きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女Ⅴ」
いくつもの情報の中から真偽を見極める力。
それは、いついかなる時も必要なことだと思うけど。
まだ10歳にも満たない子どもたちにも要求される貴族社会。
厳しいね。
その厳しさは、大人の恋愛事情にも。
想いあっているのに身分の壁に阻まれて成就し得なかった恋。
どちら側からの言い分も描かれているからこそ、募るやりきれなさ。
肝心のローゼマインは貴族の陰謀に巻き込まれて二年間の眠りへ。
色々頑張ったのにねー、という残念な目覚め。
なのに、思わず笑ってしまうのは、彼女とフェルディナンドとのやりとりが
2年経っても変わっていないから。
厄介ごとを引きずったまま、次巻からはどう展開する?
平民、商人、貴族。孤児に神官。
それぞれの立場に課せられたしきたりに縛られた中で、懸命に日々を生きている。
そういう説明もうまく織り込まれて物語が展開していくから、
色々説得力があって読みごたえがある。
次からは長丁場の第四部。
楽しみ♪
PR
COMMENT