クリスマスにしてはシビアな話だなーと思いながらの読み始め。
だけど、子供たちの順応力の高さと、
困難な時代に生きる人たちの逞しさが伝わってくるにつれ、楽しくなってくる。
作中の諸悪の根源の処遇をどうするのかと思っていたけれども。
特に意図的にどうこうしたわけではなく、納得の成り行き。
牧師さんの意志の弱さはどうよ?と思わなくもないけど、
ここぞというときにつく側を間違わないでくれてよかった。
人種的な偏見に囚われず、
聖なる夜に馬屋に集った子供たちこそ光であり希望。
キャロラインとボビーの想像通りの顛末にほっこりする、
あたたかくてやさしい物語。
ウェストールの作品はどの作品もじんわり沁みてとても良い。
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