きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「あいすることあいされること」宮西達也(ポプラ社)
美味しそうな大きなたまごを拾った、嫌われもののトロオドン。
たまごから赤ちゃんが生まれたらパクッとたべてしまおうと、
自分の身体程の大さのたまごを背負って、日々を過ごすことにします。
嫌われ者→友達いない→話し相手もいない。
独り言をつぶやいていると、ある日たまごの中からお返事が!
微笑ましい会話の応酬をつづけるうちに、
もはやたまごを背負っているのか育てているのかよくわからない状態に。
この時点でトロオドン、ノックアウト。
いつしか彼の願いは「この子が元気に生まれてきますように」
という、情愛深いものにかわっていきます。
そして、赤ちゃんが生まれた時の言葉にはほろりとさせられました。
星空の描写がとてもキレイ。
なんだか心が洗われます。
たまごのなかから生まれた大きな大きな恐竜と、トロオドンがその後どうなったのか。
是非見届けてあげてほしいです。
とっても素敵なお話です。
うーん。
やっぱりこのシリーズ集めたいなぁ……
内容(「BOOK」データベースより)
ずるがしこくてきらわれもので、ひとりぼっちのきょうりゅうがいました。おおきくておいしそうなたまごをだいじにかかえていると…。
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