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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「夏くゆる好色男の宿」akabeko(ディアプラス・コミックス)

藤男が都内にマンションを持っていたことに納得。
そうだよねー。
そして美晴がヲタだったことにびっくり&ジャンルが違えど親近感。
大分行ってないけど、ビッグサイトの居心地の良さはわかってるよ!
セックスに関しては百戦錬磨なのに、恋愛となると不器用な藤男が
何だか新鮮だった。
個人的には志賀子さん、好き好き。
彼女の愛情はちゃんと藤男に伝わている。
だからこそハイエナ(笑)二人がタッグを組んだ温泉街再建系計画。
なんだかんだ実家のことをちゃんと考えてくれているのが嬉しい。
美晴と一緒に温泉旅館を盛り立てていって欲しい。


コミケ久しく行ってないなー。
本作ってないなー。
と、ちょっと懐かしくなってしまった。
春・夏ときたら秋・冬と続くのだろうか?
好きシリーズなだけに続いて欲しいなぁ。
akabekoさんの絵は特に好みってわけじゃないんだけど、
ストーリーがとても好きで新刊が出るたびに買ってしまう。

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「毒を食らわば恋までも」石原理 (ディアプラス・コミックス)

とても良かった。
めっちゃ好き。
大人の男しか醸し出すことのできない色気の描写が相変わらず素晴らしい。
三行と羽衣。
今の自分の立ち位置にそれぞれ問題を抱えた二人。
出会ったことによってプラスに好転していく関係性が良い。
胸に芽吹いた想いを自覚するほどに生じる戸惑いと高揚。
告白の言葉が素敵すぎた。
二人が秘められた過去を紐解こうと取材を行った烏柳八月。
明らかになったのは彼が辿ったとてつもない浪漫。
そこからの……描き下ろしで泣かされた。
「漫画」と「文章」と。
どちらも十分に堪能させてもらいました。満足。


裏表紙に記載されている「リテラチュア・ラブ」。
意味わからん、と思って検索。
目で見て即イメージできるような日本語で表記してくれるとありがたいなー。

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「ニュースにならない恋ですが」風緒(GUSH COMICS)

素直じゃないふたりの、とっても回りくどい恋愛成就物語。
概略はそれで間違っていないと思う。
とはいえ。
一宿一飯の宿ならともかく。
私だったらヒモ宣言している相手にスポーツクラブの会費は払わないかなぁ。
健康体なんだもの。働けって言う。
ヒモを養ったことがないのでわからないけど、
そもそもの精神は「働かざる者食うべからず」なのです。
アプローチの仕方がおかしいから、素直に背中に手をまわせない。
それでも。
言葉をぶつければ、見えてくる本音。
お互いに抱えてた想い。伝わって良かったね。

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「嫌いでいさせて 5」ひじき



子どもたちが可愛くて可愛くて、幸せに読了。
弟たちの面倒を見るしずくちゃん、生まれたばかりの蒼大にやきもちをやきつつも、
守るべき存在として距離を縮めた湊。
これは葉月の立ち回りがうまかった。
そしてしずくたちの年代の子どもたちの間でのオメガに対する受け止め方。
偏見に対して朝永先生もうまく立ち回ったけど、
しずくがとてもかっこよかった。
葉月としずくが血が繋がっていないことをうっかり忘れてしまう。
そのくらい自然な親子。
子どもたちが健やかに育つのは、家族や周囲の大人の影響が大きいよね。
子どもに悪影響を与える大人にはなるまい、と、改めて思う。

本編の流れがとてもよかったので、
特典の小冊子がエロ特化してたらちょっとヤだなぁ……と、
思いながら開いたけど、甘々イチャラブながら
本編の流れと乖離していない展開で良かった♡
妹にそっけなさすぎて「もっとちゃんと遊んであげて」と言われた上の姪っ子ちゃんが
「だってどう接していいかわからないんだもん」と困ったように訴えていたことを思い出しました。
そうだよね。
彼女にしてみたら下の子と接するのは初体験。
今では姉妹で仲良くしています。




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「Ghostdog」小野浜こわし (Melty Bullet)



青年の瑞々しく粗削りな男の色気と、
壮年の円熟した深みのある男の色気。
そして、老齢の男の一途な恋心と悲哀。
意味深な会話。
カクテルに込められた想い。
血塗れの手に縛り付けられた銃。
画面から駄々洩れるエロティックな色気が半端なくて
何処を見ても眼福。
一人の男の死を起点に動き出す運命。
何かを諦めてしまった男たちの背負った覚悟が重く、
命さえ投げうったやり場のない想いがやるせない。
すべての柵を断ち切ったのは大輔の若さ……かな。
再読すると彼らの一言一言に込められた想いが汲めてぐっとくる。


小野ユーレイ氏の別名義でのBL初コミック。
いやーん。出たらいいなーと思っていたけど、まさか本当に拝めるとは!
裏設定もあるとのことなので、気長に期待して待っています♡

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「俺のかわいい人」倫敦巴里子 (Charaコミックス)



「陽」の要素しかない作品。
ホント好き。めっちゃ好き。
巴里子さんの笑いのセンスが抜群に光っていました。
一筋縄ではいかなかった二人の十年越しの再会愛。
「普通」に縛られた諸星の生真面目さと、
行動に突拍子もない八神の破天荒な自由さ。
うまくマッチングするとこんなに愉快なカップルになるんだね。
互いが互いの性格をわかっているからこその恋愛成就。
「やっちまった」の件で爆笑。
諸星を侮られて反撃する八神GJ。
二人と周囲の生徒たちとの関係も好ましくて、とっても楽しかった。


巴里子さんは既刊コンプしているわけですが。
この先品一番好きかも。
というわけで、こっちのアカで登録。

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「囀る鳥は羽ばたかない 7」ヨネダコウ (HertZ&CRAFT)



行き場のない想いに縛られたままの4年はある意味残酷。
矢代の傍にいる事は叶わず、
だけど想いを諦める選択肢はなく、
ならばせめて、あなたと同じ世界の片隅に。
そう願った百目鬼。
一方の矢代も心の中に4年前に抱えた塊を
吐き出すことが出来ずに抱き続けている。
交わることを願った百目鬼。
接した点の上に立つ矢代に、何を見る?何を望む?
そして「変わらない」素振りの矢代はどう応える?
冒頭でオラオラな三角さんにドキドキして、
相変わらずな面々とのやり取りに和み、
ラストはこの後矢代の発する一言を思ってドキドキ。
うわー、次巻まで引っ張るドキドキ!


オウムを飼う時は家族会議が必要!
と、少し前に会社の人と話したことを思い出しました。
「え。なんで?うるさいから?」
「違うよ。寿命が相当長いから、後に託す人に了承を得ないといけないの」
その時私、初めて知ったのよ、オウムの寿命。


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「鍾愛のスーヴェニール 」天王寺ミオ/崎谷はるひ



「崎谷さん」と言うワードから受の人物像をある程度想像して読み始める。
ところが!
何このオトコマエな子!
と、予想と真逆だった一斗の腹をくくったカッコよさにときめく。
戦える強気受大好物です♡
一見スパダリなラナルドが確かにかっこいいんだけど、
一斗に対しては大型わんこみたいなのも面白い。
オーラが支配的とか言われながらも、ガツガツいかないところが紳士だわ~。
というわけで、最初から最後まで楽しく読了。
崎谷さんの書き下ろし小説。
外国人と日本人という立場での言葉の意味の伝わらなさがうまいと思った。
この作品、崎谷さんも小説で出してくれないかしら?

それにしても……
『鍾愛のスーベニール』
全く意味がわからず調べちゃったよww






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「彼岸過迄」水城せとな (Be×boy comics)



短編四編。
『彼岸過迄』「対価」という言葉が頭を過る。
彼が切り捨てたもの。そうすることで手に入れたもの。
要求されたのが右目だったとしても。
彼は多分、差し出したんだろうなぁ。
『ブレックファスト』
鱗平の愛の深さに涙。
発病していることをおくびにも出さずに守谷の傍に寄り添い、
決して破ることの出来ない約束をやさしく刻みつけるように取り付ける。
その状態で恋しい人に会いにいける彼が、ただ尊い。
『指輪物語』
けじめの選択。大人だね。
『Honey β』
さぞかし美しく、そして禍々しい花が咲くのだろう。
見たいような、見たくなうような……



プロフィールに「チョコレートを主食とする」って書いてあって。
このときからせとなさんの道筋は『失恋ショコラティエ』に
繋がっていたんだなぁ、としみじみ思う。
「不幸せに慣れたりしたら本当の幸せがわからなくなる」
『彼岸過迄』の鈴呂の台詞。
ここから連想したのが『俎上の鯉は~』での恭一のこの台詞。
「幸せに難癖をつければいくらでも不幸になれる」
こういうのは作家読みする醍醐味。

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「スリィピングビューティ」水城せとな (ビーボーイコミックス)



この頃のせとなさんの感性がとてもとても好き。
彼らの気持ちやその顚末が抉られるみたいに刺さるんだけど、
それがいい。
そして一冊の中でまとめ上げられている世界観の素晴らしさ。
突っ込みどころはあるけど、
そんなことは気にならないせとなワールド。
彼女にしか紡げなかった物語。
知りたかったのは情熱の行方。
欲したのはそのぬくもり。
抱えた覚悟は自分だけのもの。
そう思っていたけれども。
計り知れない愛を与えられていたのだと。
気付いた瞬間の切なさは言葉にできない。
至上の愛。
永遠の苦しみ。
「夢のつづきはここにある」
読み返すたびに涙。


元は同人誌での自費出版。
イベント会場で購入してそのまま直行した友だち宅で読んで、
友だちのベッドを占拠して声をあげて大号泣した想い出。
友だちもそんな私をどうしていいかわからず、泣きやむまで放置されました。
そりゃそうだ(笑)
商業で出版するにあたって作中の人たちの名前が変わってしまっているけど、
私の中での呼び名は今でも当時の彼らのままです。



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