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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「コルセーア ~月を抱く海 1~」水壬楓子(リンクスロマンス)

愛する人が暗殺集団の標的になることに耐えかね、
自らを標的として暗殺集団の殲滅のため立ち上がったヤーニ。
かっこいい。
とてもかっこいいけど、帝国宰相と言う自分の立場を考えて~!
案の定、それを案じたセサームはカナーレとアヤースたちプレヴェーサを巻き込む策を講じる。
うん。
策士様。手段としては間違ってないと思う。
間違ってないけど、その結果として事態は彼らの思いもよらない展開へ。
そりゃあ、アヤース怒るよね。
そしてレティたちの方でもアウラの子どもが誘拐されるという事件が。
気になりどころ満載で次巻へ。



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「校閲ガール」宮木あや子

宮木さん、こういう作品も書かれるんだ!という驚き。
とっても面白かった。
意に沿わない部署に配属されながらも、
希望の部署への異動を目指して日々仕事と向き合う悦子。
動機はどうであれ、手を抜かずに仕事に取り組む姿勢は評価に値する。
文句を言いながらも経験を積み重ねた結果、今の部署での仕事に見出したおもしろさって貴重。
職場の人たちも個性的で交わされる会話が小気味よくて愉快。
最初はお互いに牽制しあっていた悦子と藤岩が次第に距離を縮めていく様が良かった。
女子五人+女子っぽい人一人がつぶれるまで飲んで終幕。
最後まで楽しかった。

悦子の影の呼び名、「オシャカワ」。
(オシャレで可愛い、ではなく、オシャレしてても無駄で可哀想)
お洒落ってまずは自分の為にするものだと私は思うんだよね。
自分のモチベーションやテンションを上げるため。
だからオシャレをすることは無駄でも可哀想でもないのよ。



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「コルセーア ~記憶の鼓動~」水壬楓子(リンクスロマンス)

「次からの少し大きな展開にそなえて」と、水壬さんがあとがきでおっしゃっていますが。
その言葉通り、関わる国が増え、人が増え、
世界観も壮大に広がっていき、次巻への期待値がふくらんだ本作。
海に投げ出されて記憶を失い、オルセン大公に助けられたカナーレを
海賊たちが船を降りての大捜索。
カナーレも彼らも意図せずしてこの地で企てられていた陰謀に巻き込まれていくものの、
結果的に、一国の危機を救った形になったところで次巻へ。
今回の活躍者の一人であるジルがとっても素敵すぎました。
(にっこり笑ってサックリ刺すタイプ)

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「LO 警察庁ローンオフェンダー対策室」柏木伸介

最後まで読んで、思い出す。
そうだ。
彼もテロリストだったのだと。
事件を未然に防げたのは元扇動者の指南頼みだったわけではなく、
彼自身がテロリストだったからこその成果だったのか、と。
「柏木さんだから!」という私の勝手な期待値が大きすぎて途中で中だるみもしたけど、
結果的にはおもしろかった。
実際に起きた事件の数々。
政治問題の色々。
刺し挟まれる諸々に、当時の情況がリルに浮かんでくる。
事件を未然に防ぐことを任務とする彼らの物語は、
事情を抱えた人々の救済の物語でもあったように思う。
こんなふうにうまくいけばいいけどねー。
現実との乖離に溜息。

元ヤクザが「俺の奢りを断るのは元ヤクザだからか?」と問うのに対し、
警察官僚が「後期高齢者だからです」と返す会話がツボった。
人生の先輩には敬意を。






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「野火の夜」望月諒子(新潮文庫)

関わった人たちが総出で隠そうとすれば、真実は闇に葬られてしまう。
「ことを白日のもとにさらすには警察をあてにしても駄目だ」
確信を持って木部を誘導した男のことば通り、
彼女の地道な、そして着眼点の鋭い取材と調査によって25年前の事件の真相が明らかになる。
木部美智子でなければたどり着くことのできなかった真実からは、
やるせなさばかりが胸に突き刺さってくる。
そして、その過程において語られた戦後の満州の描写が強烈すぎて眩暈がする。
人間の尊厳は何処に行った?
戦争による勝者も敗者も生み出してはいけないのだと、切に思う。



私の祖母は乳飲み子を含めた子供を四人つれて満州から帰国してきました。
そして、そんな大変な過去を経験したことを思わせることの一切ない、
穏やかな人でした。
改めて。
皆を連れて帰ってきてくれてありがとう。
ずっとずっと大好きだよ。

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「コルセーア ~風の暗殺者~」水壬楓子(リンクスロマンス)

自分にできることとできないことの見極めって大事だと思う。
仲間に迷惑をかけるから、と、
己の過去に起因する問題をカナーレが自力でどうにかしようとした結果、
周囲に巻き散らした更なる大迷惑。
……と思ったけど、その迷惑が功を奏しての結果オーライ。
それも、アヤースが動いてくれたからこそ。
彼の想いは強くて揺らがなくてカッコいい。
マオ(拾ってきた犬)がどこで彼らのピンチを救うんだろう?と
わくわくしていたら、そこでしたか!のグッジョブ。
犬に真面目に文句を言っているアヤースがお気に入り。
共闘してくれたらうれしいかも。

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「キッド」木内一裕(講談社文庫)

再読にもかかわらず、続きが気になって一気に読んでしまった。
物語が面白いのと程よく内容を忘れているのとの相乗効果。
加えて、ストーリー展開のテンポの良さ。
息つく間がどこにもないんだよね。
時々、え?マジで!?という予想もつかない状況がぶっこまれてくるから、
ホントグイグイ読まされてしまう。
そして、麒一の危機対応能力が終始一貫して素晴らしい。
特殊訓練を身体に叩き込まれたんスーパーマンじゃないのにね。
知識は身を助ける。
そして、ドド子とノブ軍曹もナイスキャラ。
命ギリギリの大冒険をした思い出を共有しながら、一般社会で何食わぬ顔で生きていって欲しい。

姪っ子ちゃんからの誕プレリクエストは相変わらず「みやこちゃんチョイスの本」。
(私としては服とかキラキラした小物とかを選びたい)
今回は「受験勉強の合間に読むから続き物じゃないやつ」のオプション付き。
(続き物は一気に読んじゃうからNGなんだそうな……)
で、私チョイスは『この夏の星を見る』『ひゃっか!』に加えてこの本どうかな?と思って
再読した結果、プレゼントに採用。
彼女に「おもろ!」って言ってもらえると思う。(笑)

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「コルセーア 下」水壬楓子(リンクスロマンス)

カナールの過去の因縁に巻き込まれるように攫われたアウラ。
彼女を救出するために奔走する中での、カナールとアヤースとの関係性の再構築。
これまでは状況に流されるように身体を重ねてきた二人だけど、
ここにきてそれぞれが抱える想いと向き合わざるを得なくなる。
どうしたいのか。
どうありたいのか。
相手のことをどう想っているのか。
業火に巻かれて朽ち果てようとしたカナールに対するアヤースの言葉に
思わず泣きそうになってしまった。
この先も色々あるだろうけど、二人で乗り越えていって欲しい。
若い二人の情熱的な熱い想いとは対照的な年上CPの静かなる想いも良かった。


「コルセーア」ってどういう意味だろう?とずっと思っていたので、
あとがきでちゃんと説明してくれていてすっきりしました。
なるほどー。



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「コルセーア 上」水壬楓子(リンクスロマンス)

緻密に作り上げられた世界観。
魅力的なキャラ。
テンポよく進んでいくストーリー。
文句なしで面白い。
上下二段組みのボリュームも嬉しくて、一気読み。
海賊の中に参謀として身を置きながら、
生きる気力をなくしてしまっていたカナーレ。
ふとした出来事から死に場所を求めるような彼に命の炎を吹き込んだアヤース。
凄惨な過去と抱えていた想いを吐き出すことができたのは、カナーレにとっては良かったんだと思う。
そして、それを受け止めるだけの度量がアヤースにあって良かった。
彼らに窮地が訪れたところで次巻へ。
全巻積んであるので安心して読めるのが嬉しい。


積んでいる本に手を出すタイミングって自分でもよくわからない。
これと言った理由はなくて、唐突に「これ読みたい!」と思って手を出すことがほとんどかな。
読みたいと思った時が読み時。
積読は宝の山。(笑)




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「ウィルスの暗躍 下巻」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)

モンクのチームとグレイのチームに分かれての
ウイルスの脅威に対するコンゴでの作戦行動は続く。
命懸けはどちらも同じなんだけど、
武器を手にドンパチを繰り広げるモンクたちとは打って変わって、
グレイの方はファンタジー要素を介した大分ロマンチックな展開に。
あんな状況下でなければ辿り着けなかっただろう、神秘の世界。
文章から想像することはできるけれども、視覚的に見てみたかった!
今回のパンデミックは自然界から人間に対する警告。
もしも地球が意思を持って声を上げることがあるのなら、
人間に対して言いたいことは山のようにあるんだろうなぁ。

あ、ここ爆破される……と思ったところには
予定調和のように爆撃。
撃たれても大丈夫な人は、いつでも大丈夫。
予想が追い付かない展開を期待したいなー。
って、贅沢かしら?

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