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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「桜の血族」吉川英梨(双葉文庫)

緩急がエグい。
ラスト、まさかの急加速でそのまま加速し続けて、最後心臓ドキドキで読了。
ジェットコースターに乗ったままエンディングって感じ?
いや、スピードに乗ったまま振り落とされた感じかも。
いや、凄かった。
血筋ってなんだろうね。
本人はともかく、他人がそこまで気にするもの?
いや、その血筋を持ち得ない他人だから気にするものなのか?
血の繋がった親子。血の繋がらない親子。
夫婦は所詮他人。
そして杯を交わしてつながる親子。
抗争の火種を燃やし続けた輩は一枚も二枚も上手だった。
向島、この後どう動くのかなー。
あああ、もうめっちゃ気になる。

文庫になるのを待って購入したんだけど、まさかの来月続編刊行とは!
タイミングあわせたよねー。
めっちゃ読みたいけど、単行本は場所とるんだよねー。
積読消化しながら文庫化を待つ……か!??
うっ……気になる~~

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「毒を喰らわば皿まで 木曜日生まれの子供達」アルファポリス

次世代を担う子供たちがすくすくと育っているのが嬉しい。
しかも、育む絆は多国間交流。
微笑ましいね。
その一方で、刻一刻と迫るアンドリムの命の期限。
でも、それを自らの意思で是としている彼には悲壮感はない。
ヨルガと過ごす時間は変わらず甘くて濃密。
「最後の遺産」と言われる今回の遠征。
アンドリムの行くところ、トラブルあり。
違うか。
トラブルがあるところに彼が引き寄せられる。
まだまだ彼の物語を読み続けたいと思うけど、ここまで読んできた私たちは終着点を知っている。
だから、この幸せが少しでも続くことを願うのみ。
特典迄含めて楽しく読了。


その日、本が届くのがわかってるから定時で帰る気満々だったのに!
残業とは!
帰りたーい!!!!
まぁ、仕方ないよね。仕事するよ。
でも、本を受け取ったら今度は読むのが惜しくなってしまった。
読んだらお楽しみが終わってしまう…
そんな好きシリーズ。

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「さびしい悪魔」班目ヒロ(リンクスコミックス)

どんなにたくさんの人が周囲に群がってきても。
風太がちゃんと視線を向けるのは秋吉だけ。
そんなスタンスはずっと変わってないんだけどね。
相変わらず秋吉は、風太に自ら勝手に振り回されて右往左往。
タイトルの「さびしい」。
風太の口からと、秋吉の口からこぼれた言葉だけど、
各々、とても素敵だった。
間違えようのない愛の言葉。
ラストの描き下ろしと特典ペーパーのリンクがとても良い。
巻数を重ねれば重ねるほど気持ち悪くなっていく(笑)残念な次男・翔太。
仕事どうした!?
逆に風太はオトコマエ度が上がった気がする。→

約10年ぶりの新刊。
復習バッチリで楽しく読ませてもらいました。
出してくれてありがとうございます。
そして雷太の話の続きも是非お願いします。





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「みつばの郵便屋さん」小野寺史宣(ポプラ文庫)

同じルートを繰り返し移動していれば、自ずと繰り返し出会う人がいる。
すれ違うだけで関りを持つことのない人が大半だけど、
思いがけないきっかけで声を掛け合うことになる人もいる。
これ、リアルでもあるある。
春夏秋冬、晴れの日も雨の日も風の日も。
郵便物を配達してくれる郵便屋さん。
そんな郵便屋さんの、地域に住まう人たちとの出会いと触れ合いを描いた物語。
芯のあるやさしさと、思いやり。
そんな暖かい想いが随所に垣間見られる。
配達員の秋宏とタレントの兄・春行の関係性も良い。
今後の彼らが楽しみ。

手紙、ホント書かかなくなったなー。
と思ったけど。
宅急便を送る時には必ず便箋になにがしかの手紙を書いて送ってるなー、
と、ふと思ってみました。
お友だち、妹、姪っ子ちゃんたち。
何度もやりとりしているから、字を見ただけで誰が書いたものかわかる。
メールではわからない個性。
こういうやりとりは大事にしたいなーとしみじみ思いました。

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「名もなき少女に墓碑銘を」香納諒一

のめり込みながら一気に読み切って、やるせなさを抱えつつの読了。
電話をかけてきた男が死んだ後に気づいた着信履歴。
何の用件で?
探偵・鬼束がそのことを探り出そうと調査を進める過程で、
玉つきのように連鎖して暴かれていった、とある家族の過去。
「こんな真実を知りたかったわけではないのだ」
けれども。
それが真実。
子どもたちはみんな、身勝手な親の犠牲者だ。
(長男は別括りにしたいけど)
だが、大人になった彼らの行為は、犯罪。
気付いてしまったら、目を瞑ることはできない。
それでも割り切れない何かが胸の中に渦巻いて、やりきれなさいっぱいの読後。

同一主人公で『熱愛』と言う作品がこの前に書かれているのね。
そちらも読まねば。









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「ビューティフル・ガーデン」安西リカ(ディアプラス文庫)

倫が抱えた、どうしても譲れないこだわり。
それは、独りよがりの身勝手なものではなく、
過去の経験から学んだ自分自身を守るための手段。
一方、伊東が頑なに自分の本心を隠そうとしてきたのにもまた、
切実な理由がある。
相容れない真逆の想いを抱えたふたりが、
この先もずっと一緒にいるために示した歩み寄り。
心の機微が染み入るように伝わってきて、とても良かった。
その変化の延長で、絶縁状態だった家族に対して、倫がそれぞれへの贈り物を思い描くシーンで思わず涙。
お互いにとって素敵な出会いだったんだなぁ。
仕事面でも読み応えがあって、楽しく読了。

(ゲイバーに)「彼氏の自慢しに来る変なやつって、俺?」
「おまえだよ!」
この件、めっちゃ好き。
読み始めの印象はあまりよくなかったんだけど、
読み進めていくうちにどんどん好きになっていた作品だった。
うまいなー。


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「逆光の女」北方謙三

なんかもう、この男の良さがさっぱりわからないわー。
女性の扱いが超最低で納得いかないわー。
まぁ、お互いが納得ずくなら外野が口挟むことじゃないですけどねー。
ああ、でも私は納得いかない。 
それでも、殺された女の事情を探ろうとするあたり、
情…ではないにしろ、彼なりになにかしらの引っ掛かかりがあったんだろうなぁ、と思っていたわけですが。
ラスト。
え、ちょっと待ったー!
置いてけぼり感満載で一瞬ポカーン、となるわけだけど、これは推理小説でも探偵小説でもないので、物語としてこれはこれで良いのかもしれない。
一人の男のとある人生の一幕。

初期作品の復刻版。
五ヶ月連続発刊の最終巻。
とっても期待してたんだけどなー。
個人的には風(本作の主人公)に文句いっぱい言いたいフラストレーションを抱えて読了。(苦笑)


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「何度でもリフレイン」安西リカ(キャラ文庫)

「出会うのが少し早すぎたかも」
この言葉、刺さったなー。
10年前はうまくいかなかった恋。
だけど。
10年後に彼らは再び出会った。
好きの気持ちを引きずったまま。
過去回想と今リアルに揺れ動く気持ちの反復描写が丁寧に描かれていて、
たとえ再会できなかったとしても、
彼らはお互いをずっとずっと好きなままだったんだろう、ということが伝わってくる。
若さも、そして当時の情況も、彼らから余裕を奪っていたんだと思う。
別れを経て、大人になって再び出会った二人。
佳史のアプローチ、めっちゃ良かった。
諦めないでくれて良かった。


やるべきときにやれることをやらなかったら、
多分一生後悔する。
「もしもあの時ああしてたら?」と後悔するよりも
チャレンジして失敗する方がまだ納得はいく。


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「手/ヴァランダーの世界」ヘニング・マンケル(創元推理文庫)

シリーズ18冊目にして最終巻。
収録されているのは中編一編。
庭から見つかった二人分の骸骨。
半世紀ほど前に亡くなった人たちの身元と事件の真相をヴァランダーたちが突き止めるまでの物語。
そして、著者自身によるシリーズ紹介、というよりもシリーズ辞典と言った方がしっくりくる、
詳細な各作品・人物・地名等の紹介や説明。
これは全巻読み終えたご褒美みたいで面白かった。
ヴァランダーが糖尿病に罹患することになった経緯が興味深い。
読み継がれる本を世に送り出している複数の作家たちが口にしている言葉。
「自分自身が読みたいものを書く」
真理だなーと思う。

ガーディアン選書である『目くらましの道』はシリーズ5作目。
シリーズは最初から読まないと気が済まない私は、
1作目『殺人者の顔』から5作目までを手元に置いて、1作目を読み始めました。
で、当時のゴールだった5作目までを読んで、残りの作品を迷わず収集。
ありがとう、ガーディアン!
こんなに面白い作品を紹介してくれて。
自力ではたどり着けなかった作品だったと思う。


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「ラブ・シェイク」英田サキ(プラチナ文庫)

何だろう、この馬鹿男。
色々理解不能なんですけど?
と、もやもやしながらの読み始め。
そして、余計なことする男は出てくるわ、
馬鹿男はますます馬鹿になるわで、
なんかもう、しっちゃかめっちゃかで大変ねーと、思いながらの中盤。
で。
終盤。
雨降って地固まる。
秋良、良かったねー、とめっちゃ納得してしまっている不思議。
英田マジック。(笑)
いや、ホント、英田さんだからこその説得力。
個人的にはメインCPよりも加瀬と灰原のアダルトCPに興味津々。
というか、彼らの方が断然好み。






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