きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「キネマの神様」原田マハ(文春文庫)
とても素敵な物語だった。
人と人との縁、親子の絆、人生の再生。
たくさんの映画と共に語られるのは、今を生きる人たちの物語。
彼らの人生が、やさしくてあたたかな視点で語られている。
そして改めて思のは、年齢も立場も国籍も関係なく、
ネットを介してたくさんの人たちと交流することができるブログの力。
マイナス面も取りざたされるけれども、プラス面を最大限に評価したい。
もしも叶うなら、ブログで友情を育んだ二人を会わせてあげたかった。
全体的に漂う雰囲気は、どこか懐かしさを感じる古き良き時代。
この心地よい雰囲気に暫し浸っていたい。
蛇足だけど……
結婚式の入場曲はカーリー・サイモンの「LET THE RIVER RUN」と
勝手に決めている(笑)私には、
最初に出てきた映画のタイトルがワーキングガールだったことにニヤリ。
最近映画を観ることがめっきりなくなって、
自分は映画には興味ないのかと思っていたけれども、
取り上げられた映画の八割方観ていたことに驚きました。
いつから足が遠のいちゃったのかな?
内容(「BOOK」データベースより)
39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることに。“映画の神様”が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。
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