抱えた痛み、憎しみ、そして怒り。
同じような体験をした者同士だからこそ、わかりあえることがある。
ウォルとリィの絆の深さはそういうところにも起因するのだとしみじみ思う。
終始ヒリヒリする展開。
望んだわけではなかった王冠。
そのために失われた命。
リィを介して想いを伝えることはできたけれども。
彼らの声なき慟哭が刺さる。
ここにきて「新たな事実」として提示されたことに国王軍の中には動揺が走るけれども。
揺らがないで欲しいと思った人たちの決意は固くて、そこに安堵する。
「王冠より欲しいものは?」
答えがわかっていて問いかける少女が頼もしい。

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