きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「かがみの孤城」辻村深月(ポプラ社)
とても良かったけど、とても残念。
10代の頃に読めたらなーと。
そうしたら、もっと身近に彼らの存在を感じられた気がする。
もっと彼らの傷に寄り添えた気がする。
それでも。
一学期より二学期、二学期より三学期と、
読み進めるほどに作品世界にのめり込んでの読了。
息をすることすら苦しくなるような現実世界で戦い続けることが難しければ。
あんなふうに逃げ込める場所に縋ったっていい。
その場所で約一年を過ごした彼らの成長に胸が熱くなる。
期限と条件付きの居場所だったからこその気づきと成長だったんだろうなぁ。
各々の約束と願いに切なくて嬉しい涙。
単行本を積んでる間に文庫が出て、映画化にもなって。
どんだけあっためたんだよ?と思いつつ読み始めたけど。
甥っ子ちゃんや弟・義妹たちと不登校について語り合った日に読めたのは
本に呼ばれたのかな?と。(どんな内容かは知らなかった)
そしてこの作品を読みながらせとなさんの『放課後保健室』が無性に読みたくなってみました。
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COMMENT
No Title
自分も『かがみの孤城』読みましたよ。
とても良かったです。
すべてが回収されるところが印象的でした。
そのうえラストを素晴らしいと思いましたよ。
彼らの成長に胸が熱くなられたお気持ちわかります。