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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「パパと親父のウチ呑み 1」豊田悠 (BUNCH COMICS)



シングルパパだってたまには呑みたい!
だけど、幼い子供を置いてor連れて呑みに行くのは無理!
そんな彼らが選択したのは、酒の肴を自作しての家呑み。
いいね~。
どれもこれも美味しそう。
家で料理を作る時は、時々新メニューへのチャレンジをしつつも、
基本的には自分の作れるレパートリーの反復。
だから自分以外の人が作ってくれる料理は、
自分がチョイスしないメニューが出てくるから嬉しいね。
ハムカツ久々に食べたいなぁ。
でもこれ、家で作ったことないわ。
幾つになっても友だちとにぎやかに食卓を囲むのは楽しいね。

ウチは誰かの得意料理はその人に任せて
自分は手を付けない、という暗黙の了解がありました。
だから私は、中華飯が得意だった妹が家を出てから
彼女の作った中華飯が時々食べたくなる。
ちなみに私が作るものとみなされていたのはカレー。

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「フリージア」東直己(ハルキ文庫)



途中まではグイっと引き込まれて夢中で読んでいたんだけど。
刺す、切る、撃つの繰り返しに途中で失速。
いや、そこまでやりたい放題やったら捕まるし。
北海道と言いつつ、そこ、どこの国ですか?と問いたくなる。
やりすぎて、もはやファンタジー。
そもそも、男が女のためにそこまでするに至る経緯が
読み手の想像力に丸投げされた感に、なんかスッと冷めてしまった。
超置いてけぼり。
とはいえ、途中で本を置くことはなく一気読みではあったけど。
ん~。
個人的には最後までガッツリのめりこみたかっただけに
ちょっと残念な読後感。
続編迷うところだわ。

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「パパと親父のウチご飯 13」豊田悠 (BUNCH COMICS)



最終巻。
作中色々あったけれども。
終始美味しそうなご飯と愛情たっぷりな家庭描写にほんわり癒され、
最後は中学生にまで成長した愛梨と清一郎の姿が見られて感無量。
思い描いた通りの中学生'sに育ってくれていて、ホントに嬉しくなる。
千石と晴海の関係も変わらず、その距離感が良い。
小さいころから料理の手伝いをしていると、
大きくなってから困ることはないというのは実体験上断言できる。
ウチは「料理当番」という制度(?)があって、
持ち回りで作らされていたけど(←言い方・笑)やっててよかったなーと。
何度読んでも飽きずに楽しく読める作品。


「今年はもう作らないわ」
「うん。作らなくていいよ」
という会話をしつつ。
結局母がおせちを作る……というやり取りを何年繰り返していることか。(笑)
今年はどうなる!?



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「汝、星のごとく」凪良ゆう(講談社)



幸せの形に正解はなくて、
自分が幸せだと思えれば、それが自分にとっての幸せのあるべき姿。
凪良さんの作品はいつだってそんなふうに訴えかけてくる。
人生は本当にままならない。
優しさですら、人を幸せにもするし、不幸にもする。
だけど。
その情がいとおしくもある。
言葉にしなければ想いは伝わらない。
どこかで想いをぶちまけていれば、何かが変わっていたかもしれない。
だけど、多分。
こうなる以外の結末はなかったんだと思わされてしまう。
読めてよかったお借り本。
間に合ってよかった。
花火を見ることができてよかった。


余命宣告をされても、やりたいことはやりたいと主張するべき。
もちろん、周囲の協力は必要だけどね。
私は抗がん剤治療真っただ中で沖縄に行きました。
そして、呼吸が一度止まり、そこから蘇生した親戚は、
体調が安定した一瞬でどうしても家に一度帰りたいと主治医に懇願し、
介護士さんと共に戻った自宅で同じく病床にあった旦那さんとツーショットの写真を撮り、
笑顔で病院に戻った二日後に旦那さんが亡くなりました。
かねてから旦那より先に死なないと主張していた彼女は
役目を果たしたことに安堵したのか後を追うように永眠。
根性で寿命が伸ばせる奇跡。

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「パパと親父のウチご飯 12」豊田悠 (BUNCH COMICS)



ママ友ならぬ、パパ友登場。
困った時には助け合ったり情報交換し合ったりできる仲間って大事。
幼稚園児が喜ぶ可愛いお弁当を模索するオッサン’sが可愛い。
協力して出来上がったお弁当、とても美味しそう。
照り焼きチキン作ってみたいなぁ。
レアチーズケーキは数少ない繰り返して作ったスイーツ。
ビスケットを砕いて作った土台部分が大好きだった。
そこだけ食べ続けられる。(笑)
全作通して一番作りたいと思ったのは、おでんの具沢山餅巾着。(餅巾着好き好き)
冬になったら絶対作ろう。
人生においてずっと一緒にいられる人は一握り。
だから出会いを大切にしよう。


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「ツァイガルニクの恋の沼」月村 奎 (SHYノベルス)



お手本みたいな両片思い。
相手の想いを客観視できなくて思い込みで突き進むと、こうなるのね、という典型。
とはいえ、そう思い込むのにはそれぞれ理由があって、まぁ、致し方ないかと。
とはいえ、気づけよ!……みたいな。(笑)
うん。
航輝はちゃんとアプローチできてたと思うんだ。
お互いに足りなかったのは言葉、かな。
そんなこんなで焦れったくも微笑ましくももどかしい二人。
どうにもならずに立ち止まっていた二人に第三者が良い感じで絡んでくれて、
関係性が前進した上に、長年にわたって秘めていた想いまで露呈し、
嬉し恥ずかしなお借り本。

収入よりもやりがい。
お金に困っても楽しい仕事。
ここは同意できなかったかな。
理想かもしれないけど、現実を考えるとそうも言ってられない。
働けなくなった時のことも考えて、いろいろ備えて生活していかないといけないからね。

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「パパと親父のウチご飯 11」豊田悠 (BUNCH COMICS)



ミートローフ。最後に作ったの、いつだったかな?と思ったものの、
思い出せなかった。
ハンバーグと材料はほぼ一緒。
うん。
今度作ってみよう♪
パパのお誕生日に手づくりケーキ作りに奮闘する子どもたち。
そのまっすぐな気持ちが嬉しい。
困ったときには大人がちゃんと助けてくれる安心仕様。
子どもたちの将来は無限大に広がっている。
ついでに青年・竜也もまだまだ自分のやりたいことを追いかけられる。
自分が諦めない限り、選択肢がたくさんあるのは素晴らしいよね。
甥っ子ちゃんが今年受験。
なかなか大きな目標を掲げているみたいなんだよね。うん。がんばれー!

私が次に選択する機会があるとしたら、今の仕事からチェンジするときかな?
なんかこう、キラキラしたものに囲まれて仕事がしたい。

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「パパと親父のウチご飯 10」豊田悠 (BUNCH COMICS)



拗れた親子関係は、血がつながっているだけに当人同士での解決は難しかったりする。
他者の介入も余計に拗れる原因になったりもするけれども。
今回は晴海のフォローがあっての和解。
うん。
生きているうちに関係を修復できるならしておいた方がいい。
どちらかが死んでしまえば、話をすることもできないのだから。
猫の死を通して、生きているものはいつかは死ぬということを学ぶ愛梨と清一郎。
命はリセットできない。
だからこそ、尊いし大切にしなければいけない。
と、簡単に人の命を奪ってしまう人たちに言いたい。
五歳児の「おやじさん」呼び、渋いな。(笑)


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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身IX」



もっと引っ張るかと思ったゲオルギーネとの戦いは、意外とあっさり終幕。
まぁ、戦っている当人たちにとってはちっともあっさりじゃなかったんだろうけど。
本編を読みながら物足りなく感じていた部分は、
5人の視点からなる書き下ろしでしっかり補完されて満たされた。
フェルマイ二人が揃えば、掛け合い漫才みたいな会話は健在。
久々に微笑ましくて愉快。
存在していない恋バナを展開されて恋が作り上げられていく様はちょっと恐怖。
でも、トゥーリやルッツが真相をしっかり把握していることに和む。
最終的に皆が望んだのは現実をしっかり見据えたうえでの着地点。
その前に最終対決!

特典SSまで読みごたえがあって、お得感満載。
下町の面々のローゼマイン認識が変わっていなくてとても安心する。

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「ドリアン・グレイの禁じられた遊び」菅野彰 (ディアプラス文庫)




檻の中に自ら閉じこもった彼の、長い間囚われ続けた柵からの真の意味での開放。
そんな彼の本質をやさしく愛情深く見抜き、彼の惑いごと抱きしめた青年の懐の広さ。
そして、本当の自分を解放した男の情の深さと想いの苛烈さ、その積年の想いの行き所のなさ。
人々の想いがやるせなくて切なくてやさしくて。
なんかいろいろ刺さりまくって途中からずっとぐずぐずと半泣きになりながら読了。
うわーん。すごくよかった。
会話の妙に時々笑いながら、ペーパーまで読み終えて、
大吾、正祐、篠田、双葉、宙人の五人でひとつの環が出来上がった着地点がただ嬉しくて、やっぱり泣ける。→

菅野さんが「自分が書いてきた中で一際好きな一冊」とあとがきで書いてるけど、
私にとっても、ものすごく好きな一冊になりました。
この作品のスピン、文庫化になる来年まで待とうと思ったけど、
待つの無理!と思って掲載されてる雑誌をポチってしまった。
だって……気になりすぎて仕方ないんだもん。



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