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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「コルセーア 下」水壬楓子(リンクスロマンス)

カナールの過去の因縁に巻き込まれるように攫われたアウラ。
彼女を救出するために奔走する中での、カナールとアヤースとの関係性の再構築。
これまでは状況に流されるように身体を重ねてきた二人だけど、
ここにきてそれぞれが抱える想いと向き合わざるを得なくなる。
どうしたいのか。
どうありたいのか。
相手のことをどう想っているのか。
業火に巻かれて朽ち果てようとしたカナールに対するアヤースの言葉に
思わず泣きそうになってしまった。
この先も色々あるだろうけど、二人で乗り越えていって欲しい。
若い二人の情熱的な熱い想いとは対照的な年上CPの静かなる想いも良かった。


「コルセーア」ってどういう意味だろう?とずっと思っていたので、
あとがきでちゃんと説明してくれていてすっきりしました。
なるほどー。



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「コルセーア 上」水壬楓子(リンクスロマンス)

緻密に作り上げられた世界観。
魅力的なキャラ。
テンポよく進んでいくストーリー。
文句なしで面白い。
上下二段組みのボリュームも嬉しくて、一気読み。
海賊の中に参謀として身を置きながら、
生きる気力をなくしてしまっていたカナーレ。
ふとした出来事から死に場所を求めるような彼に命の炎を吹き込んだアヤース。
凄惨な過去と抱えていた想いを吐き出すことができたのは、カナーレにとっては良かったんだと思う。
そして、それを受け止めるだけの度量がアヤースにあって良かった。
彼らに窮地が訪れたところで次巻へ。
全巻積んであるので安心して読めるのが嬉しい。


積んでいる本に手を出すタイミングって自分でもよくわからない。
これと言った理由はなくて、唐突に「これ読みたい!」と思って手を出すことがほとんどかな。
読みたいと思った時が読み時。
積読は宝の山。(笑)




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「ウィルスの暗躍 下巻」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)

モンクのチームとグレイのチームに分かれての
ウイルスの脅威に対するコンゴでの作戦行動は続く。
命懸けはどちらも同じなんだけど、
武器を手にドンパチを繰り広げるモンクたちとは打って変わって、
グレイの方はファンタジー要素を介した大分ロマンチックな展開に。
あんな状況下でなければ辿り着けなかっただろう、神秘の世界。
文章から想像することはできるけれども、視覚的に見てみたかった!
今回のパンデミックは自然界から人間に対する警告。
もしも地球が意思を持って声を上げることがあるのなら、
人間に対して言いたいことは山のようにあるんだろうなぁ。

あ、ここ爆破される……と思ったところには
予定調和のように爆撃。
撃たれても大丈夫な人は、いつでも大丈夫。
予想が追い付かない展開を期待したいなー。
って、贅沢かしら?

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「ウィルスの暗躍 上巻」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)

クマに襲われるのも恐怖だけど、
蟻に齧り殺されるのも嫌。ヒヒに殺意を持って襲撃されるのも嫌。
なんかもう、想像するだけで気絶しそうな脅威が次々に襲い掛かってくるジャングルの中を
ひたすらさまよって上巻読了。
シグマの面子と合流したケイン(軍用犬)が癒しだった。
抱きつきたい。(多分迷惑)
アフリカのコンゴで発生した奇病。
攻撃性を増した自然界の生き物。
その原因と目されるのはウィルス。
それは自然界が人間に発した警鐘。
人間の悪意も加味されたその脅威に、彼らはどう立ち向かうのか?
同時多発的に起きる出来事を追いながら、何もかもが謎だらけのまま次巻へ。

コンゴの人たちの搾取のされ方がひどい。
象牙やゴムの強制的な採集のノルマ未達成の場合の代償が手足の切断。
植民地支配のなんたるや……。
コンラッドの『闇の奥』を読んだのがちょうど10年前。
いつか再読しよう。

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「ふたりでつくるハッピーエンド」安西リカ(ディアプラス文庫)

あ、感想ムズイ……。
おもしろそう!というこちらの勝手な期待値の方が上回ってしまい、
なんか違う、と思いながら読み進め、没入しきれずにそのまま本編読了。
書下ろしに突入して友里のまっすぐな決意を目の当たりにして、
ようやく作中に飛び込めました。
芯の強い受の子は大好きです。
が。
残りページ、もうあんまりないじゃん!という残念なタイミングでした。

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「新宿花園裏交番 旅立ち」香納諒一(祥伝社文庫)

新宿でのヤクザの抗争の激化。
きな臭い出来事が多発すれば、警察の仕事も激化する。
交番勤務を全うする中で、坂下はプライベートにも関わるようになる人々との出会いを経て、
そして、その抗争に対応する中で別れを体験する。
ああ、またしても読後はやるせない。
コロナやSNS。
現代社会の事情もしっかりと組み込んで展開する物語。
世論やマスコミに忖度する警察ってどうよ?と思いつつ。
それも時代なのかなぁ、と。
気になりすぎていた西沖の過去はここで明らかに。
やっぱ西沖、好きだわー。
ラストは出来すぎかなーと思うタイミング。
だけどそれもアリ。
楽しく読了。

副題の「旅立ち」は新宿からの旅立ち。
坂下の次の赴任地での続編を希望。
是非☆彡

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「新宿花園裏交番 街の灯り」香納諒一(祥伝社文庫)

確かにそれは彼らの職務を逸脱したことだったかもしれない。
でも、彼らが動かなければ、彼女は見つからなかったかもしれない。
それなのに、その処遇。
とはいえ、属する組織にはルールがある。
だからそれは、規定上仕方のない事なのかもしれない。
そこまでは納得してもいい。
だけど、最後のそれはアウトでしょ?
と、声を大にして言いたい。
リアルにこんなことされてたらヤだなぁ。
そんな闇を目の当たりにしても働く意欲を持ち続けられる彼らには脱帽する。
そしてここにきて再び坂下と関りを持つことになった西沖。
彼の過去、ますます気になるわ。

商社から転職して交番勤務を経て刑事課に異動になった知人、いたなー。
と、坂下と重ねてちょっと懐かしく思い出してみました。
今は疎遠になってしまったけど、元気かしら?
携帯に連絡先残ってるけど、こっちからかけることはもうないよなーと思う人のデータを
削除するタイミングがよくわかりません。(笑)


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「水族館ガール」木宮条太郎(実業之日本社文庫)

自分が読むためというよりも、姪っ子ちゃんにどうかな?と思って購入した本ですが。
自分がとっても楽しく読了。
ガチンコの水族館のお仕事小説であり、恋愛予備軍の二人のかみ合ってない対話が終始面白い。
そして、水族館生まれのイルカのいたずらっ子めいた可愛さ満載。
寝耳に水の出向だったにもかかわらず、
畑違いの仕事に全力で取り組む由香の姿勢は応援したくなる。
それじゃ下は育たないでしょ?という態度だった梶が
由香に感化されて少しずつ変わっていく様は微笑ましい。
何より。
水族館の裏側的な部分が知れて、とても勉強になる。
水族館に行きたくなっての読了。

これはシリーズ集めなければ!
積読を一冊減らして複数冊増やすあるある現象。(笑)
小学生にはこの性描写どうかな?と思うところがあったけど、
ちゃんとジュニア版があるので、大丈夫。
自分の好みだけで選んでいたら絶対に手にしなかった本。
人にお勧めするにはまず自分が読んでから。
姪っ子ちゃんに……とピックアップしてみた本がまだあるので、
なんだかワクワク感が増してきました。



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「新宿花園裏交番 ナイトシフト」香納諒一(祥伝社文庫)

交番勤務のおまわりさんがカラスの威嚇行為に対する相談を受けた夕暮れ時。
夜になり、深夜が訪れ、そして夜明けを迎えて朝になる。
そんな僅かな時間にこれでもか!という勢いで勃発する事件の数々。
場面はあちこちへと移り変わり、人々は怒涛の勢いで右往左往する。
それもさもありなん。
モコモコと勃発する事象の全てが繋がっていた。
彼らと一緒に新宿を走り回り、息切れしそうな勢いで読了。
いや、こんな一夜を過ごす体力ないわー。
コロナ渦中とはいえ、犯罪はゼロにはならない。
病気になる人だって後を絶たない。
自分のやるべきことを全うした彼らに拍手とねぎらいを。


ウチはリモートでどうにかなる職種ではなかったので、
コロナ禍でも毎日出社。
閑散とした駅の構内を眺めながら、コロナこんちくしょー!と思ったことを覚えています。
あの時大量に買ったマスク。まだたくさん残ってるよ。

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「舞台裏のシンデレラ」安西リカ(ディアプラス文庫)

日々を全力で過ごす佳衣史のパワフルで積極的なその言動の裏側には、
10代で亡くなった姉に対する複雑な想いが絡まっていた。
一方、大手術を乗り越えて、健康を取り戻した時生。
それぞれの事情で常に「死」を意識せざるを得ない状況下で生きてきた佳衣史と時生。
関係性を鑑みれば、偶然の出会いでありつつも運命的な何かを感じちゃうよね。
三人分の人形の件はなんだかホロリとするものがあった。
時生の性格がとっても良くて、佳衣史に対する甘やかし方が素敵。
「離れられない」を自覚する二人の在り様は依存ではなく共存。
この先の益々素敵な大人になっていくんだろうなぁ。



「人魚姫のハイヒール」のスピンオフ。
前作未読でも無問題と安西さんはおっしゃっておりますが、
キャラ同士の関係性や経緯がわかるので、前作を読んでからの方がより楽しめるかと。

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