きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「この夏の星を見る・上」辻村深月(角川文庫)
猛威を振るうウイルスに対して、世界中が苦慮した異常事態。
日常の中に紛れ込んだ、突然の非日常。
大人も色々我慢をしたけど、学校に通うことの出来なくなった子どもたちの方が影響は甚大だっただろう。
そんな状況下で決められたことを逸脱せず、部活動を通して自分たちに何ができるのか。
どんな手順を踏んだらそれが実現できるのか。
自発的に模索する子どもたちの物語。
そっと手を差し伸べる大人の存在も忘れてはいけない。
茨城・東京・長崎。
コロナ禍でなければ出会うことのなかった彼らが、
オンラインを介して出逢い、奮闘する姿はただ眩しい。
下巻も楽しみ。
高校時代、地学部天文班所属だった身としては、
色々懐かしく思い出しながら楽しく読ませてもらった。
毎月流星観測を行ったり、天文台に赴いて他校の人たちと交流を持ったり、
文化祭では先輩たちが手作りしたプラネタリウムを上映したり。
その時の部活仲間とは今も仲が良いんだけど、
そのうちの一人の旦那さんに仕事先で偶然出会って驚いた最近の出来事。
私は毎年年賀状の家族写真で旦那さんのこと認識していたけど、
結婚式の時一回チラリと顔を合わせただけの私のことはわからないだろうなーと
声を掛けずにいたら、「みやこさんですよね?」と言われてびっくり。
なんでわかったのか、またの機会があったら是非聞いてみたい。
日常の中に紛れ込んだ、突然の非日常。
大人も色々我慢をしたけど、学校に通うことの出来なくなった子どもたちの方が影響は甚大だっただろう。
そんな状況下で決められたことを逸脱せず、部活動を通して自分たちに何ができるのか。
どんな手順を踏んだらそれが実現できるのか。
自発的に模索する子どもたちの物語。
そっと手を差し伸べる大人の存在も忘れてはいけない。
茨城・東京・長崎。
コロナ禍でなければ出会うことのなかった彼らが、
オンラインを介して出逢い、奮闘する姿はただ眩しい。
下巻も楽しみ。
高校時代、地学部天文班所属だった身としては、
色々懐かしく思い出しながら楽しく読ませてもらった。
毎月流星観測を行ったり、天文台に赴いて他校の人たちと交流を持ったり、
文化祭では先輩たちが手作りしたプラネタリウムを上映したり。
その時の部活仲間とは今も仲が良いんだけど、
そのうちの一人の旦那さんに仕事先で偶然出会って驚いた最近の出来事。
私は毎年年賀状の家族写真で旦那さんのこと認識していたけど、
結婚式の時一回チラリと顔を合わせただけの私のことはわからないだろうなーと
声を掛けずにいたら、「みやこさんですよね?」と言われてびっくり。
なんでわかったのか、またの機会があったら是非聞いてみたい。
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「熱愛」香納諒一(PHP文芸文庫)
冒頭を読み始めた時、まさかこんな気持ちを抱えながらの読了になるなんて想定外。
彼の成長にしんみりし、作品の壮大さに圧倒される。
人にはそれぞれ過去があって、その過去の延長上に今がある。
その過去を「忘れろ」と言ったのは彼の思いやり。
だけど、忘れることはできない。
いつしか彼も、それを知るだろう。
落ちこぼれヤクザの兄弟から鬼束が受けた依頼。
縺れに縺れた糸を解こうと調査を進める過程において、
三人が育んだ絆がある。
そこに自分がこんなに入れ込むなんて思わなかったわ。
そして、彼女の元に彼を帰してあげたかった。
これは私の感傷。
寝る間も惜しみたかったけど、会社にいかないといけないので無理矢理一区切り。
で、本日続きを一気読みして読了。
めっちゃ面白かった。
未読の本がまだまだある作家さん。
お楽しみがいっぱい。
彼の成長にしんみりし、作品の壮大さに圧倒される。
人にはそれぞれ過去があって、その過去の延長上に今がある。
その過去を「忘れろ」と言ったのは彼の思いやり。
だけど、忘れることはできない。
いつしか彼も、それを知るだろう。
落ちこぼれヤクザの兄弟から鬼束が受けた依頼。
縺れに縺れた糸を解こうと調査を進める過程において、
三人が育んだ絆がある。
そこに自分がこんなに入れ込むなんて思わなかったわ。
そして、彼女の元に彼を帰してあげたかった。
これは私の感傷。
寝る間も惜しみたかったけど、会社にいかないといけないので無理矢理一区切り。
で、本日続きを一気読みして読了。
めっちゃ面白かった。
未読の本がまだまだある作家さん。
お楽しみがいっぱい。
「桜の血族」吉川英梨(双葉文庫)
緩急がエグい。
ラスト、まさかの急加速でそのまま加速し続けて、最後心臓ドキドキで読了。
ジェットコースターに乗ったままエンディングって感じ?
いや、スピードに乗ったまま振り落とされた感じかも。
いや、凄かった。
血筋ってなんだろうね。
本人はともかく、他人がそこまで気にするもの?
いや、その血筋を持ち得ない他人だから気にするものなのか?
血の繋がった親子。血の繋がらない親子。
夫婦は所詮他人。
そして杯を交わしてつながる親子。
抗争の火種を燃やし続けた輩は一枚も二枚も上手だった。
向島、この後どう動くのかなー。
あああ、もうめっちゃ気になる。
文庫になるのを待って購入したんだけど、まさかの来月続編刊行とは!
タイミングあわせたよねー。
めっちゃ読みたいけど、単行本は場所とるんだよねー。
積読消化しながら文庫化を待つ……か!??
うっ……気になる~~
ラスト、まさかの急加速でそのまま加速し続けて、最後心臓ドキドキで読了。
ジェットコースターに乗ったままエンディングって感じ?
いや、スピードに乗ったまま振り落とされた感じかも。
いや、凄かった。
血筋ってなんだろうね。
本人はともかく、他人がそこまで気にするもの?
いや、その血筋を持ち得ない他人だから気にするものなのか?
血の繋がった親子。血の繋がらない親子。
夫婦は所詮他人。
そして杯を交わしてつながる親子。
抗争の火種を燃やし続けた輩は一枚も二枚も上手だった。
向島、この後どう動くのかなー。
あああ、もうめっちゃ気になる。
文庫になるのを待って購入したんだけど、まさかの来月続編刊行とは!
タイミングあわせたよねー。
めっちゃ読みたいけど、単行本は場所とるんだよねー。
積読消化しながら文庫化を待つ……か!??
うっ……気になる~~
「毒を喰らわば皿まで 木曜日生まれの子供達」アルファポリス
次世代を担う子供たちがすくすくと育っているのが嬉しい。
しかも、育む絆は多国間交流。
微笑ましいね。
その一方で、刻一刻と迫るアンドリムの命の期限。
でも、それを自らの意思で是としている彼には悲壮感はない。
ヨルガと過ごす時間は変わらず甘くて濃密。
「最後の遺産」と言われる今回の遠征。
アンドリムの行くところ、トラブルあり。
違うか。
トラブルがあるところに彼が引き寄せられる。
まだまだ彼の物語を読み続けたいと思うけど、ここまで読んできた私たちは終着点を知っている。
だから、この幸せが少しでも続くことを願うのみ。
特典迄含めて楽しく読了。
その日、本が届くのがわかってるから定時で帰る気満々だったのに!
残業とは!
帰りたーい!!!!
まぁ、仕方ないよね。仕事するよ。
でも、本を受け取ったら今度は読むのが惜しくなってしまった。
読んだらお楽しみが終わってしまう…
そんな好きシリーズ。
しかも、育む絆は多国間交流。
微笑ましいね。
その一方で、刻一刻と迫るアンドリムの命の期限。
でも、それを自らの意思で是としている彼には悲壮感はない。
ヨルガと過ごす時間は変わらず甘くて濃密。
「最後の遺産」と言われる今回の遠征。
アンドリムの行くところ、トラブルあり。
違うか。
トラブルがあるところに彼が引き寄せられる。
まだまだ彼の物語を読み続けたいと思うけど、ここまで読んできた私たちは終着点を知っている。
だから、この幸せが少しでも続くことを願うのみ。
特典迄含めて楽しく読了。
その日、本が届くのがわかってるから定時で帰る気満々だったのに!
残業とは!
帰りたーい!!!!
まぁ、仕方ないよね。仕事するよ。
でも、本を受け取ったら今度は読むのが惜しくなってしまった。
読んだらお楽しみが終わってしまう…
そんな好きシリーズ。
「さびしい悪魔」班目ヒロ(リンクスコミックス)
どんなにたくさんの人が周囲に群がってきても。
風太がちゃんと視線を向けるのは秋吉だけ。
そんなスタンスはずっと変わってないんだけどね。
相変わらず秋吉は、風太に自ら勝手に振り回されて右往左往。
タイトルの「さびしい」。
風太の口からと、秋吉の口からこぼれた言葉だけど、
各々、とても素敵だった。
間違えようのない愛の言葉。
ラストの描き下ろしと特典ペーパーのリンクがとても良い。
巻数を重ねれば重ねるほど気持ち悪くなっていく(笑)残念な次男・翔太。
仕事どうした!?
逆に風太はオトコマエ度が上がった気がする。→
約10年ぶりの新刊。
復習バッチリで楽しく読ませてもらいました。
出してくれてありがとうございます。
そして雷太の話の続きも是非お願いします。
風太がちゃんと視線を向けるのは秋吉だけ。
そんなスタンスはずっと変わってないんだけどね。
相変わらず秋吉は、風太に自ら勝手に振り回されて右往左往。
タイトルの「さびしい」。
風太の口からと、秋吉の口からこぼれた言葉だけど、
各々、とても素敵だった。
間違えようのない愛の言葉。
ラストの描き下ろしと特典ペーパーのリンクがとても良い。
巻数を重ねれば重ねるほど気持ち悪くなっていく(笑)残念な次男・翔太。
仕事どうした!?
逆に風太はオトコマエ度が上がった気がする。→
約10年ぶりの新刊。
復習バッチリで楽しく読ませてもらいました。
出してくれてありがとうございます。
そして雷太の話の続きも是非お願いします。
「みつばの郵便屋さん」小野寺史宣(ポプラ文庫)
同じルートを繰り返し移動していれば、自ずと繰り返し出会う人がいる。
すれ違うだけで関りを持つことのない人が大半だけど、
思いがけないきっかけで声を掛け合うことになる人もいる。
これ、リアルでもあるある。
春夏秋冬、晴れの日も雨の日も風の日も。
郵便物を配達してくれる郵便屋さん。
そんな郵便屋さんの、地域に住まう人たちとの出会いと触れ合いを描いた物語。
芯のあるやさしさと、思いやり。
そんな暖かい想いが随所に垣間見られる。
配達員の秋宏とタレントの兄・春行の関係性も良い。
今後の彼らが楽しみ。
手紙、ホント書かかなくなったなー。
と思ったけど。
宅急便を送る時には必ず便箋になにがしかの手紙を書いて送ってるなー、
と、ふと思ってみました。
お友だち、妹、姪っ子ちゃんたち。
何度もやりとりしているから、字を見ただけで誰が書いたものかわかる。
メールではわからない個性。
こういうやりとりは大事にしたいなーとしみじみ思いました。
すれ違うだけで関りを持つことのない人が大半だけど、
思いがけないきっかけで声を掛け合うことになる人もいる。
これ、リアルでもあるある。
春夏秋冬、晴れの日も雨の日も風の日も。
郵便物を配達してくれる郵便屋さん。
そんな郵便屋さんの、地域に住まう人たちとの出会いと触れ合いを描いた物語。
芯のあるやさしさと、思いやり。
そんな暖かい想いが随所に垣間見られる。
配達員の秋宏とタレントの兄・春行の関係性も良い。
今後の彼らが楽しみ。
手紙、ホント書かかなくなったなー。
と思ったけど。
宅急便を送る時には必ず便箋になにがしかの手紙を書いて送ってるなー、
と、ふと思ってみました。
お友だち、妹、姪っ子ちゃんたち。
何度もやりとりしているから、字を見ただけで誰が書いたものかわかる。
メールではわからない個性。
こういうやりとりは大事にしたいなーとしみじみ思いました。
「ビューティフル・ガーデン」安西リカ(ディアプラス文庫)
倫が抱えた、どうしても譲れないこだわり。
それは、独りよがりの身勝手なものではなく、
過去の経験から学んだ自分自身を守るための手段。
一方、伊東が頑なに自分の本心を隠そうとしてきたのにもまた、
切実な理由がある。
相容れない真逆の想いを抱えたふたりが、
この先もずっと一緒にいるために示した歩み寄り。
心の機微が染み入るように伝わってきて、とても良かった。
その変化の延長で、絶縁状態だった家族に対して、倫がそれぞれへの贈り物を思い描くシーンで思わず涙。
お互いにとって素敵な出会いだったんだなぁ。
仕事面でも読み応えがあって、楽しく読了。
(ゲイバーに)「彼氏の自慢しに来る変なやつって、俺?」
「おまえだよ!」
この件、めっちゃ好き。
読み始めの印象はあまりよくなかったんだけど、
読み進めていくうちにどんどん好きになっていた作品だった。
うまいなー。
それは、独りよがりの身勝手なものではなく、
過去の経験から学んだ自分自身を守るための手段。
一方、伊東が頑なに自分の本心を隠そうとしてきたのにもまた、
切実な理由がある。
相容れない真逆の想いを抱えたふたりが、
この先もずっと一緒にいるために示した歩み寄り。
心の機微が染み入るように伝わってきて、とても良かった。
その変化の延長で、絶縁状態だった家族に対して、倫がそれぞれへの贈り物を思い描くシーンで思わず涙。
お互いにとって素敵な出会いだったんだなぁ。
仕事面でも読み応えがあって、楽しく読了。
(ゲイバーに)「彼氏の自慢しに来る変なやつって、俺?」
「おまえだよ!」
この件、めっちゃ好き。
読み始めの印象はあまりよくなかったんだけど、
読み進めていくうちにどんどん好きになっていた作品だった。
うまいなー。
「逆光の女」北方謙三
なんかもう、この男の良さがさっぱりわからないわー。
女性の扱いが超最低で納得いかないわー。
まぁ、お互いが納得ずくなら外野が口挟むことじゃないですけどねー。
ああ、でも私は納得いかない。
それでも、殺された女の事情を探ろうとするあたり、
情…ではないにしろ、彼なりになにかしらの引っ掛かかりがあったんだろうなぁ、と思っていたわけですが。
ラスト。
え、ちょっと待ったー!
置いてけぼり感満載で一瞬ポカーン、となるわけだけど、これは推理小説でも探偵小説でもないので、物語としてこれはこれで良いのかもしれない。
一人の男のとある人生の一幕。
初期作品の復刻版。
五ヶ月連続発刊の最終巻。
とっても期待してたんだけどなー。
個人的には風(本作の主人公)に文句いっぱい言いたいフラストレーションを抱えて読了。(苦笑)
女性の扱いが超最低で納得いかないわー。
まぁ、お互いが納得ずくなら外野が口挟むことじゃないですけどねー。
ああ、でも私は納得いかない。
それでも、殺された女の事情を探ろうとするあたり、
情…ではないにしろ、彼なりになにかしらの引っ掛かかりがあったんだろうなぁ、と思っていたわけですが。
ラスト。
え、ちょっと待ったー!
置いてけぼり感満載で一瞬ポカーン、となるわけだけど、これは推理小説でも探偵小説でもないので、物語としてこれはこれで良いのかもしれない。
一人の男のとある人生の一幕。
初期作品の復刻版。
五ヶ月連続発刊の最終巻。
とっても期待してたんだけどなー。
個人的には風(本作の主人公)に文句いっぱい言いたいフラストレーションを抱えて読了。(苦笑)
「何度でもリフレイン」安西リカ(キャラ文庫)
「出会うのが少し早すぎたかも」
この言葉、刺さったなー。
10年前はうまくいかなかった恋。
だけど。
10年後に彼らは再び出会った。
好きの気持ちを引きずったまま。
過去回想と今リアルに揺れ動く気持ちの反復描写が丁寧に描かれていて、
たとえ再会できなかったとしても、
彼らはお互いをずっとずっと好きなままだったんだろう、ということが伝わってくる。
若さも、そして当時の情況も、彼らから余裕を奪っていたんだと思う。
別れを経て、大人になって再び出会った二人。
佳史のアプローチ、めっちゃ良かった。
諦めないでくれて良かった。
やるべきときにやれることをやらなかったら、
多分一生後悔する。
「もしもあの時ああしてたら?」と後悔するよりも
チャレンジして失敗する方がまだ納得はいく。
この言葉、刺さったなー。
10年前はうまくいかなかった恋。
だけど。
10年後に彼らは再び出会った。
好きの気持ちを引きずったまま。
過去回想と今リアルに揺れ動く気持ちの反復描写が丁寧に描かれていて、
たとえ再会できなかったとしても、
彼らはお互いをずっとずっと好きなままだったんだろう、ということが伝わってくる。
若さも、そして当時の情況も、彼らから余裕を奪っていたんだと思う。
別れを経て、大人になって再び出会った二人。
佳史のアプローチ、めっちゃ良かった。
諦めないでくれて良かった。
やるべきときにやれることをやらなかったら、
多分一生後悔する。
「もしもあの時ああしてたら?」と後悔するよりも
チャレンジして失敗する方がまだ納得はいく。
