きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ウバールの悪魔 下巻」ジェームズ・ロリンズ(竹書房文庫)
ハイスケールなエンターテイメントアクション。
ロケットランチャーが火を噴き、銃撃戦が繰り広げられるという
生きるか死ぬかの極限状態の中で、
誕生したカップルあり、失恋した人あり。
いいとこどりのテンコ盛り。
反物質を理解していてもいなくても、最後まで一気に読ませてくれます。
砂漠の砂が肌を掠めていく感覚と、不思議な水の満ちる洞窟。
見たことのないはずの感覚と光景が、リアルに脳裏に浮かぶ表現力は素晴らしい。
身を潜める敵を暴き出したところで、組織はようやくスタート地点に。
我らが司令官ペインター・クロウの誕生で閉幕。
カッコイイ!!!
脳内BGMとしては「シバの女王」が正しいんだろうけど。
乳香、最高級の乳香、と、乳香が連呼されたおかげでこどもさんびかの
「遠くの東から ラクダにまたがって」の歌がぐるぐる。
この歌のおかげでそのものがなんたるかはさっぱりわからないまま、
没薬と乳香は黄金と並ぶお宝だとインプットされた子供時代(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
カサンドラに拉致されたサフィアは、霊廟で発見された手がかりをもとにウバールの場所を突き止める。一方、カサンドラの襲撃を逃れたペインターたちも、ウバールを目指していた。砂漠でかつて繁栄を極めながら、神の怒りに触れて砂に埋もれたとされるウバールには、本当に反物質が存在するのか?不思議な力を持つ部族の力を借りながら、ペインターたちはギルドの攻撃に立ち向かう。だが、ペインターが相手にしなければならないのは、かつてのパートナーのカサンドラが率いるギルドの部隊だけではなかった。ウバールには超大型の砂嵐が迫っていたのである。砂嵐の影響で不安定になった反物質は、その膨大なエネルギーを放出し始めた。果たしてペインターはギルドの野望と反物質の暴走を阻止することができるのか?
PR
COMMENT