きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「流星シロップ」かわい有美子(クロスノベルズ)
複雑な出自のおかげで孤独と疎外感を抱えたまま過ごしてきた峰。
白馬の王子様系とみせかけての執着系お姫様は、出自だけじゃなく、その内面も複雑。
級友たちから見たら頼れる生徒会長なだけに、内に秘めた危うさがなんだか痛々しい。
そんな峰の拠り所は幼い頃に身体を張って自分を守ってくれた衛守。
無口な男の秘めたる想いの告白の言葉はかっこよすぎて、なんだかときめいてしまったわ。
峰が大好物な女王様かと思っていたらお姫様だった!と、
勝手に期待して勝手にがっかりした残念な私。
峰にしてみればいい迷惑。→
ところで。
私の持ってるのは初版なんだけど、正々堂々と「流空シロップ」と記されている装丁は
他の版で修正されてるのかな?
そのまま??
気になる~~~!!
白馬の王子様系とみせかけての執着系お姫様は、出自だけじゃなく、その内面も複雑。
級友たちから見たら頼れる生徒会長なだけに、内に秘めた危うさがなんだか痛々しい。
そんな峰の拠り所は幼い頃に身体を張って自分を守ってくれた衛守。
無口な男の秘めたる想いの告白の言葉はかっこよすぎて、なんだかときめいてしまったわ。
峰が大好物な女王様かと思っていたらお姫様だった!と、
勝手に期待して勝手にがっかりした残念な私。
峰にしてみればいい迷惑。→
ところで。
私の持ってるのは初版なんだけど、正々堂々と「流空シロップ」と記されている装丁は
他の版で修正されてるのかな?
そのまま??
気になる~~~!!
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「空色スピカ」かわい有美子(クロスノベルズ)
清らかで健やかな、最上級にピュアな青春学園物語。
彼らの放つ10代特有の透明感の高い輝きは今の私には持ち得ないもの。
羨ましいというよりも、ただただ眩しい。
生徒会を担う高科やアキたちを中心に、
様々な行事を催しながら巡る彼らの学園生活。
最初ただの知り合いレベルだった二人の距離が縮まっていく様子が
とても繊細に瑞々しく描かれていて半端なく好印象。
ギムナジウム美少年風味の装いがうっかり外れたアキが
地のままの元気溌剌な姿で飛び跳ねる瞬間がとても好き。
純度の高いきれいな作品に出会いました。
ピアノを習っていたので、体育での必要最低限以外の球技を避けていたのは高科と同じ。
でも私は彫刻刀を突き刺したり、パン切り包丁で切ったり、ドアに挟めて黒血になったり……
指先事故多発しておりました。
怪我した瞬間痛い!っていうより、ヤバイ!ピアノ!って方向で蒼くなるんだよね。(笑)
彫刻刀を刺したところと黒血になったところはいまだに痕が残っているのです。
彼らの放つ10代特有の透明感の高い輝きは今の私には持ち得ないもの。
羨ましいというよりも、ただただ眩しい。
生徒会を担う高科やアキたちを中心に、
様々な行事を催しながら巡る彼らの学園生活。
最初ただの知り合いレベルだった二人の距離が縮まっていく様子が
とても繊細に瑞々しく描かれていて半端なく好印象。
ギムナジウム美少年風味の装いがうっかり外れたアキが
地のままの元気溌剌な姿で飛び跳ねる瞬間がとても好き。
純度の高いきれいな作品に出会いました。
ピアノを習っていたので、体育での必要最低限以外の球技を避けていたのは高科と同じ。
でも私は彫刻刀を突き刺したり、パン切り包丁で切ったり、ドアに挟めて黒血になったり……
指先事故多発しておりました。
怪我した瞬間痛い!っていうより、ヤバイ!ピアノ!って方向で蒼くなるんだよね。(笑)
彫刻刀を刺したところと黒血になったところはいまだに痕が残っているのです。
「天国の修羅たち」深町実秋
繰り広げられてきた凄惨な戦いの完結編。
有象無象が息を潜める暗闇に風穴をこじ開けたのは、まだ二十代の女性警察官だった。
正義感、というよりも怖いもの知らずの猪突猛進。
若さは危うくありつつも、武器にもなる。
警察の闇を世間に晒すために、戦い続けた出月。
彼が気を緩める日はなかったとしても、独りではなかったことに安堵する。
修羅の道を歩み続けてきた出月がようやく辿り着くことのできた天国。
真里亜がいたからこそっていうのが暗示的。
最後に彼が示したものに胸が締め付けられた。
こんな気持ちで読後を迎えるなんて思いもしなかったよ。
良い意味で裏切られた。
久々にノワール読んでスカッとしました。
「読んだ本」にパステル系の表紙が続くと、黒いのが読みたくなる不思議。
有象無象が息を潜める暗闇に風穴をこじ開けたのは、まだ二十代の女性警察官だった。
正義感、というよりも怖いもの知らずの猪突猛進。
若さは危うくありつつも、武器にもなる。
警察の闇を世間に晒すために、戦い続けた出月。
彼が気を緩める日はなかったとしても、独りではなかったことに安堵する。
修羅の道を歩み続けてきた出月がようやく辿り着くことのできた天国。
真里亜がいたからこそっていうのが暗示的。
最後に彼が示したものに胸が締め付けられた。
こんな気持ちで読後を迎えるなんて思いもしなかったよ。
良い意味で裏切られた。
久々にノワール読んでスカッとしました。
「読んだ本」にパステル系の表紙が続くと、黒いのが読みたくなる不思議。
「煉獄の獅子たち」深町秋生
対立する二者が存在する場合、
一方の主張と正義があれば、もう一方の主張と正義がある。
前作と対になる物語。
前作では多くを語られることのなかった勝一たちサイドの事情が垣間見えてくるわけだけど。
読み進めるうちに勝一に対して大きくなっていく違和感。
なんかしっくりこない。
その理由が判明するラストに戦慄。そして納得。
うまいなー。そして、返せ~~!
田舎弁の我妻は愛されキャラだと思う。
阿内が言ってることは、戦争を必要とする軍事産業と一緒だよね。
なんか俗っぽくてがっかりなので、ぶん殴りたくなってみました。←作品に感化されすぎ。
安全圏でぬくぬくとしてはおらず、前線に出てくるTOPはカッコいいと思います!
だから人がついてくる。
一方の主張と正義があれば、もう一方の主張と正義がある。
前作と対になる物語。
前作では多くを語られることのなかった勝一たちサイドの事情が垣間見えてくるわけだけど。
読み進めるうちに勝一に対して大きくなっていく違和感。
なんかしっくりこない。
その理由が判明するラストに戦慄。そして納得。
うまいなー。そして、返せ~~!
田舎弁の我妻は愛されキャラだと思う。
阿内が言ってることは、戦争を必要とする軍事産業と一緒だよね。
なんか俗っぽくてがっかりなので、ぶん殴りたくなってみました。←作品に感化されすぎ。
安全圏でぬくぬくとしてはおらず、前線に出てくるTOPはカッコいいと思います!
だから人がついてくる。
「ヘルドッグス 煉獄の犬たち」深町秋生(角川文庫)
絶対に近寄りたくない家業を生業とし、
凄惨な暴力の世界に身を置き、手のみならず全身を血で汚していく男たち。
いやいやいや。
相容れない。
無理無理無理。
と、眉間に皺を寄せつつ読み進めるうちに……
他者に対してはあんなにも容赦がないのに、身内に対する情がとても深い彼らの
絆を、結束を、受け入れてしまっている自分がいる不思議。
これが阿内曰くの「私情」なのだろうか。
もはや「仕事」を大きく逸脱した領域に足を突っ込んだ兼高だけど、
結果的にはやりきったんだよね。
その代償は独りぼっち。
キリングマシーンに徹しきれなかった室岡がやるせない。
映画は見ていないんだけど配役はわかっていたので、終始ビジュアルは
兼高=岡田、室岡=坂口で脳内を躍動してくれました。
イメージぴったり。
凄惨な暴力の世界に身を置き、手のみならず全身を血で汚していく男たち。
いやいやいや。
相容れない。
無理無理無理。
と、眉間に皺を寄せつつ読み進めるうちに……
他者に対してはあんなにも容赦がないのに、身内に対する情がとても深い彼らの
絆を、結束を、受け入れてしまっている自分がいる不思議。
これが阿内曰くの「私情」なのだろうか。
もはや「仕事」を大きく逸脱した領域に足を突っ込んだ兼高だけど、
結果的にはやりきったんだよね。
その代償は独りぼっち。
キリングマシーンに徹しきれなかった室岡がやるせない。
映画は見ていないんだけど配役はわかっていたので、終始ビジュアルは
兼高=岡田、室岡=坂口で脳内を躍動してくれました。
イメージぴったり。
「ツミデミック」一穂ミチ(光文社)
禍がそのきっかけの一因となったとしても、引き金を引くのは人間。
奈落へ転がり落ちるギリギリのところで踏みとどまることができるのも、人間。
他人を傷つけるのも、誰かを助けることができるのも人間。
パンデミック、災害、押し込み強盗、異国の戦争、集団自殺。
生活に紛れ込んだそれらの事象に呑み込まれ、絡み取られた人たちの物語。
短編6篇。
抱えた事情はそれぞれで、1篇1篇まったく違った趣の作品を読ませてくれる。
個人的に短編は好んで読まないんだけど、一穂さんの短編はスッと入ってくるだけではなく、
各々の作品の色で余韻が残る。
一穂さん登録60冊目。
久しぶりに一穂さんの文章を読むと、
あ~、帰ってきたなぁ、というホーム感を感じるんだよね。
なんか安心する。
独特な感情表現には相変わらず目を見張るものがあって、
記憶をかつお節に例えた言葉がめっちゃ刺さった。
うまいなーって。
積んでいる作品がまだ少しあるんだけど、
それらは既刊を再読してから読もうと思っているうちにうっかり失念してしまっていた残念さ。
気付かせてくれたお友だちに感謝。
奈落へ転がり落ちるギリギリのところで踏みとどまることができるのも、人間。
他人を傷つけるのも、誰かを助けることができるのも人間。
パンデミック、災害、押し込み強盗、異国の戦争、集団自殺。
生活に紛れ込んだそれらの事象に呑み込まれ、絡み取られた人たちの物語。
短編6篇。
抱えた事情はそれぞれで、1篇1篇まったく違った趣の作品を読ませてくれる。
個人的に短編は好んで読まないんだけど、一穂さんの短編はスッと入ってくるだけではなく、
各々の作品の色で余韻が残る。
一穂さん登録60冊目。
久しぶりに一穂さんの文章を読むと、
あ~、帰ってきたなぁ、というホーム感を感じるんだよね。
なんか安心する。
独特な感情表現には相変わらず目を見張るものがあって、
記憶をかつお節に例えた言葉がめっちゃ刺さった。
うまいなーって。
積んでいる作品がまだ少しあるんだけど、
それらは既刊を再読してから読もうと思っているうちにうっかり失念してしまっていた残念さ。
気付かせてくれたお友だちに感謝。
「いとしいとしという心」かわい有美子(ビーボーイノベルズ)
断ることはできたはず。
にもかかわらず、それを受けたのは個人の意思であり選択である。
だから、これはある意味、等価交換。
順調にキャリアを積み重ねてきた銀行勤務を辞して歴史ある実家の家業を千明が継いだのは、
長きに渡って想い続けた侑央を手に入れるため。
そして、侑央がその身を差し出したのは、恋した人が遺した旅館を守るため。
どちらも自覚的に行ったことだからこそ、漂うのは悲壮感ではなくやるせなさ。
どちらもちょっとずるくて、だけど胸の内に抱えた想いはまっすぐで真摯。
緊張しっぱなしな空気感が少し緩んでほっと息を吐き出したところで読了。
続き~~!
京都行きたいなー。
三度行ったけど、落ち着いて観光できたことが一度もないという
なかなか残念な巡り合わせ。
一度目は仕事の合間だったので清水にバタバタ行っただけ。
二度目は体調不良で一日ホテルから動けず。(連泊だったことだけが幸い。笑)
三度目は色々あってランチのお豆腐懐石急遽キャンセル。竹林にも行けず……
今度行った時こそちゃんと観光したい。
にもかかわらず、それを受けたのは個人の意思であり選択である。
だから、これはある意味、等価交換。
順調にキャリアを積み重ねてきた銀行勤務を辞して歴史ある実家の家業を千明が継いだのは、
長きに渡って想い続けた侑央を手に入れるため。
そして、侑央がその身を差し出したのは、恋した人が遺した旅館を守るため。
どちらも自覚的に行ったことだからこそ、漂うのは悲壮感ではなくやるせなさ。
どちらもちょっとずるくて、だけど胸の内に抱えた想いはまっすぐで真摯。
緊張しっぱなしな空気感が少し緩んでほっと息を吐き出したところで読了。
続き~~!
京都行きたいなー。
三度行ったけど、落ち着いて観光できたことが一度もないという
なかなか残念な巡り合わせ。
一度目は仕事の合間だったので清水にバタバタ行っただけ。
二度目は体調不良で一日ホテルから動けず。(連泊だったことだけが幸い。笑)
三度目は色々あってランチのお豆腐懐石急遽キャンセル。竹林にも行けず……
今度行った時こそちゃんと観光したい。
