「好きになるとはどういうことか」
理解できない相手に対してそれをはっきりと明文化して説明することは意外と難しい。
感情をどこかに置き忘れてきたかのような柳に対して
想いの内をうちあけられずにいる庸一。
自分の柳に対する想いと、柳の自分に対する想いが乖離していると思い込んで。
誰も傍に寄せ付けない柳が庸一だけを真っ直ぐに見つめ続ける理由に対して、
どちらも無自覚なだけに大分遠回りをしたけれども。
一歩を踏み出すために庸一が尽くした丁寧な言葉に動いた柳の気持ち。
単純に「好きだ!」「俺も!」と言う流れじゃなかったのが逆に良かったお借り本。

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