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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「たとえ業火に灼かれても」水壬楓子 (キャラ文庫)



14年ぶりの幼馴染との再会は、心に封じた過去を呼び起こす。
呼応するかのように痛ましい事件が起き、不穏な気配が忍び寄る。
彼等の心の傷の深さや、14年間背負ってきたものの重さに息苦しさを感じ、
それでもなお潰えることのなかった想いと抱えた諦念にやるせなさを感じ、
迫りくる脅威にハラハラし……と、終始ドキドキしながらの一気読み。
16歳の少年が抱えて生きるにはとてつもない大きな「秘密」。
お互いの「秘密」を察しつつも、決して口にすることのない二人の関係が尊い。
悪意が介在した再会だったとしても。
それを打ち消す絆の深さが二人にはあったのだと、生きていてくれてよかったと。
切に思った。


うわー、これ、途中で止められないよね。無理だよね。
だって続きがめっちゃ気になるもん!
……というわけで、読み始めたの休みの日で良かった~~!と、心底思いました。

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