きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
カテゴリー「BL小説」の記事一覧
- 2018.07.28 「少年は神の花嫁になる」夜光花 (SHY NOVELS)
- 2018.07.22 「愛とは言えない 4」榎田尤利(ビーボーイノベルズ)
- 2018.07.18 「愛とは言えない 3」榎田尤利 (B-BOY NOVELS)
- 2018.07.09 「愛とは言えない 2」榎田尤利 (B-BOY NOVELS)
- 2018.07.08 「愛とは言えない 1」榎田尤利 (ビーボーイノベルズ)
- 2018.07.03 「普通のひと」榎田尤利(SHY NOVELS)
- 2018.06.27 「新婚さんはスパダリ同士!」小中大豆 (幻冬舎ルチル文庫)
- 2018.06.25 「やさしいSの育て方」榎田尤利(SHY NOVELS)
- 2018.06.21 「心乱される」英田サキ (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
- 2018.06.12 「おやすみなさい、また明日」凪良ゆう (キャラ文庫)
「少年は神の花嫁になる」夜光花 (SHY NOVELS)
異世界トリップもの。
高校生男子が自分の意志とはお構いなしに異世界に飛ばされ、
「この人の身代わりになりなさい。偽物だってバレたら死刑!」
と言われるところからスタートする物語。
すんごい理不尽。
そんな中でもなんとか自分の世界に戻る道を探ろうとする
樹里の奮闘ぶりに、頑張れ!と言いたくなる。
自分で戦える子は大好きです。
そうなってしまった事情にも状況にも様々な人たちの思惑と正義が絡み合っている上に、
竜やら神獣やら魔法やらがテンコ盛りで今後の展開がとても楽しみ。
そして、夜光さんの書くランスロットに期待したい!
最終巻まで並べてみて、タイトル通りの進行って想像してみるけど、それであってるのかな?
そして、樹里の母、なんか知ってる?
と、答え合わせが楽しみなお借り本。
異世界トリップものはダントツで『十二国記』がお気に入り。
そして田中さんの『西風の戦記』。
BLの異世界トリップって初かな?
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「愛とは言えない 4」榎田尤利(ビーボーイノベルズ)
私、橘高贔屓なので。
「明日世界が終るとしたら、なにをする?」
の問いかけに対するサガンの答えに本気で涙目になったわ。
良かったね。橘高本当に良かったね!と、ただひたすらその一心で。
どんなに拒絶されても、心に抱き続けた想いが叶った瞬間。
正直、サガンのことは苦手なんだけど、まぁ、橘高が選んだのが彼なので。
この先は全力で幸せになってもらいたい。
それが橘高の望みでもあるから。
結局はみんなサガンに振り回されたわけだけど、
落ちつくべきところに落ち着いてよかった。
いくつになっても全力で恋をしている人たちはキラキラしている。
小説と漫画がうまくマリアージュした作品。
だからコラボ企画は成功だったと、私は思います。
両方読んで完成形。
どっちかだけで完成しちゃったら、コラボの意味が薄れちゃうと思うのね。
これで手持ちの榎田さんはすべて登録完了!
手放し本の買い戻しも含めて、やっと他の作品が買える(笑)
「愛とは言えない 3」榎田尤利 (B-BOY NOVELS)
自分を罰するのも、自分の恋愛にルールを課すのもそれはそれでありだと思う。
人生はひとそれぞれ。
そうしなければ息ができない人も確かにいる。
だけど。だ~け~ど~~!
それを盾に誰かを傷つけていいってことには絶対にならない。
橘高の気持ちを分かった上でのサガンの選択。
皆が言っているけど、それはやっぱり貴方の傲慢。
橘高、よく諦めないなぁ、と、むしろ感心するわ。
この人たち、大人なんだか子どもなんだか、
もはやよくわからなくなってきた。
年下の英の方がよっぽど物事をまっすぐに捉えて見ている。
そして、しなやかで強い。
改めて、淳平の傷も深いなぁと思う。
見届けるために最終巻へ。
久々に本を読みながらストレスフル。
これ、初読の時耐えられなくて途中で放り出したんだわ。
で、漫画読んですっきりした(笑)
でも、ちゃんと最終巻も買ってた私、さすが。
……というわけで、小説の最終巻だけはまだ読んでいなかったということに、
今気づきました。
ビックリ。
すっきりするために漫画も小説も最終巻へ☆
「愛とは言えない 1」榎田尤利 (ビーボーイノベルズ)
「孤独の中でひとりで死ぬ」と。
期せずして人生観に置いて共通の想いを抱いていた橘高とサガンだけれども、
恋愛に対するスタンスは全く相容れないふたり。
10数年ぶりの再会。
どちらも紆余曲折な人生を歩んで30半ばの今に至るわけだけど、
サガンの癒えない傷が辛い。
自らが断罪されることを望んできたけれど、当事者全員に咎がある。
事の真相が明らかになったことで、前に進めるといい。
ラストの橘高が運命を自覚した瞬間がとても好き。
拘ってきたもののルーツがそこって、やっぱりサガンとの恋に落ちるしかないよね。
拗れまくった大人の恋愛模様はまだ愛には至らないのです。
漫画との連動が見事にハマっていて、うまいなーと。
この日の後に、こんなことが!とか、ああ、あのときはこう思っていたのね!とか、
瞬時にリンクできちゃうからおもしろい。
漫画だと橘高はもう少しスマートでいい人な印象なんだけど、
小説を読むと人間味がぐっと増す。
「普通のひと」榎田尤利(SHY NOVELS)
離婚歴のある的場と、彼女と別れて間もない花島。
どこにでもいる所謂ノンケの男子二人が
日常の中で出逢い、やがて惹かれあって恋に落ちる物語。
同性との恋はお互いに初めて。
それ故に生じる葛藤や惑いがとても丁寧に描かれていて、
彼らと一緒になって一喜一憂してしまう。
良き相談相手となった周囲面々の助言は的確で、頷くことしきり。
理性のメーターを振り切って感情的になった二人。
剥き出しの感情でぶつかってはじめて届く本音。
「欠点を思いついても好きでたまらない」
素敵なノロケ。
人生をいつまでも共に歩み続ける二人を想いながらの読了。
彼らの仕事に対する向き合い方から学ぶところが多々あった。
今日の自分を顧みて反省するところも。
本部長に止められなければガチでゴング鳴らすところだったわ。
相手を詰問する前によく考えよう、私。
縁切ってもイイ勢いで喧嘩腰になるのは自分都合。
会社の利益にはならないのよ~。
「新婚さんはスパダリ同士!」小中大豆 (幻冬舎ルチル文庫)
スパダリどこ行った!?と、突っ込みつつ読了(笑)。
拗らせまくった両片想い。
あんな狂おしい想いを胸に抱いたまま一緒に暮らすって
泣けてくるくらい切ない。
しかもお互いにって!
言葉にして確認すればはっきりするかもしれないけど、怖くてできない。
30代男子、頑張って!
……と言いつつ、不用意な一言で今の関係を壊すのが怖い気持ちも、
わからなくはない。
多分色々限界だったんだね。
「嘘」という綻びから本音を囲っていた壁が決壊し、迸る本音。
真っ正直に向き合った二人は、甘さ増し増しのラブっぷりを見せつけてくれました。
指輪の出来をバッサリ切った母がとても好き。
プロポーズのつもりで指輪を作っていた馨に「誕生日12月だけど」って言う冬人もど天然。
そして、小声でこっそり独り言。
これ、リバ読みたい。
ネコな馨が見てみたい。 ( ´艸`)
「やさしいSの育て方」榎田尤利(SHY NOVELS)
年の差20歳。
優しくて感受性が豊かすぎる恋愛初心者な栄田と
ストイックな外見とは裏腹にM奴隷としてのプレイを楽しむ宮。
この二人で一体どうなることかと思ったけど、
ある種の芸術が次第に完成されていく様を目の当たりにしたような読後にうっとり。
メイクラブのセックスとセッション(プレイ)の違いを理解した上での、
快楽の追求としてのSM。
栄田によって生み出される「初めて」の感覚に翻弄される宮が艶っぽい。
自分好みのSを育てると、かつての支配者に宣言した宮。
5年後の二人が見て見たいなぁ。
とても素敵な恋人兼パートナーになっていそう。
王の言っていることがいちいち奥が深くて頷いてしまう。
打算も計算もない栄田の言葉が、いちいち宮の想定外なところが面白い。
そういうところも、惹かれる一因になったんだろうなぁ。
Mに育てられたS。
栄田がピュアなだけに、その完成系が余計に気になる。
宮の為にスキルアップしつつも、タイトル通りの優しいSに育つんだろうなぁ。
「心乱される」英田サキ (講談社X文庫ホワイトハート(BL))
終始イラッとしながら読みつづけた前半。
でも、このままそっちの方にいったら本をぶん投げるわよっ!
と思う方向には絶対に舵を切らない英田さん。
そういうところは安心して読める。
そのうちそのイラッと具合にだんだん嵌りこんでいってしまい、
気付けば彼らと一緒に心乱されつつ、
結果、主役カプそっちのけで大宮カッコイイ!!と狂喜したまま読了。
私だったら絶対に大宮を選ぶわ。←聞かれてない。
読み方色々間違ってる気がするけど気にしない。
大宮の存在なくしては成就し得なかった恋の物語。
二人が手に入れた新しい家族の形。お幸せに☆
他人の口から大事な人の耳に入って修羅場になる秘め事は、
絶対に自分の口から話すべし。
墓場まで持っていける秘め事は、自分の罪悪感からは軽々しく口にすべからず。
蛇足になっちゃいますが。
歳上の受が年下の攻に向ける「おいで」というちょっと余裕なセリフが私大好きです。
「おやすみなさい、また明日」凪良ゆう (キャラ文庫)
時間が解決してくれること。
時間をかけてもどうにもならないこと。
自分で乗り越えられること。
どう頑張っても無理なこと。
人生における困難や苦難がどのくらいのものなのかは、当人にしかわからない。
だけど、一人では果てのない不安の中に置き去りにされたような心許なさも、
在るがままの自分を受け入れ、その道程を一緒に歩んでくれる人の存在が在れば
和らぐことができる。
生きることと前向きに向き合うことができる。
彼らの選択。彼らの想い。
ゆっくりと育まれていく愛情がとても尊いと思った。
やるせなくてやさしい気持ちが詰まった良作。
この本をおススメしてくれた読友さんと、
その会話を覚えていてこの本を貸してくれた読友さんに
最大級の感謝を!
出逢えて良かった作品です。
病気を患いながらも「じいさんを見送るまで私は頑張る」と
ずっと言い続けてきたご婦人のことを思い出しました。
彼女は一度呼吸が止まってもちゃんとこの世に踏みとどまりました。
そして、寝たきりになりながらも「じいさんとツーショットで写真を撮ったのよ」と
笑った数日後に旦那様を見送り、
それから一ヶ月もしないうちに、彼女自身も眠るように旦那様を追いかけて行かれました。
奇跡のようなリアル。
