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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「いちにちパンダ」



一読目。え?トラでいいよね?
二読目。え?トラでダメなの?
三読目。トラ、がんばれ。
……何度読んでも純粋に、面白かった!と言えないのは、私が大人になってしまったからなのだろうか?
え、だってトラなのにパンダの着ぐるみ着てパンダになれって、酷じゃん。
トラだってわかったら帰ろうって言われて切ないじゃん。
結果的にはトラは人気者になったけど。
トラもご満悦な感じだけど。
なんか微妙に燻っております。
とか何とか言いつつ。
今年、アドベンチャーワールドにパンダに会いに行く段取りをしてしまったのは私です。←結局パンダ?

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「クリスマスの猫」ロバート・ウェストール



クリスマスにしてはシビアな話だなーと思いながらの読み始め。
だけど、子供たちの順応力の高さと、
困難な時代に生きる人たちの逞しさが伝わってくるにつれ、楽しくなってくる。
作中の諸悪の根源の処遇をどうするのかと思っていたけれども。
特に意図的にどうこうしたわけではなく、納得の成り行き。
牧師さんの意志の弱さはどうよ?と思わなくもないけど、
ここぞというときにつく側を間違わないでくれてよかった。
人種的な偏見に囚われず、
聖なる夜に馬屋に集った子供たちこそ光であり希望。
キャロラインとボビーの想像通りの顛末にほっこりする、
あたたかくてやさしい物語。

ウェストールの作品はどの作品もじんわり沁みてとても良い。

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「アンクル・トム物語」ストウ夫人 (こども世界名作童話)



自分で戦って乗り越える道筋がつけられる希望がある苦境なら。
まだ歯を食いしばって立ち向かえる。
だけど。
「奴隷」という立場で人の手から手に委ねられる自分の運命を
抗う術もないまま、ただ受け入れるしかなかったとしたら。
絶望の淵に沈んでしまう。
それでも、生きていくための心の拠り所になるのが、
心を通わせることのできる身近な家族であり、宗教……なのかな。
「人と人」
本来はそうであるべきなのに「人と物」という関係になってしまっているのが辛い。
けど、それが奴隷制度。
廃止するべく戦った南北戦争。
「自由」という言葉の意味を、今一度考える。


一般小説での入手がどうにも困難だったので、児童書で。
以前に読んだのって多分義務教育時代。
今改めて読んでも泣ける。
「南北戦争」というワードは『風と共に去りぬ』と直結する。
のに、積んでない残念さ。
いつか必ず読むよ☆

【ガーディアン必読 94/1000】

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「動物と話せる少女リリアーネ3 イルカ救出大作戦! 」



リリたち家族はいつもの日常から離れ、イザヤも一緒に北海へとヴァカンスに。
イルカたちとの微笑ましい交流。
環境問題へのアプローチ。
家族の中で唯一、動物と話ができるというリリの能力に対して否定的な母親との歩み寄り。
等々、読みどころは色々あるけれども、
一番は広大な海でイルカと一緒に泳ぐ描写のワクワク感!
これに尽きるわ。
任務(?)に忠実なカモメも可愛かった。
ワーカーホリック気味だったママ。
視野もガチガチに固まっていたような感じだけど、
思考は柔軟な方が良い企画が浮かんでくると思うんだ。
みんなと一緒に海に入れて良かったね。

程よい息抜きと適度な柔軟性。
これは忘れずにいたいな。
スロープが作れるスーパーおばあちゃん、すごいよ!
手先の細やかさって憧れるわ。←私、超絶雑。


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「動物と話せる少女リリアーネ2 トラはライオンに恋してる!」



ギュギュっと詰まった事件とロマンスと冒険の濃密さが半端ない。
最後までドキドキワクワクしっぱなし。
ロマンスの主役は表紙の二頭。
この表紙、とても好き。
好き合っていながらも、離れ離れにされそうなこの二頭を
一緒に留めておくためにはどうすればいいのか?
動物園で働き始めたリリや親友のイザヤ、飼育員のフィンだけに留まらず、
飼い犬ボンサイと飼い猫シュミットまで巻き込んでの騒動に。
結局は二頭の為に案じた策が二人のピンチを救うことに。
ゾウの親子、カワウソの夫婦、動物園の庭師の親子等、
他にも見所が盛りだくさんの一冊。

言葉の通じていないボンサイとシュミットのコミカルなやりとりがとても楽しい。
エラー姉妹の子どもの悪戯レベルじゃない嫌がらせにびっくりだわ。
この二人、これでちゃんと反省できるのかしら?……と思ってたら、あとがきでなんか不穏なこと書いてある~!
ライオンとトラの子どもの「ライガー」
そんなにたくさんいるのかな?と、調べてみたらちょっとやるせなくなってみました。
種の保存を遺伝子が訴えてるのかな?

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「コーヒーの絵本」



肩肘の張っていない、まったりとしたゆるさがとても好印象なコーヒーの指南書入門編。
……と言いつつ、美味しいコーヒーをいれる目的なら、
これ一冊で十分じゃない?と思えてしまう網羅具合。
気楽に美味しいコーヒーがいれられるんだなぁ、と、こちらの肩の力も抜けます。
味は豆の種類ではなく、豆の挽き方、お湯の温度、落とし方等によって左右される。
つまり、すべてが自分の手腕如何かと思えば、なんだか楽しくなってくる。
基本的にはホットのブラック一辺倒ではありますが、
カフェオレやアイスコーヒーにもチャレンジしたい気持ちがムクムク湧いての読了。


我が家でコーヒーをいれる際に使っている道具は必要な物を網羅していました。
とりあえずペーパードリップで自分でいれたい派ではありますが、
最近手動のミルで豆を挽くのがめんどくさくなってきたので、
電動ミルを購入しようかと。
あったくなったら手で挽く気にもなるかな?←どうだろう?(笑)


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「動物と話せる少女リリアーネ1 動物園は大さわぎ!」



動物と話ができ、植物に花を咲かせることのできるリリアーネ。
そのことが原因で数度の転校を繰り返し、
引っ越した先で出会った隣家のイザヤ。
彼もまた、秘密を抱えていた。
突出した能力を持った子供が弾かれるのは何処の国でも同じなのね、と
世知辛く思いつつ読み始める。
偶発的に秘密を暴露しあうことになった二人。
秘密に対して前向きに向き合い、
周囲の人との関係を変えていこうとする努力にまで持っていけたのは、
一人じゃなかったからだろうなぁ。
友だちって偉大だ。
そしてリリと動物たちの交流が微笑ましくて可愛い!
私もクマに救助されたい。←違う。


姪っ子ちゃんが遊びにくるので用意してみた本。
先日動物園の飼育体験をしてきたみたいで、タイミング良かったわ。
気に入ってくれるといいなー。

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「きみへのおくりもの」刀根里衣



やわらかくてあたたかな青の世界に包まれて、
ただひたすらやさしい気持ちになれる。
あたたかな青の描写が本当に美しい。
常に寄り添っている猫のクロとシロ。
彼らの仕草や表情が、やさしくて愛らしくて癒される。
湖に浮かぶキラキラの描写が素敵。
素敵な形の葉っぱや貝に思わず手を伸ばしたくなる。
そして、飾っておきたくなるクラゲや魚やタコ。
たからものの在りかを確認して、
肩を寄せ合う二匹が見上げた夜空のキラキラ。
繰り返し捲りつづけたくなる素敵な絵本は
姪っ子ちゃんたち用に絵本棚にお迎え。
イラストを眺めているだけで穏やかな気持になれる。










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「ゆきうさぎのおくりもの」レベッカ・ハリー(世界文化社)




冬は元気に雪遊び!
ところが、うさぎのピートくんのおともだちは、
みんな寒さに震えて早々に家に帰ってしまいます。
それは、クリスマスの前日の出来事。
そんな彼らにピートくんからの気持ちも身体も暖かくなる贈り物。
でも、彼らはピートくんに贈りものをなにも用意してなくて……
申し訳なく思うどうぶつさんたちに対するピートくんのこたえがとてもすてき。
最初のページから最後のページまでふんだんに散らされた
キラキラ光る銀の箔押しが、クリスマス気分を盛り立てます。
目に鮮やかで、読んで気持ちがあたたまる本。

姪っ子ちゃんのクリスマスプレゼントに☆
喜んでもらえるといいな~♪

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「世界で一番の贈りもの」マイケル・モーパーゴ(評論社)



旅先で出会ったなら、良き友になれたかもしれない。
会釈を交わしてすれ違っただけかも。
或は、一生交わることのなかった点と点。
戦場で出会ったなら、銃を向けあい、命を奪い合う。
これは、そんな戦場で起こった奇跡の物語。
聖なる夜の贈りものに相応しい奇跡。
たとえ、その時かぎりでも、その日が存在したことが嬉しい。
そして、その日が続いてくれることを祈りたくなる。
「あなたの声、大好きよ」
その言葉を受けるべき人は、いまはもういない。
だけど、その想いを運んでくれた人がいる。
それもまた、優しさが引き起こした奇跡。
世界に平和を。
それが無理なら、せめて笑顔を。

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