きままに読書★
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カテゴリー「BL漫画」の記事一覧
- 2020.05.10 「In These Words (4) 初回限定版」 (ビーボーイコミックスデラックス)
- 2020.03.01 「負け犬のなんでも屋」菅野彰/麻生海 (あすかコミックスCL-DX)
- 2020.01.26 「夜を走り抜ける 2」湖水きよ&菅野彰 (enigmaコミックス)
- 2020.01.25 「夜を走り抜ける1」湖水きよ&菅野彰 (enigmaコミックス)
- 2020.01.19 「華なるもの」西つるみ (onBLUE comics)
- 2019.09.11 「闇に哭く光 Undercover Cop 下」 (アクアコミックス)
- 2019.05.12 「囀る鳥は羽ばたかない 6」ヨネダコウ
- 2019.05.06 「囀る鳥は羽ばたかない 5」ヨネダコウ
- 2019.05.06 「囀る鳥は羽ばたかない 4」ヨネダコウ
- 2019.01.13 闇に哭く光 Undercover Cop 上 (アクアコミックス)
「In These Words (4) 初回限定版」 (ビーボーイコミックスデラックス)
篠原の献身と浅野の強さに胸を打たれて、打たれて……
最後は切なさマックスでの読了。
つ、続きはいつ読めるのでしょうか?(涙目)
そしてあとがきの裏話は私的に聞きたくなかった(苦笑)
安全で居心地の良い場所から出なければ、
二人の穏やかな時間は続いたかもしれない。
けれども。
彼らの責務が、その思いが、安穏を許さない。
猟奇的な殺人犯を野放しにすることはできないのだ。
だから決意する。
自分に出来うる最善の策を決行することを。
遡って最初から読み返して合点のいくことがいくつもあって、
練り上げられた構成の緻密さに圧倒される。
以下、小冊子のネタバレ的なのアリです。
限定の小冊子は4巻読了後、すぐに読むモノではなかった……というのが私見。
世界観違いすぎて本編の余韻が吹っ飛んだのがもったいなーい。
笑っちゃったもん。
私はあの切なさにもっともっと浸っていたかった。
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「負け犬のなんでも屋」菅野彰/麻生海 (あすかコミックスCL-DX)
人生に挫折した三人の自称負け犬。
そこにいていいよ、と用意された空間で、
やり過ごす日々は多分居心地が良い。
だけど、心に残った小さな違和感。
それは後悔だったり未練だったり、或は前に進むための意欲だったり。
それに蓋をし続けることが、多分、嘘を重ねるということ。
嘘が積もって、全部が嘘になる前に、ジタバタと足掻き始めた負け犬トリオ。
閉塞的な空間に風穴を開けたのは、強烈な他人の存在。
自力では、彼らはそこから動けなかったか、動き出すまでに更なる時間が必要だった。
人って、支え合って生きてるんだなーと思う瞬間。
読んでから某所のレビューを拝見したら
小説『なんでも屋ナンデモアリ』の2巻目にあたる話とのこと。
ってことは、小説読んでからの方がわかりやすいのかしら?
漫画は初読。
小説は買った時(15年前)に読んでるけどきれいさっぱり覚えてない!←自慢にならない。
こういう症状を「フレッシュ症候群」と読友さんが命名してくださっていました。
よし。
小説も初読の気分で楽しく読もう。
「夜を走り抜ける 2」湖水きよ&菅野彰 (enigmaコミックス)
晴生を主軸に巡る愛憎。
いや、憎しみはないか。
みんな、晴生を心配したり愛したりの一方なんだけど、問題は愛情の示し方。
考えることもやることも、お金持ちのスケール半端ない。
その一方で、取引材料は自分の才能。
そんな立場で、虎一はできることを頑張った。
やっぱり彼の立ち回り方、好きだなぁ。
まっすぐで潔くて嫌みがない。
晴生の心の傷はそう簡単には癒えることはないだろう。
だけど、夜に眠ることのできなかった晴生が虎一の傍で眠れるようになったことに安堵する。
読み返すほどに私の中で上がる虎一の株。
結果的にみんな良い人だった。
本筋の感想からは外れるけど、
「芸術家は死ぬが、芸術はいつまでも生き残る」
この言葉、胸に刻んでほしい。
破壊行為で壊された美術品は元に戻すことができないんだよ。
どっちが真作でどっちが贋作なのか。
唸る彼らの姿に笑う。
一枚の写真を見て自分の写真なのか双子の兄の写真なのか。
本気で苦悩して結局結論の出なかった友だちの姿をなんとなく思い出してみました。
「夜を走り抜ける1」湖水きよ&菅野彰 (enigmaコミックス)
彫塑家と美術商。
晴生が虎一に興味を持ったきっかけは、すんなりと内側に踏み込んできた距離感と彼が生み出す作品。
晴生のまさかのアプローチに驚いたけど、癒えない傷を抱えたままの彼に対する虎一の接し方がいい。
芸術に携わるが故の感性、なのかな。
晴生の不安定を汲み取って不安になる虎一と、虎一の傍で安らげる晴生。
自分に好意を抱く宝生をうまくあしらえていると思っているのは晴生だけで、
周囲の評価は違う。
虎一といるときの晴生は、取り繕ったいつもの表情ではなく、
素の自分を晒すことができる。
そのことに気づいてしまった宝生。
さぁ、どうする?
人の心は侮ってはいけない。
個人的に諸橋近代美術館(作中では唐橋美術館)は大好きな場所なので、
こうして作中で描かれることがとてもうれしい。
前回行ったのはいつかな?と思って調べたら10年くらい前だった。
また行きたいなぁ。
「闇に哭く光 Undercover Cop 下」 (アクアコミックス)
噛み砕きながら読み進め、
自らに銃を向けあうシーンでは言葉が刺さって泣けてしまった。
唐橋の強さは自分の原動力が復習で在ることを知っていること。
だけど、その手段を法に委ねられる判断力があったこと。
マリヤはただ幸せになりたかっただけ。
今の幸せがどんな世界の上に築かれたものなのか。
考え始めた時点で彼の世界は変わる。
青砥の心の中にあったのは虚無なのかな?
マリヤと在り続けることが彼にとっての幸せだったのだろうか?
青砥、ミステリアス。
呪縛から解放された唐橋とマリヤ。
「生きて」
そして、愛を増やし続けて欲しい。
憂慮してること。
憤っていること。
心配していること。
色々あるんだろうなぁ、というのは私の忖度。
とりあえず、考えることは放棄しちゃいけない。
自分の国。
自分の未来。
自分の幸せ。
「囀る鳥は羽ばたかない 6」ヨネダコウ
動いて欲しいと思っていた人が動いてくれて、平田の件は解決。
平田の自業自得とは言え、後味はちっとも良くないけどね。
結局は誰も彼もがヤクザ者。
決着をつけるために平田と対峙した矢代に滲む諦念が辛い。
百目鬼の存在によって揺らぎかける矢代のアイデンティティ。
矢代の葛藤が痛いけど、そこを乗り越えないとどうにもならない。
七原の言葉は百目鬼にどんな影響と決断を与えたのかな?
ラストの白抜き文字が凄い刺さった。
で、改めてタイトルを復唱して、自分なりに解釈してみる。
読後にこんなにドキドキする漫画ってちょっとすごい。
七原の矢代に対する愛が歪んでいて愉快。
影山の天然っぷりも愉快。
この辺りがこの巻の癒し。
自分を見てほしかったら、自分自身をどうにかしないとダメ。
彼が見ている誰かを消したって、同じように自分を見てもらえるわけがない。
羨んで妬んで殺してしまえって発想以外なかった平田。馬鹿だね。
「囀る鳥は羽ばたかない 5」ヨネダコウ
愛されて感じるのは幸せなこと。
それを罪深いことのように思わないでほしい。
どちらのせいでもない。
ただ、惹かれあっただけ。
と、割り切れないのが人の心。……なんだろうな。
これまで矢代がどうやって自分の心を守ってきたのかが
痛々しいまでの描写で描かれていてやるせない。
百目鬼の想いが勘違いでも刷り込みでもないことが、矢代にきちんと伝わるといい。
竜崎の見せた漢気。
矢代とちゃんと話せてよかった。
そして三角さん、懐が広すぎるのも難儀だね。
「色々大事にしすぎるな」は的確な助言。
目をかけてもらった平田が拗らせなければこんなことにはならなかったのに。
時間の進みが遅い上に、まだ結構続くって喜んでいいのか、苦しんでいいのか。
もちろん、最後まで追いかけます☆
「囀る鳥は羽ばたかない 4」ヨネダコウ
裏切ったら裏切られる。
裏切る人は、その可能性には思い至らないのかな?
自分だけは安泰だって、どうして思えるんだろう?
私は情で生きていきたい。
だからこそ、泣きながら口にした七原の言葉が刺さる。
とはいえ、事態は泥沼。
根源は男の嫉妬(と言い切ったらなんか反論されそうだけど)と逆恨みなのが腹立たしい。
竜崎のうまく立ち回れない不器用さ、嫌いじゃないよ。
変化していった想いを口にしてしまった百目鬼と矢代。
だけど、そこには張りつめた痛々しさと息苦しさしかない。
小冊子から伺える二人の過去の接点。
百目鬼にとってはもう、運命としか言いようがない。
ヨネダさんはアカウントを分ける前にこっちで感想UPしていたので、
引き続きこっちで。
別アカに移すかどうか迷っているうちに巻数が進んでしまった。(笑)
闇に哭く光 Undercover Cop 上 (アクアコミックス)
一方から見れば魔王でも、一方から見れば神に等しい創造主。
接する相手によって態度が変わるのは当然。
故に、多面性は誰にでもある。
外界から隔離されて育った籠の鳥。
籠の中の世界の幸を思って生きる鳥を
不憫に思って外の世界に出すのは、不憫と思った人間の傲慢。
生きていく術をどんな責任でもって教えていくつもりなのか。
主目的を見誤ったら足元を掬われる。
青砥。マリア。そして唐橋。
それぞれに曰くのある過去を背負った三人の行く末は?
こうあって欲しいと、こうなるんだろうなぁ、がイコールにならない歯がゆさ。
ラブ要素はなくてもいいので次巻が早く読みたい。
タイトルにUndercover Copが入っていることに、二度目を読了して気付いたわ。(遅ッ!)
「バカなの?」というペーパーが好き。
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この作品を読みながら、とある街のとある区からの候補者を選挙に当選させるために、
その街に信者をまるごと居住させた宗教の話を思い出してみた。(怖ッ!)