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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「チーム」堂場瞬一(実業之日本社文庫)



一生のうちでただ一度、刹那に賭ける瞬間があってもいい。
走るときは一人。
だけど、孤独ではない。
限界を超える力を振り絞って走る彼らを支えるのは、
仲間の存在であり、声援であり、そして自分自身を信じる気持ちである。
その原動力は、チームメイトとの信頼と友情。
同じ高みを目指す以上、ある種の一体感は存在する。
勝つためには、そうでなければならない。
学連選抜。
にわかに集まった彼らが目指した「優勝」という最高点。
温度差がある中で反発しあながらもまとまっていく彼らの在り方がとても良かった。
非情に徹しきれなかった彼ら。
同じ痛みを感じて一皮剥けたエース。
ライバルであり、親友である存在。
そして、浦。
最後の山城の言葉に落涙でした。

「ここが限界だと思った瞬間から、本当のスタートが始まるんです」
そう言っていたイモトの言葉を思い出した。
堂場さんは刑事ものばかり読んでいたけど、
スポーツ小説も安定の読みやすさと面白さでした。
野球!野球も気になります!

内容(「BOOK」データベースより)

箱根駅伝出場を逃がした大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば“敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は―選手たちの葛藤と激走を描ききったスポーツ小説の金字塔。巻末に、中村秀昭(TBSスポーツアナウンサー)との対談を収録。

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