きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「傷だらけのマセラッティ」北方謙三 (光文社文庫)
転落。あるいは、暗転。
食い止めることのできなかった負の連鎖。
たとえ、巻き込まれて降りかかった火の粉だったとしても、
その連鎖を止めるつもりがなかったことが大いなる問題だ。
とても楽しく読んでいた前半に反して、
独りよがりに過ぎる後半は作品世界からスーーッと乖離しそうになってしまった。
前半の大村は好きだったんだけどなぁ。
『マセラッティ大迷惑』というタイトルでも遜色がないと思うわ。
箱入りで輝いていたマセラッティを傷だらけにしたのは貴方です。
こっそり整備しに戻った時に置いていく甲斐性があったら見直したかもね。
マシンのセッティング描写に
『頭文字D』『湾岸ミッドナイト』あたりにドハマリしていた頃の興奮再び。
わー、読み返したくなる~~~!
私が乗りたい外車は真っ赤なカマロ。
ドライバーズシートに座ってみて、技術以前に体格的に自分には運転できない車だということを悟ったので、のっけてもらえるだけでいい。
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