11巻。
すごい作品を読んでいると、つくづく思う。
「なんでもない日々」のありがたみを知るのは、いつだってそれが崩れ去った後。
壊れたものを元に戻すのは不可能で、ならば突き進むしかない。
ミカサの願いが切ないなぁ。
彼らの日常を破壊した元凶自身の記憶の改ざんは都合よすぎるよ。
懺悔はいらない。
たとえどんな罵声を浴びたとしても、
自分のしでかしたことの顛末は両目を見開いて見届けて。



12巻以降は都度レビューをUPしていたので、
これで既刊全部のレビュー投稿完了。
あとは一気に33巻まで読んで最終巻待機。
終わっちゃうのは淋しくもあるけど、やっぱり楽しみ~~!

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