きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「交渉人は愛される」榎田尤利(SHYノベルズ)
【おまえを必要としている俺を信じて生きていきたい】
思いがけない人物からの依頼による交渉を成立させるために
奔走する芽吹がとにかくかっこいい。
痛々しさと裏腹なのは変わらないけど、
兵頭に対する想いを自覚したからか、危うさがない。
真和会幹部が集う席に乗り込んだ芽吹の啖呵は鳥肌モノでした。
傷を負いながらも、その場に芽吹を行かせた兵頭。
互いの仕事を理解し、信頼する二人。
兵頭と再会し、色々な出来事を経て、
兵頭に傾いていく芽吹の想いがとても丁寧に描かれていたのもよかった。
「信じたい」と終始言い続けた芽吹の病室での独白は胸に沁みました。
ラストシーンの綺麗さと口絵がイメージぴったりでため息。
終始楽しく読めたシリーズでした。大好き!
舎弟たち主催の反省会がなんとも愉快(笑)。
兵頭の部屋で拗ねてる芽吹も可愛いけど、あんたと一緒にいたいだけだ、
と、素直に口にする兵頭も可愛い。
スピンオフ読んだらやっと100冊記念の本が読める喜び☆
他のシリーズの人たち目当てで買って、ずっと積みっぱなしでした(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
下町は両国に芽吹ネゴオフィスの事務所を構える民間の交渉人・芽吹章の恋人は、泣く子も黙ると評判の周防組の若頭・兵頭寿悦だ。いくつもの試練を乗り越え、強い絆を持つようになったふたりだが、芽吹には芽吹の兵頭には兵頭の仕事があり、交渉人とヤクザであるふたりの考えが相容れるはずがなかった。そんなある日、芽吹はある男の依頼を受けるのだが、それは兵頭を相手に交渉することでもあった!?恋人でありながら、時には敵対するふたりが手に入れた結末とは―。
PR
COMMENT