きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「ポケットに名言を」寺山修司(角川文庫)
誰にでも心に抱えた自分なりの名言集や、大切にしていきたい言葉があるだろう。
時として人生に大きな影響を与えうる言葉は、武器にも癒しにもなる。
故に、著者の言葉に大きく頷くのである。
曰く。
「人と人とに出会いがあるように、人と言葉とのあいだにも、ふしぎな出会いがある」
著者自身の言葉も含め、ジャンルを跨いだ多様な視点から集められたこの名言集は、
目次にあるように「言葉を友人に持った」著者ならでは。
どの言葉が印象深かったのかは人それぞれ。
語り合うのも面白いだろう。
この先も更なる出会いを求めて、私は書物の頁を捲り続ける。
かつての私も、心に留まった言葉を書き溜めていたノートがあったなぁ、と、
懐かしく思い出したりもしました。
この本の中で印象深かった言葉。
「しかしもう一度やりなおすとしたら、私は躊躇なく同じ道にとびこむだろう」
←現在の自分の肯定。
「喧嘩のいいところは仲直りができることね」←なんか素敵だな、と思った。
「ところで、この世でいちばん大きなタマは?地球である」←なんかすっごい納得した(笑)
おともだちからの素敵なプレゼント本です。ありがとうございます!
内容(「BOOK」データベースより)
世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないか。歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフあり、かと思うと、サルトル、サン=テグジュペリ、マルクス…。しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣り合うことがあるのだから。異彩を放つ、真にユニークな書。
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