きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
『女衒夜話』 もんでんあきこ(クィーンズコミックス)
【いつか あんたが 俺を殺ってくれるんだろうと思ってたよ】
何回読んでも、やっぱりこの話好き。
というか。
話もさることながら、あたしは彼女の描く男の人のカラダ……というか、
にじみ出る男の色気が本当に大好きです。
彼女の本は少女コミック・レディコミ・BLに至るまで読んでるけど。
主観で話の良し悪しはあるけど。
でも、彼女の描く男子のカラダは無条件でカッコイイと思っています。大好き。
いや、カラダ大絶賛はさておき。(笑)
一人の女を守れる男になりたがっていた女衒と
「後悔」という感情を知ってしまった殺し屋と
時代の波に振りまわされながらも逞しく生きる女たちの物語。
読後は重たい感じの何かがずしーん、と残るけど、
戦後と言う時代を必死に生きた人たちの話は、ぐっと胸に来るものがあります。
自分の選択した生き方に、誰も後悔していないんだろうなー、と思うと、なんだか切ない……
キリオと裕也の関係が、またいいんだよなー。
キリオの「生きててよかった」という言葉。
裕也の「生きていくれ」という言葉。
誰もが模索した生きることの意味を、残された命に託したい。
内容説明(背表紙より)
終戦直後の東京――。女をかどわかして売り飛ばすことで生計を立てているキリオと、場末のバーを営む殺し屋の裕也。闇を這いずるように生きる二人の男は、ある女との出会いで運命の歯車をくるわせていった…。
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