きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「蛇とワルツ」榎田尤利(シャイノベルズ)
孤独を抱えた人たちを描いてきた、シリーズ最終巻。
手ひどい裏切りを受けた志摩が負った深い心の傷。
もう、誰も愛すまいと誓った頑なな心にスルリと入り込んできた一匹の蛇。
その腕に抱かれて得られる安らかな眠り。
「愛してくれれば、温かくなれる」
とはいえ、殴られて当然のことをしでかしたので、洋司は一発殴られて正解。
不遜で強引で気まぐれで、でも気配りができて甘やかし上手な洋司。
人馴れすると蛇は犬属性になるのかしら?と思わせる豹変っぷりが可愛い。
仕事に没頭することで孤独を紛らわせていた志摩の見つけた愛。
お幸せに☆
内容(「BOOK」データベースより)
「俺はあんたを甘やかす、優しいペットだ。まるで恋人のような」『Pet Lovers』のオーナーである仁摩遙英は、仕事が恋人というワーカホリックだ。そんな仁摩は、問題児のペットを躾け直すため自宅マンションで預かることに!カテゴリー爬虫類の蛇、竜巳杏二だ。命令しても動かず、呼んでも振り向かない扱いづらい蛇に、仁摩はうんざりする。だが、不遜なばかりではない杏二を知るうちに、まるで恋人のように惹かれ始めていくのだが、ある裏切りを知り…Pet Lovers至上の恋、登場。
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