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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「炎の蜃気楼」桑原水菜(コバルト文庫)



タイミングを見計らい、思い切って再読開始。
私の偏った日本史知識の指南書であり、
私の人生を語る10冊のうちの1冊。
荒削りな文体。
時代を感じる事象。
それでも、全てはこの巻から。
直江と高耶。
後に彼らが陥る苦悩を思うと、この巻でまっすぐに目の前の事象に立ち向かおうとする
彼らがとても居たたまれない。
けれども、高耶にとって、何も知らずに人生をやり過ごすことは、多分、できなかったのだろう。
知ることは、定め。全てが宿命。
出会うべくして出会った。
彼らも、そして、私も。
400年の想いを背負った、壮大な物語の幕開けの巻。
闇戦国の始まりです。

私の人生を語る10冊。
『銀河英雄伝説』『十二国記』『ブラディ・ドール』『間の楔』の感想をあげたので、
次は『炎の蜃気楼』でいきます。その次は北方の『水滸伝』かな。
10冊の他は漫画で『エイリアン通り』『頭文字D』『スラムダンク』。
残り一冊はこれから出会う本のために席を空けておきます。(笑)
どれだけ間違った日本史知識かというと、
上杉景勝より上杉影虎。
直江兼続より直江信綱。
私が日本全国を旅するきっかけになったのが、ミラージュと頭文字Dです。
兎にも角にも私は直江に振り回されました。
そして、付き合いの長い友達のほとんどははみんな、ミラージュを読んでいる不思議。(笑)



内容(「BOOK」データベースより)

武田信玄の霊を封印した魔縁塚が、何者かによって破壊された夜、高耶の親友・譲は、火だるまになる夢を見た。「ようやく見つけましたぞ、お屋形様」譲に忍び寄ってくる武者たちの亡霊。強力な霊によって憑依されようとしている譲を救おうとする高耶は、不思議な「力」を使う直江と出会った。自ら何百年も生きた換生者と名のる直江は、高耶に前世からの宿命を告げるのだが。

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