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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「復興の書店」稲泉連(小学館)

震災から一年足らずの間に被災した各地の方々が、苦難を乗り越えて書店を再開、或いは開店していく様子が描かれている。
2012年発刊。
当時を知ることは大切なこと。
と同時に、2024年の彼等はどんな日々を送っているのだろう?
ということが脳裏を過ぎった。
被災後まだ間もない大変な状況下で店を開けるということは、自分の日常を取り戻すことの一環でもあったのだろう。
そして、本を心待ちにしていた人たちもまた、失われた日常の一部を取り戻すことができたのだと思う。
復興の書店MAPを見ながら、それぞれの地域のこれまでの復興の過程を思う。
震災後、一度ならず訪れた場所に、また行かせてもらおう。


毎年この時期に震災関連本を読んできて、今回はじめて
「震災当時」を知ると同時に「震災を経た今」を知らなければ、
という思いが湧き上がってきた。
何らかの心境の変化なんだろうな。
まだ問題が山積されていても。
ここまでの復興を成し遂げた人の思いと力は、間違いなくすごいものだと思う。

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