きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ヨリックの饗宴」五條瑛 (文春文庫)
女が自らの元に縛り付けようとした男は、翼を手に入れて飛び立っていった。
自由に、そして奔放に。
一元的に物事を見ていては、真実は見えてこない。
彼は守りたかった。
どうしても、大切なものを。
決して傷つけたくなかった者たちを。
いつしか運命の歯車は回り始め、そして時は告げられる。
彼は渦中に舞い戻り、望む望まざるに関わらず、
その秘密に巻き込まれた者たちは自らの運命と向き合うことになる。
そして課せられる決断の時。
アメリカ。日本。密約。政権交代。
読了後にふと思う。
著者の物語の中に、リアルがどれだけ埋め込まれているのだろう?と。
戦える女子。カッコいいな~。
悠子さん、素敵。
自分の人生と運命を楽しんでいる。
そう言い切る栄一もカッコいい。
迷える耀二もそう言えるようになるといいね。
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