きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「東京バンドワゴン」 小路幸也(集英社文庫)
【人間間違うことありますよね。許せないことあります。
でも、それを許してあげられるのは、許せなくてもそばにいてあげられるのは
やっぱり親子とか家族しかいないと思うんです。(本文はひらがな表記)】
下町で古本屋を営む8人家族+近隣の人たちのあったかくてやさしい物語。
おばあちゃんっ子だった私としてはその8人のなかにおばあちゃんがいないのが残念だけど、
鬼籍に入ってもサチさんはみんなの傍にいて大家族を見守ってくれている。
その語り口調がまた愛情に満ち溢れていてなんだかとっても和みます。
東京バンドワゴン。
本に囲まれていて、カフェまで併設してあるって、なんてうらやましい空間なのかしら?
近所にあったら絶対通っちゃう。
肩の力が抜けて気持ちがほっこり暖かくなる本でした。
内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。
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