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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「ぐりとぐら」(福音館書店 )



お料理することと食べることがだい好きな、のねずみのぐりとぐら。
彼らが森でみつけた卵は、家に持って帰れないくらい大きな卵。
だけど、食べることを諦めない彼らは考えました。
どうしたらいい?
この辺り、子供達と一緒に考えてみてもおもしろそうですね。
二匹ののねずみの出した結論は、「おなべを持ってきてここでカステラを作ろう!」
彼らが用意したお料理道具の大きさにびっくりします。
森の中でカステラを焼けば、おいしそうな匂いに惹かれてやってきた
森の仲間と分けあうのはお約束。
え?キミも食べるの??というお仲間もちゃっかり混ざっています。
ぐりとぐらの表情が終始可愛いくて、ほっこり癒される絵本ですね。

エプロンをして、大きなボールをかかえてカステラを作っている姿が
なんとも言えないくらい可愛らしい。
カステラが出来上がった瞬間は一緒になってわくわくしちゃいます。
食べたーい!

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「オニじゃないよおにぎりだよ」シゲタサヤカ



おにぎりが大好きなオニたちが、興味津々で食べた人間のおにぎりは、
とある理由により激マズ。
そのまずさに涙し、
人間たちにとってもおいしいオニ特製のおにぎりを食べてもらうために
あの手この手で奮闘するお話です。
オニのおにぎりは種類が豊富で、本当に美味しそう!
そして、オニが天真爛漫すぎてなんとも微笑ましいのです。
オニの姿を見て人間たちがパニックを起こした理由も、なんとびっくりオバケのせい。
そして彼らが思いついた秘策とは!?
ふふ。
微笑ましい彼らの閃きに笑ってしまいます。
ラスト。
彼らのカートの中身にもしっかり着目です。

オニがしっかり虎柄パンツなのが妙にツボでした。
ご飯大好き姪っ子ちゃん&甥っ子ちゃんに読んでもらう気満々です。

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「であえてほんとうによかった」宮西達也(ポプラ社)



え?嘘でしょ?
まさかの結末に呆然となってしまいました。
正直、本を持つ手が震えました。
きらわれもののティラノサウルスが、スピノサウルスのこどもと出会い、
その瞬間、大きな災難に見舞われます。
その日からはじまった二人きりの生活。
ティラノサウルスはスピノサウルスに
優しさと思いやりを教えられ、愛おしさという感情を抱きます。
スピノサウルスはティラノサウルスから
強さと勇気とを教えられ、とても大きな愛に包まれます。
であえてほんとうによかった。
お互いがお互いに抱いた想い。
大好きなきみ。
だからこそ……涙、涙なのです。

読み終わって表紙を見てまた泣いて……
良書です。
良書だけど……うわーん。

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「あなたをずっとずっとあいしてる」宮西達也(ポプラ社)



草食のマイアサウラが拾ったたまごは、なんと、肉食ティラノサウルスのたまご。
自分のたまごと一緒に大事にあたためて、
うまれてきたティラノサウルスに仰天して一度は捨てにいくけれども。
鳴き声を聞いてしまったらもうだめだよね。
抱き上げたティラノサウルスを自分の子供と一緒に分け隔てなく育てます。
そして、こころやさしく成長したティラノサウルスは、
奇跡的に自分の本当の父親に出逢い……
後半、泣き顔ばっかりの彼らの姿に切なくなります。
でも、感じられるのは溢れんばかりの愛情とやさしさ。
やっぱりこのシリーズ大好きです。

しばらくちびっこたちと一緒には読めそうもない本。
何故なら私が真っ先に泣いてしまうから。


内容(「BOOK」データベースより)

こころやさしいマイアサウラのおかあさんは、あるひ、たまごをひとつひろいました。じぶんのたまごといっしょに、たいせつにそだてていると、うまれてきたのは…。大人気のティラノサウルスシリーズ第4弾。

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「しろくまのパンツ}



パンツをなくしたしろくまさん。
ねずみくんと一緒にパンツ探し。
最初に見つけたパンツは誰のかしら?
ここでこの本の楽しみ方が決まります。
ページを捲ってワクワクしながらのパンツ探し。
カラフルパンツのオシャレさんや、食べるの大好きおデブさん。
お花模様のおチビちゃんに、アイラブネズミは……きゃー!逃げてー。
そして、え!あなたもパンツ履いてるんですか!?
という、まさかの穴だらけのパンツ。
それ、脱ぎ着が大変!
あら?肝心のしろくまさんのパンツは?
まさかのオチに爆笑。
そして最初に戻ってみると、思わずニヤリとしてしまいます。
面白いのは作者の発想力に依るんだろうなぁ、と、一人納得。
遊び心満載の絵本でした。

内容(「BOOK」データベースより)

しろくまさんのパンツがなくなっちゃった。いったいどんなパンツかな?―。

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「あいすることあいされること」宮西達也(ポプラ社)



美味しそうな大きなたまごを拾った、嫌われもののトロオドン。
たまごから赤ちゃんが生まれたらパクッとたべてしまおうと、
自分の身体程の大さのたまごを背負って、日々を過ごすことにします。
嫌われ者→友達いない→話し相手もいない。
独り言をつぶやいていると、ある日たまごの中からお返事が!
微笑ましい会話の応酬をつづけるうちに、
もはやたまごを背負っているのか育てているのかよくわからない状態に。
この時点でトロオドン、ノックアウト。
いつしか彼の願いは「この子が元気に生まれてきますように」
という、情愛深いものにかわっていきます。
そして、赤ちゃんが生まれた時の言葉にはほろりとさせられました。

星空の描写がとてもキレイ。
なんだか心が洗われます。
たまごのなかから生まれた大きな大きな恐竜と、トロオドンがその後どうなったのか。
是非見届けてあげてほしいです。
とっても素敵なお話です。
うーん。
やっぱりこのシリーズ集めたいなぁ……


内容(「BOOK」データベースより)

ずるがしこくてきらわれもので、ひとりぼっちのきょうりゅうがいました。おおきくておいしそうなたまごをだいじにかかえていると…。

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「サンタクロースと50ぴきのトナカイ」



トナカイの、サンタとトナカイによる、世界の子供達のために行うダイエット物語(笑)。
夏の間にうっかり太ってしまい、重すぎて飛べなくなったトナカイたちは、
クリスマスの重要なお仕事、空を駆けてプレゼントを運ぶため、
ダイエットをしなければいけません!
野を走り、池に落ち、雪山を登り、そして砂漠へ。
トライアスロンの様相を呈しつつ、必死で走り、登り、転がるトナカイの姿も表情も
可愛すぎて笑いがとまりません!
果たして彼等のダイエット物語の結末は?
ふふ。是非読んで、ほっこり笑ってください。
色彩豊かなとても愛らしい絵本です。

姪っ子ちゃんのクリスマスプレゼント!と、思いきや。
「サンタクロース島のサンタクロース シリーズ絵本第二弾!」と書いてあって唸ってます。
これだけで十分楽しめるんですけど、
シリーズは全巻揃えたくなる身としては、第一弾も!と思うわけです。
悩ましい……

内容(「BOOK」データベースより)

ずっと、ずっと遠くの「サンタクロース島」という小さな島で繰りひろげられる、とってもやさしい「サンタクロース」と、ふとっちょな「50ぴきのトナカイ」のおはなし。夏のあいだに食べすぎて太ってしまったトナカイたち…。このままでは、クリスマスの夜に空を飛んでプレゼントを届けることもできません。サンタさんと50ぴきのトナカイたちはダイエットの旅に…。

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「わすれられないおくりもの」スーザン・バーレイ(評論社)



大人になった私が自分のために買った絵本。
そういえば、ちびっこたちに見せてないなー、と思いながら今回改めて読みましたが、
多分私、泣いて読み聞かせになりません。
自分に、家族に、近しい人に、いずれ訪れる「死」。
語りあえるたくさんの思い出を友だちに遺して逝ったアナグマ。
喪失はとても哀しいけれども、思い出はその先を生きる力になる。
たとえ、夢の中でも、自由に駆けることができてよかったね、と、
アナグマに言ってあげたい。
おやすみなさい。
そして、ありがとう。
今まで見送った大好きな人たちに心から伝えたいと思いました。

何度読んでも心に沁みる良い話です。


内容(「BOOK」データベースより)

アナグマは、もの知りでかしこく、みんなからとてもたよりにされていた。冬のはじめ、アナグマは死んだ。かけがえのない友を失った悲しみで、みんなはどうしていいかわからない…。友だちの素晴しさ、生きるためのちえやくふうを伝えあっていくことの大切さを語り、心にしみる感動をのこす絵本です。

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「おまえうまそうだな」宮西達也(ポプラ社)



【ぼくもはやくおとうさんみたいになりたいなぁ】

肉食のおとなティラノサウルスと草食のアンキロサウルスのあかちゃんとの出逢いから始まる物語。
タイトル通り、「おまえうまそうだな」とぱくっと口にしようとした
無垢で無邪気なあかちゃん恐竜の言葉や態度から、ティラノサウルスに知らず、芽生える父性。
あんなふうに慕われちゃったら守ってあげたくなっちゃうよね。
実のおやこのように仲睦まじい二匹。
でも………
あかちゃんのためを思ってのティラノサウルスの決断には泣いてしまいました。
うわー、すごいいい話!
これは子どもよりも大人の方がぐっとくる話だと思います。
独特なタッチと色遣いの絵は、この世界観にとてもマッチしていました。

「おまえうまそうだな、っていってティラノサウルスが草食恐竜のあかちゃんに出会う絵本を買ったの」
「え?で、あかちゃん恐竜食べちゃうんですか?」
「ちがうよ!ティラノサウルスがあかちゃん恐竜と仲良くなるの!」←私の事前知識ここまで。
「えー?じゃあ、ティラノサウルスは何食べるんですか?お腹減るじゃないですかぁ!」
「…………」
本日の私と会社の子との会話。
とりあえず彼女の答えは文中にあったけど……目の付け所が斜め上でしたww

内容(「MARC」データベースより)

おなかをすかせた大きな恐竜が、あかちゃん恐竜を見つけてとびかかろうとすると…。お父さんにまちがえられた大きな恐竜と、あかちゃんの愛情の物語。

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「パンダ銭湯」tupera tupera(絵本館)



パンダの親子が銭湯にいって、ほのぼのしくお風呂にはいるお話かと思いきや!
パンダの生態の斜め上どころじゃないところにぶっ飛んだ、衝撃的(笑撃的)なお話でした。
「パンダ以外入店お断り」に大納得。
よくよく見ると描かれている小物がとっても愉快で楽しい。
サササイダーとか、しろくろつけようぜ!パンダワックス、とかね。
好きだなー、この遊び心。
パンダ以外の動物さんの銭湯も是非覗いてみたい気持ちになりました。
楽しかった!


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