きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「薔薇の誕生」夜光花(SHY NOVELS)
少しだけ、夢を見た。
口絵の彼らがとても楽しそうだったから。
でも、これ以外はない最上のエンディング。
落涙したのは、私がレヴィン寄りだったから。
だから、ラウルの軽口と抱擁が嬉しかった。
啓の言葉が切なかった。
そして、レヴィンの想いが胸に刺さった。
手紙に託されたエリックの想いから始まる最終巻。
彼らなりに悩み、惑い、考え抜いた戦法でのアダムとの壮絶な死闘の決着。
命を預けることに躊躇のない三人の信頼関係。
伺い知ることのできたマリアの愛情に、なんだかほっとしました。
描かれた未来予想図が訪れる日を夢に見ながら、私の旅も終わりました。
読めて良かった。素敵な物語です。
広げた大風呂敷を見事に畳んだ物語。
それぞれの過去をああいう形で詳らかにする手法は見事だなーと思いました。
最初から最後までノンストップで楽しめました。
貸してくださったお友達に感謝。
本当にありがとうございます!
内容(「BOOK」データベースより)
薔薇騎士団の総帥であり、唯一の薔薇騎士である啓は、金髪の守護者レヴィンと、赤髪の守護者ラウルのふたりに守られながら、不死者の始祖で初代薔薇騎士でもあるアダムと死闘を繰り広げていた。時間が経つほどに闘いは悲惨になり、誰もが、啓やレヴィンでさえもが傷ついていた。そんななか、啓はある真実に気づき始めて…不死者となりレヴィンとともに生きていくのか、人間としてラウルとともに生きていくのか―薔薇騎士と守護者。逆らうことのできない運命の結末は?
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