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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「10DANCE 7」井上佐藤(講談社)

「今この瞬間も愛してる」
なのに。並び立つことができない遣る瀬なさ。
お互いに恋心を抱いていることはわかっている。
でも、その想いのままに突き進むことはできない鈴木と杉木。
妹への想いを断ち切れず、燻るノーマン。
そんなノーマンと鈴木の代償行為。
ああ、寝ちゃうんだ。
と思いつつも、それはそれで仕方なかったのなーと。
お互いに、それくらいやりきれなくて寂くもあり、
想う相手を守るためでもあったのかな。
だけど。
それじゃあ渇きは癒えない。
欠けたピース。顔を合わせてしまったらもう、そうなるよね。
ってか、次巻いつですかー!


特装版の小冊子。
こんな風にポンポン言い合う二人に早く出会いたい。
と、コミカルな内容なのになんかしんみり。
だってこの巻の二人は互いのことを思って苦しそうな表情ばっかりなんだもん。
2年焦らされたんで、続刊そろそろお願いしたいです。


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「10DANCE 6」井上佐藤(講談社)

互いに向き合っている好きのベクトル。
だけど。
恋人として寄り添うことはできず、友人として在ることを選択する。
それでも。
芽生えてしまった想いを殺すことはできない…よね。
傍にいるからなおさら。
日々顔を合わせることが嬉しくもあり、苦しくもあるんだろうなぁ。
二人の濃密な時間でもあった深夜の練習。
その場がなくなり、鈴木のダンスの師は杉木からノーマンへとバトンタッチする。
最後のプレセントって……踊りながらの過去回想が切ない。
シリアス展開なんだけど、目からビーム出す鈴木がめっちゃツボった。

特装版のカラーイラスト集がとても豪華。
単行本と同じサイズで収納には申し分ないんだけど、
欲を言えばもっと大きい図で拝みたかった!

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「10DANCE 5」井上佐藤(講談社)

勝つことに貪欲になること。
それはまったく悪い事ではなく、むしろ競技者としてはプラスに作用する。
現状に甘んじたら進化はない。
殻を破り、より高い所を目指す鈴木の欲と熱は周り中に伝播する。
試合の熱が伝わってくる高揚感に、彼らと一緒にゾクゾクする。
その熱と昂ぶりを抱えたまま杉木の元に走る鈴木。
ここまでは彼らと一緒にドキドキわくわくしていたのに。
ラスト、切な~~~、と思わず呻く。
何度読み返しても胸が軋む。
この二人、難しい問題に直面したなぁ。
胸の中に渦巻く様々な感情。
呑み込んで飲み下して。
どう折り合いをつけていくのか。
見守ります!

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「10DANCE 4」井上佐藤(講談社)

世界レベルのトップダンサーが
相手の技量を認め、そのスキルを披露し、伝授する。
いずれ試合で戦う日が来ることを想定したうえでのそのやりとり。
互いの目指すところは頂点。
いいなー。
スポーツって尊い。
「好き」の気持ちに翻弄される杉木と鈴木。
触れたところから意思が伝わるどころか、
目と目で会話ができてしまっていることを周囲にも認知されるって相当よね。
この先、この二人の関係性がどうなっていくのか、楽しみで仕方ない。
女子’sも頑張っていて皆応援したくなる。
しれっと「チョン切っちゃえ!」っていう房ちゃん、良いわ~。
おまけ漫画の網タイツで爆笑。みんな楽しそうだなー。


特典小冊子。
私の中では右左の願望はあるんだけど、リバでもウェルカムなので無問題。
たとえ私の願望とは逆だったとしても
この二人が落ち着いたところでそれが正解だと受け止める気満々。


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「10DANCE 3」井上佐藤(講談社)

モチベーションの高さや練習に向ける気力体力のバランスを
考慮しないといけないところが、個人ではなくパートナーと共に挑む競技の難しいところ。
杉木がパートナーと長続きしなかった理由に納得だけど、
それが理由で続かなかったことが哀しくもなる。
レッスン場を飛び出して迄とことんくらいついてくる鈴木とは
一緒に踊ることが楽しくて仕方ないんだろうなぁ。
鈴木のレベルを上げることに他者の手を借りることに対する杉木の葛藤。
恋物語を体現するダンス。
近すぎる距離。
錯覚する恋心。
衝動的な口づけ。
果たして……錯覚?
もしくはそれは目覚めた本能?
ドキドキ感がたまらない。


前半のおまけマンガ、めっちゃ好き。ってか、わかりみ。
どんなイケメンに声をかけられたとしても。
イベント帰りの荷物なんて絶対預けられないわ~。
そしてカバー下に爆笑。

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「10DANCE 2」井上佐藤(講談社)

リアルに言葉を交わす前から互いが互いを知っていて。
自身のダンス競技の在り方に大きな影響を与えあっていた。
その二人がいま、手と手を取り合って踊っている。
しかも喧嘩しつつも密着度半端ない。
ダンスに賭けている、というよりも、ダンスが生きることそのものなんだとしか思えない杉木。
そんな杉木に引っ張られていく鈴木の変化にこっちもドキドキする。
スタジオを飛び出して公園でも踊り出してしまうシーンがとても好き。
練習や試合がきつくても苦しくても。
周りに何を言われても。
踊ることが好きで楽しくて仕方ないことが伝わってくるから。


鈴木の英語の発音、聞いてみたいなー。
でも問題は私がそれを「甘えた舌足らずな喋り」と認識出るかどうか。
……無理っぽい。

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「10DANCE 1」井上佐藤(講談社)

コンプしている好き作家さん。
この作品が竹書房から講談社に移ったことにもびっくりだったのに、
さらにびっくりなまさかの実写化に再読&登録。
旧版はもちろん既読。
日本でのスタンダードダンスとラテンダンスを極めた者同士が挑む10ダンス。
鈴木と杉木。
それぞれの専門分野を互いに教え合うわけだけど、もちろんすんなりいくわけがなく、
その過程には山あり谷あり。
ダンスのレッスン風景だけでここまで楽しく読ませてくれる描写はホント素晴らしい。
何度笑ったか。
だけど、楽しいだけじゃなくて。
このチャレンジには葛藤も含まれる。
壁を越えて高みを目指して。
頑張れ!


実はソシアルダンス、ちょっとだけ習ったことがあるんだよね。
スタンダードはこなせても、私はラテンのクネクネした動きがどうにも向いてなかった。(笑)
どの作品においても実写版にはそんなに興味がないんだけど、
ネトフリ契約中なので配信になったら観てみようかな。
うん。観てみよう。

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「アヒルくんはソレを知らない」コウキ。(幻冬舎コミックス)

自分の容姿に対して抱えたコンプレックスをどうにかしようと頑張ることは悪い事じゃない。
どんな手段で自分を変えていくかは人それぞれ。
それが自力努力でも美容整形でも、外野にとやかく言われる筋合いはない。
「何回負けてもいいから何度でも戦ってちょっとずつ勝っていけ」
なんかもう、先生のこの言葉に色々集約されている気がする。
どんなことにでも応用できるよね。
諦めた瞬間がすべての終わり。
諦めない限りは道は開ける。
アヒルくんの先生に対する告白の言葉はすごい刺さった。
AFTER 7 YEARSのワンカットに激萌え。好き作品。

コウキ。さんはコンプ作家さんなのにレビューをひとつもあげてないんだよね。
少しずつUPしていきたい。

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「夏くゆる好色男の宿」akabeko(ディアプラス・コミックス)

藤男が都内にマンションを持っていたことに納得。
そうだよねー。
そして美晴がヲタだったことにびっくり&ジャンルが違えど親近感。
大分行ってないけど、ビッグサイトの居心地の良さはわかってるよ!
セックスに関しては百戦錬磨なのに、恋愛となると不器用な藤男が
何だか新鮮だった。
個人的には志賀子さん、好き好き。
彼女の愛情はちゃんと藤男に伝わている。
だからこそハイエナ(笑)二人がタッグを組んだ温泉街再建系計画。
なんだかんだ実家のことをちゃんと考えてくれているのが嬉しい。
美晴と一緒に温泉旅館を盛り立てていって欲しい。


コミケ久しく行ってないなー。
本作ってないなー。
と、ちょっと懐かしくなってしまった。
春・夏ときたら秋・冬と続くのだろうか?
好きシリーズなだけに続いて欲しいなぁ。
akabekoさんの絵は特に好みってわけじゃないんだけど、
ストーリーがとても好きで新刊が出るたびに買ってしまう。

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「毒を食らわば恋までも」石原理 (ディアプラス・コミックス)

とても良かった。
めっちゃ好き。
大人の男しか醸し出すことのできない色気の描写が相変わらず素晴らしい。
三行と羽衣。
今の自分の立ち位置にそれぞれ問題を抱えた二人。
出会ったことによってプラスに好転していく関係性が良い。
胸に芽吹いた想いを自覚するほどに生じる戸惑いと高揚。
告白の言葉が素敵すぎた。
二人が秘められた過去を紐解こうと取材を行った烏柳八月。
明らかになったのは彼が辿ったとてつもない浪漫。
そこからの……描き下ろしで泣かされた。
「漫画」と「文章」と。
どちらも十分に堪能させてもらいました。満足。


裏表紙に記載されている「リテラチュア・ラブ」。
意味わからん、と思って検索。
目で見て即イメージできるような日本語で表記してくれるとありがたいなー。

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