きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「舞闘会の華麗なる終演~暁の天使たち外伝1」茅田砂胡(C・NOVELS)
己の信念や感情を偽ることなく生きる人たちの
嘘のなさとまっすぐさが好き。
「一般市民」だったら曲げたり妥協せざるを得ないところでも、
貫いてしまえる彼らの強さと潔さが痛快。
突然いなくなってしまった母親への思慕を抱き続け、
彼女を探しに宇宙に飛び立とうとした少年がひとり。
そんな彼をどうにか思いとどまらせようと、
人外生物たちの一芝居。
見事なエンディングで少年の親離れと新たなる旅立ちの日……と思いきや。
違った方向に燃え上がった想い。
勝ち目も実りもないと思うわ。
人外生物の方々に振り回されつつも、しっかり馴染んでしまっているダンがやっぱり好き。
「口は災いの元」に大笑いでした。
リィとレティシアの獣めいた関係性がとてもいい。
そして、ジンジャーの勘の良さも人外レベル。
親にとって子共はいくつになっても子供なのねー、と、
しみじみと実感した本巻。
でも私、お尻ペンペンされた記憶はないわ~(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
リィ捨て身の攻撃でルウの暴走は抑えられた。セントラル宙域の壊滅は免れたのである。しかし脱出を急ぐ一行の前にふたたび“悪しきもの”が立ち塞がり、執拗にルウに迫るのだった!『天使の舞闘会』で語られなかった脱出劇の顛末を描く『嵐の後』。さらにダンの息子ジェムが、母親のルウを探しに行くと言い出して大騒動になる『宇宙一不幸な男』の2篇を収録した外伝。
PR
COMMENT