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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「VIP 溺愛」高岡ミズミ (講談社X文庫)

ねぇ、ちょっと、黒幕は!?黒幕は誰??
「解決編」って本気で言ってる?
ってことで、これは片がついていないと思います。
そして「溺愛」ってなんだ?と、サブタイトルにクエスチョン。
まぁ、楽しく読みましたけど。
愛の告白も聞きましたけど。
確かにラブラブでしたけど。
けどーーーー!
黒幕~~!!←まだ言ってる。
確かに久遠がナンバー2に甘んじてるからめんどくさいんだよ、という気持ちに
私もなってきたよ。
ナンバー1になるか、組を抜けるか。
選択できないんですかねぇ?
まぁ、その過程では血の雨が降りそうだけどね。

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「VIP 熾火」高岡ミズミ (講談社X文庫)

報道の在り方って時にめちゃめちゃアンフェアだよな、と思う。
諸々曲解した挙句のそれのどこが真実?という情報の拡散も怖い。
色々鵜呑みにして踊らされないようにしよう。ってか、したい。
飛び交う情報を気にせず久遠がどーんと構えていられるのは、
上総たち側近のフォローが行き届いているから。
なんの手も打たないのはただの無策だ。
和孝たちも自分たちの店を守るためにやれることをやって頑張っている。
そんな彼らに因縁つけまくりの南川の真意が明確にならないまま次巻へ。
同録のSSは久遠の過去編。
冴島との出会い、そして和孝との出会い。
知れてよかった。


手元に既刊がそろっている続き物を読んでいる時は、
感想書いてる暇あったら次~~!!と、気持ちが逸ってしまう……。
ちょっと我慢の一呼吸。
「スクーター」表記が出てくるたびに、私の脳裏に浮かぶのは
昔乗ってた50ccなんだけど。
和孝も同じでかな?125とかかな?もっと上?と、無駄に気になってみた。(笑)

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「彩雲国物語 八 光降る碧の大地」雪乃紗衣 (角川文庫)

一つの山場を越えると同時に、先につながる伏線が随所に見受けられる巻。
印象的だった影月が朔洵に対して怒りをぶつけたシーン。
わかるわー、と、共感しまくりでかつて抱えた悔しさを思い出してしまったわ。
粗末にする命なら、生きることを切望しつつも明日が約束されない人に与えて欲しい。
命のやり直しはできない。できないんだよ。
(作中の例外はおいといて)
「尽きるまで幸せであるように」という華眞の言葉通り。
他者から与えられる幸せを知り、また、他者に幸せを与えることのできる彼らは
やさしく、そして強い。
その幸いを糧にこれから立ちはだかるどんな苦難も乗り越えていくことを疑ってないよ。

お友だちにお借りしてここまで一気読み。
とっても面白かった。
続きはワンクッション置いてから。
手元にあったら延々と読み続けていそうだったわ。
20年近く前かな?
アニメシリーズが放送された時に友だちに頼まれて毎週録画して
DVDに焼いて送ってあげていたんだよね。
その時は私は観ないままで送っていたんだけど。
今こうして原作を読んでいる不思議。

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「彩雲国物語 七、心は藍よりも深く」雪乃紗衣(角川文庫)

秀麗は「初の女性官吏」として相当なものを背負って日々を生きている。
そうだよね。
後に続く人たちのためにも、途中で引くことはできない。
そんな彼女を目にして、齢八十を超えた現役官吏が負けていられない、と、
微笑む(表情は書いてないけど間違ってないと思う)シーン、好きだなぁ。
影月の生い立ちがあまりにも絶望に満ちていて。
だけど、幸せを伴ってくれた出会いがあって。
ここまで歯を食いしばって頑張ってきたからこそ、
生きることを最後まで諦めないで欲しい。
同録の短編には気になっていたことの顛末が描かれていてすっきり。


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「彩雲国物語六 欠けゆく白銀の砂時計」雪乃紗衣(角川文庫)

彼らの生きる国は柵が多すぎて、やりたいこと全部取りってホント難しい。
何かを成し遂げるためには、何かを諦めなければいけない。
だけど、年齢的にまだ若い彼らは、完全に諦めきる程の悟りの境地にも入っていない。
まずは自分のできる事を一つ一つ着実に。
そうやって、思い描く未来に近づければいい。
そんな彼等の切実な想いが伝わってくる。
若者を支える年長者たちも、色々抱えながらも頑張ってる。
考えることが多い分、大変だね。
生き急いでいる影月の身に何が起こっているのか。
「邪仙教」の教祖の正体は?
気になりつつ次巻へ。

「出る杭はとりあえず打たれるものなんだよ。打たれても出るのが本物だ」
柴凛の言葉、響くなー。


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「死線の魔物 傭兵代理店」渡辺裕之(祥伝社文庫)

「死んだこと」になってる男が
本名名乗って電話するわ、生存申告するわ。
え?大丈夫?と突っ込みたくなるけれども。
そこはザ・B級エンタメ。
気にしなーい。(笑)
と。軽く茶々入れながら読み始めたわけですが。
だんだん真顔になっていく展開。
「死線の魔物」の正体を彼等と一緒に追いつつ、
北朝鮮の内情を改めて突きつけられ、
読み終わってなんだかやるせなくなってしまった。
国の未来を憂いた彼等の、命懸けの抗議。
他にやりようがなかったの?と、問いたくなるけれども。
部外者には問う資格はないんだろうなぁ。




「シリーズを読み進めるかどうかは続刊次第かな」と
一巻を読んだ時のレビューに書いてるけど、
現時点でのリタイアはあり得ないわ~、と言う感じで楽しく読んでいます。
まずは第一部読破が目標☆彡

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「VIP 兆候」高岡ミズミ (講談社X文庫)

BMを離れてからの二年余りの歳月によって和孝が得たのは、落ち着きと気持ちのゆとり。
自分で店を持って、それなりに自信と覚悟が芽生えて。
それは人間としての成長の証でもあり、
良い時間を過ごせたのだと思う。
その反面、久遠曰くの「やくざに殴りかかる一般人」という
変わらい部分があるところが、微笑ましくもある。
久遠の方には組のめんどくさいゴタゴタが降りかかってきそうで先行き不穏。
セカンドシーズンのサブタイトルは『兆候』。
あっちでもこっちでもなんだか嫌な予感てんこ盛りなんですけどー。



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「復興の書店」稲泉連(小学館)

震災から一年足らずの間に被災した各地の方々が、苦難を乗り越えて書店を再開、或いは開店していく様子が描かれている。
2012年発刊。
当時を知ることは大切なこと。
と同時に、2024年の彼等はどんな日々を送っているのだろう?
ということが脳裏を過ぎった。
被災後まだ間もない大変な状況下で店を開けるということは、自分の日常を取り戻すことの一環でもあったのだろう。
そして、本を心待ちにしていた人たちもまた、失われた日常の一部を取り戻すことができたのだと思う。
復興の書店MAPを見ながら、それぞれの地域のこれまでの復興の過程を思う。
震災後、一度ならず訪れた場所に、また行かせてもらおう。


毎年この時期に震災関連本を読んできて、今回はじめて
「震災当時」を知ると同時に「震災を経た今」を知らなければ、
という思いが湧き上がってきた。
何らかの心境の変化なんだろうな。
まだ問題が山積されていても。
ここまでの復興を成し遂げた人の思いと力は、間違いなくすごいものだと思う。

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「謀略の海域 傭兵代理店」渡辺裕之(祥伝社文庫)

タイトルからして海賊かな?と思いつつ読み始め……
海賊とは比較にならないくらい大きな存在が背後に蠢いていた巻。
やっぱりおまえか!的な納得。
アフリカの覇権争いは時事問題でもある。
そしてロシアのウクライナ侵攻で報じられる様々な問題を、
改めて考えさせられてしまった。
傭兵チームの面々は相変わらずでほっとする。
自身の死亡記事を出して死んだと見せかけている割には、
あっちこっちで派手に動きすぎている気がする藤堂サン。(笑)
海上から移動しての陸上でのアクションはさすがの読み応え。
仲間も増えたところで楽しく読了。

ピッカリの再登場に心が弾んだことは内緒。
天光寺輝彦、海坊主、ピッカリ。
お気に入りピカピカ。(笑)

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「彩雲国物語五 漆黒の月の宴」雪乃紗衣(角川文庫)

それは、たった一人にのみ向けられる想い。
無聊を慰めるために他者の命を奪ってきた彼の、初めて知った恋心。
ああ、ずるいなぁ、と思う。
そんな想いを向けられたら、絆されるにきまってるわ。
朔洵……思った以上にダメージ喰らってるわ、私。
重大なこと作中で色々起きていたけど、
彼に持っていかれてしまった。
闇落ちは回避してもらいたい。
どんな結果になったとしても。
彼にとって秀麗と出会ったことは僥倖だったんだろうなぁ。
震える足で踏ん張りながら、それぞれが己の責務を果たすため、
がんばっている少年・少女たちにはエールを。
そして英姫の毅然とした強さには胸を打たれる。


悪事のレベルがちょっと違うけど、
朔洵に抱いた想いって、青目に抱いた想いと、似ている。



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