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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「彼が愛しているのは」安西リカ

「ゆっくり人を好きになる男を、ゆっくり好きになっていた」
このフレーズ、とても好き。
そして、ゆっくりと人を好きになることと、それまで大切に想っていた人を忘れることはイコールではない。
それを真白にちゃんとわからせてくれた町田の愛情の向け方がとても良かった。
真白と町田。
個々の視点から語られる物語があって、それが一つに集約されていく流れも良かった。
納得と共感しかない。
かつて愛した人が手がけた世界中にある建物を、今愛している人と一緒に訪ね歩く。
二人だけど、三人。
とても素敵だ。





「できない」のと「やらない」のとは意味合いがまったく違う。
「やらない」ことを「やる」方向にシフトするためにはやる気が必要なわけで、
その辺りがうまく描かれていたペーパーはうまいなーと思った。

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『ハリー・ポッターと死の秘宝(上)』J.K.ローリング

シリーズ最終章。
ハリー、ロン、ハーマイオニー。
ホグワーツに入学したときから行動を共にしてきた三人が、
ヴォルデモートと対峙する決意をする姿が感慨深い。
謎や困難だらけの中、よくも途中で挫けずに頑張っているなぁ、と。
時に衝突することがあっても、切れてしまわなかった彼らの絆。
うん。
戻ってくるって疑ってなかったよ。
ダンブルドアの遺した言葉に振り回されつつも、
ダンブルドアの遺した物は確実に彼らを導いている。
せっかく和解(?)できたクリーチャーの所に三人で戻れるといいね。





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「Q 下巻 暗夜行路」呉勝浩(小学館文庫)

読了した、と言うよりも、駆け抜けた、と言った方が相応しい読後。
形容しがたい熱量に引き込まれ、そしてそれが爆ぜた瞬間、突如として世界が終わる。
そこにもっと留まっていたい、と込み上げる思いはあるけれども。
置き去りにされた私の元から、彼らは遠ざかっていく。
夢の跡。
その後の彼らがどうなったのかは、それぞれの胸の内でだけ辿ることができる。
結末をきっちり描き切られるよりも質が悪い。
余韻がずっと後を引くから。
有吉の在り様が印象的。
誰もがQに向かっていく中、彼だけが別方向を向いていたからかな。
ドキドキしながら読み終えたお借り本。

海ほたるへはどういうルートで行こうか?
日中そんな話をした夜に、海ほたるが舞台になっている作品を読んでいる不思議。
引き合う事ってあるよね。








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「Q 上巻 覚醒前夜」呉勝浩(小学館文庫)

話の展開が全く予測できないまま、先へ先へと引っ張られる。
上巻だけを読了して、なんとレビューを書けばいいのだろう?
諦念。ほの暗さ。選民的な意識。気怠い甘さ。理解し得ない暴力性。迷子になった愛憎。
在り様は違えど、それぞれの澱みの中を漂っているかのような彼らの生き様。
その中で突き抜けた無邪気さと無自覚の悪意とを纏ったキュウ。
「何がなんだかさっぱりわからない」
キュウの言葉はある意味正しい。
それを瑕と思うか思わないかは当人次第だ。
だけど。
一人空回ったハチの心を抉る。
つづきが気になるお借り本。次巻へ!

コロナ禍で着想を得た作品だったのかな?
布マスク……そういえば、あったよねー、と思い出す。
やたらとストックがある不織布のマスクはいつ使いきれるのか。
東日本大震災と同じく、コロナ禍のようなことは二度と起こってほしくない。

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『ハリー・ポッターと謎プリンス(下)』J.K.ローリング

ダンブルドアの導きにより
ヴォルデモートの過去を知り、彼を倒すための術をも知ることとなるハリー。
だが、道半ばにしてダンブルドアが悲運に見舞われる。
友だちと喧嘩したり仲直りしたり、誰かと恋をしたり。
試験や宿題に悪戦苦闘したりと10代の彼らの年相応の日常を描きつつも、
ハリーが立ち向かわなければならない困難は計り知れない程重い。
このシリーズ、伏線を追いかけるために何度も読み返してる、
と、友だちや姪っ子ちゃんから言われたけど、
確かに―!と、ここにきて諸々納得。
「謎のプリンス」の正体、そうでしたか。
予想できなかった!


スネイプが実は……っていうのはシリーズを読み始めた時から知っていたんだけど、
そのネタバレをどこで拾ったのかは覚えていなかったんだよね。
で、今回『VIVANT』を最初から視聴していて、「おまえかー!」という人物に行き当たりました。
二度喰らったネタバレ。(笑)
他作品のネタバラシ、やめよう。


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『獣はかくして愛に啼く』沙野風結子

「Xディ」と意味深に言いつつ、情報だだ洩れじゃん。
ってことは、彼は全部知ってるよね?
とまぁ、事件の顛末は予測できたものの、
まさかの煉条だった。
え、その二人、そうなる!?ってところで一番びっくりしたかも。
爆笑アワードはコツメカワウソの「こう見えても武闘派ですし」の台詞。
言い切った姿を想像するだに微笑ましい。
いつかオオカワウソに化けたら面白いなぁ。
ゼロと鹿倉。
予想外と言えばの二人も
ここまで甘くなるとは?という方向で予想外。
とはいえ、幸せな時間を共有できるのは何よりだよね。


今回も素晴らしい表紙とイラストにうっとり。
言霊のつもりで何度でも言う。
小山田あみさんのイラスト集、是非出版してください!

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『ハリー・ポッターと謎プリンス(上)』J.K.ローリング

三人グループのうちの二人が対立してしまったら、
どちらともうまくやりたいと思っている残る一人は大変よねー、と、彼らを俯瞰しつつ思う。
取っ散らかった恋心と意固地な思い。
素直になれないお年頃の彼らはややこしいのか単純なのか。
ハーマイオニーとロンがどんどんギスギスしていく一方で、
ハリーはダンブルドアの導きでヴォルデモートの過去に迫っていく。
二人の友人の協力が思うように得られず、孤軍奮闘な状態でも、
ハリーから以前ほどの危なっかしさが感じられないのは、彼の成長の証なのか。
ものすごく気になる会話をきかされたところで下巻へ。

ダンブルドアとヴォルデモート。
同い年くらいだと勝手に思っていたんだけど、意外と歳の差があったことにびっくり。
そもそもダンブルドアっていくつだったの?
……と、Wikiを開いてはいけなかった。
ネタバレの宝庫。




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「獣はかくして囚われる」沙野風結子(ディアプラス文庫)

ものすごい回り道をしたものの、いや、だってそうなるよね?という予定調和のような着地点に辿り着いた安心感。
殺す殺す言ってる割りには、仲間内でキャッチボールをしているような緩さが垣間見え、
緊迫感が行方不明。
かと思いきや。
想定外の伏兵(?)が仕掛てきた殺人未遂事件。
あんた、なにしてくるのよ?
ゼロと鹿倉。
確かに、互いに惹かれ合い、囚われることで露呈した弱さがある。
だけど。
その弱さを自覚したことによってえ生じた変化は強さに変わった。
この先、二人が共にいても大丈夫なのだと。
思えたところで、次巻へ。



特典ペーパー。
「禁煙飴」
どんな飴なんだろう?と思いながら読んで……噴いたわ。
さすが沙野さん。納得の「禁煙飴」。




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「獣はかくしてまぐわう」沙野風結子(ディアプラス文庫)

【再読】
最終巻(4作目)を読もうと思って、3作目を読んでいないことに気づく。
発売時に買ったのに、どゆこと!?
表紙を眺めてニマニマしつつ(小山田あみさん、大好きです!)、既読の本棚にしまっちゃったんだろうなぁ。(未読と既読。しっかり分けて収納しています)
というわけで、2度レビューをあげている1作目をパラ読みしつつの2作目を再読。
鹿倉はやっぱり甘いと思うけど、
警察官という立場上犯罪を見て見ぬふりをすることもできないのもわかる。
多分ゼロはそんな鹿倉をちゃんと理解したうえで傍に置いているんだと思う。
さて。いよいよ三作目へ。

やっぱり復習大事!
一度読んだだけだと概要は覚えていても細部がスコーンと抜けているんだよね……と、
改めて思い知りました。


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「バースデー」安西リカ(キャラ文庫)

なんかいつもと雰囲気違う?と思いながら読んでいたけど、
あとがきに「(安西さんにしては)やや特殊な設定」と言及してあり、
あ、意図的だったんだなーと納得。
私的には大変楽しく読ませていただきました!と、「やや(←過不足なく表現していると思う・笑)特殊な設定」ウェルカム。
表題の『バースデー』という周知の言葉に含ませた重みと言うか、ほろ苦さと言うかが印象的。
滝本と透の出会いを偶然に頼らず、必然に寄せた設定もうまい。
出会って、滞っていた時が前へと進み始めた二人。
これからもずっと。
共に在りつづける未来を思っての読了。








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