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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「獣はかくしてまぐわう」沙野風結子(ディアプラス文庫)

【再読】
最終巻(4作目)を読もうと思って、3作目を読んでいないことに気づく。
発売時に買ったのに、どゆこと!?
表紙を眺めてニマニマしつつ(小山田あみさん、大好きです!)、既読の本棚にしまっちゃったんだろうなぁ。(未読と既読。しっかり分けて収納しています)
というわけで、2度レビューをあげている1作目をパラ読みしつつの2作目を再読。
鹿倉はやっぱり甘いと思うけど、
警察官という立場上犯罪を見て見ぬふりをすることもできないのもわかる。
多分ゼロはそんな鹿倉をちゃんと理解したうえで傍に置いているんだと思う。
さて。いよいよ三作目へ。

やっぱり復習大事!
一度読んだだけだと概要は覚えていても細部がスコーンと抜けているんだよね……と、
改めて思い知りました。


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「バースデー」安西リカ(キャラ文庫)

なんかいつもと雰囲気違う?と思いながら読んでいたけど、
あとがきに「(安西さんにしては)やや特殊な設定」と言及してあり、
あ、意図的だったんだなーと納得。
私的には大変楽しく読ませていただきました!と、「やや(←過不足なく表現していると思う・笑)特殊な設定」ウェルカム。
表題の『バースデー』という周知の言葉に含ませた重みと言うか、ほろ苦さと言うかが印象的。
滝本と透の出会いを偶然に頼らず、必然に寄せた設定もうまい。
出会って、滞っていた時が前へと進み始めた二人。
これからもずっと。
共に在りつづける未来を思っての読了。








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「ひとり白虎 会津から長州へ」植松三十里(集英社文庫)

頁をめくりながら、私自身の足で歩き、この目で見てきた光景を思い描いて彼らの辿った運命を思う。
今、彼らの墓前に立ったのなら、墓石に刻まれた名と、作中の彼らの名前を照らし合わせるだろう。
だが、この物語は飯盛山に眠る彼らではなく、生き延びた飯沼貞吉の物語。
幾つもの運命的な出会いが彼を救い、導き、背中を押した。
彼の負った傷は相当に深く、前を向いて歩み始めるまでにかなりの時間を要したけれども。
彼がそんな形で日本の発展に貢献していたとは驚きだった。
貞吉に手を貸した人々の運命もまた波乱万丈で、時にやるせなくなる。
それでも。読めてよかった良書。

現在飯沼貞吉が眠るのは仙台。
お墓のあるお寺もわかっているので、手をあわせに行ってこようと思う。






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「色悪作家と校正者の書棚」菅野彰(キャラ文庫)

特典ペーパーや冊子を一冊にまとめた短編集。
全部新刊で買っているので持っているものも多いけど、
こうしてまとめてくれるのは本当に嬉しい。
大吾と正祐。
出会わなかったとしても満足して暮らしていただろうけれども。
出会った幸いを噛みしめる二人の姿に、一緒に幸せを感じられる読後がやっぱり嬉しい。
白洲と宙人。
出会ったからこそ、彼らが得られた幸せは尊い。
そして英知と四郎。
英知が家族の暖かさを得られて本当に良かった。
そして今回のペーパー。
なんだかんだ言いつつ、大吾・正祐・白洲・宙人は
時々一緒にご飯を食べながら過ごしていくんだろうなぁ、と思える幸せな読後。



小林多喜二。
『蟹工船』は未読だけど(多分)、何故か『党生活者』は読了。
しかも10代の時に。
え、なんで読もうと思ったの?と、今の私は思う。
なんでなんだー!?←とても知りたい。

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「無能な皇子と呼ばれてますが、中身は敵国の宰相です 6」夜光花

一連の謎が解け、明らかになった真実に大納得。
なるほどー!そして、うまいなー、と感心する。
理不尽な事象に振り回され、最初は孤軍奮闘だったリドリーだけど、
気付けば周囲に理解者と仲間が何人もいて、
良かったね、と、喜ばしい思いに満たされる。
真実を受け止めたリドリーが言の葉に乗せた誓い。
これで心置きなく皇帝と対峙できる。
その顛末に不安はない。
そうなると、不透明で気になるのはシュルツとマッドとの関係。
……と思ったけど。
あとがきで慄く。
えっと、総受け?3Pじゃなく総受け??
私予想は3Pなんだけどなー。

フレイ(竜)がかわいくてかわいくて。
でも、フレイにつける鞍の形状が想像できない……
その鞍に乗って空を飛ぶんだよね?
馬につけるみたいな鞍だったら落ちる危険あるよね?
私だったらせめて気球の籠みたいなのに乗って安全マージンを確保したい。
だって、国土を見下ろせるくらい高く飛ぶんだよ?
と、妙なところでひっかかってしまった。(笑)

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「海蝶 鎮魂のダイブ」吉川英梨(講談社文庫)

東日本大震災。
助けることができたことに安堵するのではなく、
助けられなかったことに罪の意識を抱き、悔やみ続ける。
こんなふうに震災と向き合ってきた佐崎の在り様に、なんだか苦しくなる。
救助した者とされた者。運命的な再会を果たした佐崎と愛は惹かれ合うものの、
震災の記憶と改めて向き合わざるを得なくなり、そのことが二人を苦しめる。特に佐崎。
記憶を共有するからこそ支えあえるし、逆に傷を抉ることもある。
交際はダメになるかと思ったけど。
過去に助けた愛に、今度は救われた佐崎。
前に進み始めた二人の未来が、ずっと明るいものであればいい。

吉川さんの作品は『菊の慟哭』が文庫になるのを心待ちにしているところなんだけど。
海蝶シリーズの三作目『沈黙のヨダ』も文庫待ちのお仲間に……わー、早く読みたい。

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「ラッフルズの秘宝 下」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)

専門的な方向に寄りつつの展開。
難しい説明はニュアンス理解で流すのはお約束。
え?そんなんで火山活動止められちゃうの!?となってくるともはやファンタジー。
それでも十分想像できるというか、ついて行けてしまうのが作者の力量。
シグマフォースの面々の絡みが少なかったのが、個人的には物足りない。
今回一番身体を張っていた感があるのはモンク。
緊迫した場面で笑いを引っ提げて登場したコワルスキ。
頑張っていたけど、いつもよりは影が薄い感じのグレイ。
セイチャンからのプロポーズはかっこよかった。
そこで一段落……かと思いきや。
あっさりと吹っ飛んだ建物に建物にびっくりよ。
え、この先どうなるの~~!??

あとがきによると、次巻はオールキャラ勢ぞろいになりそうな感じ。
今度はがっちり絡んでくれると嬉しい。
そして、そろそろ終結に向かってくれるとありがたいんだけどなぁ。

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「ラッフルズの秘宝 上」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)

深海の底に漂う、いまだ解き明かされていない神秘。
光の届かない海の底で、生き物たちはどんな生活を営んでいるのか。
想いを馳せることはロマンチック。
だけど、作中では深海の謎を巡っての諍いが勃発し、ロマンは速攻で吹っ飛んでいく。
更に地震・津波・火山等々の自然災害のオンパレード。
破壊レベルが建物だけじゃなく、地球がぶっ壊れていく規模になってしまったわ。
各々の立ち位置は理解できたものの、裏切り者はいるし、
上巻だけでは着地点がまったくわからないのはいつものこと。
コワルスキは単独で行動していると、頼もしく見える不思議。

もしも行けるとしたら。
宇宙には行ってみたいと思う。
でも、海底は怖いなー、と、尻込みしてしまう。
乗り物の外に放り出されたら死んでしまうという意味では同じなんだけどね。






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「ロミオとサイコ」柏木伸介(角川文庫)

柏木さんだから……と、とっても期待して読み始めたんだけど、
登場人物どいつこもいつもロクでもない人ばっかりで、げっそりというか、ぐったりというか。
パワハラモラハラのオンパレード。
楽しくなーい!と思いながらの読了。
選挙に纏わるあれこれは、物語故の誇張はあれども、
そういう事もあるんだろうなーとリアルに思わせる生臭さがある。
嫌だわー。


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「セドナの幻日」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)

短編四編。
シグマフォースの番外「アマゾンの悪魔」では、短編でもジャングル延焼という、何かをぶっ壊さないと気が済まないお約束展開。
「セドナの幻日」はタッカーとケインの物語。
この一人と一匹の関係性がとても好き。
過去の記憶は消せないし、起こってしまったことはなかったことにできない。
負ってしまった傷を抱えて生きていかなければならないのならば。
今日よりも明日が、少しでも楽に息ができるといい。
そして「ブルータスの戦場」。
違法な闘犬に参加させられた犬視点の物語。
う、これ、やるせない……その後の彼が幸せに過ごせることを希う。

『シグマフォースシリーズ』は
7月に新刊が出るからその前に積んでいる分読まねば!と、引っ張り出してみました。
後はシリーズ16作目の上下巻を読んで、新刊に備えます。
気軽に友だちに勧められない長編シリーズなんだけど、
共読の読友さんがお二人もいらっしゃるので密かに嬉しい私です。



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