きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「光のとこにいてね」一穂ミチ(文藝春秋)
偶然と必然を繰り返し、今に至るまで彼女たちは三度出会った。
共に過ごした時間はほんの僅かでも、この三度の出会いの間に
彼女たちは猛烈に惹かれ合い、とてつもなく大きなものを共有する。
それぞれが人生において大きな決断をするに至った三度目の出会い。
複雑な環境で多くの歪みを抱えても、どうにかここまで生きて来ることができたのは、
それぞれを支えてくれる人たちが傍にいたから。
互いの存在だけが生きる糧だったわけではない。
だから……このまま二人の人生が交わることなく過ぎるのが、個人的理想エンド。
これ以上密になったら二人だけで世界が完結してしまいそうだから。
チサさん、好きだなー。
傷だらけになっても、ちゃんと子供と向き合えている。
自分を大事にして幸せになってもらいたい。
素直に自分を見つめることのできた直くんにも幸せになってもらいたい。
水人にも瀬々にも藤野にも。
幸せになってもらいたい。
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