きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「二人の眠り姫~暁の天使たち4」茅田砂胡(C・NOVELS)
「ルゥ」という一人の存在があるだけで、
物語がこれほど自由に矛盾なく展開する。
これは本当に作者の力量だと思う。
敵として遭遇したリィとキングは即座に戦闘モードに。
腕前はやはり互角。
生粋の戦士同士の命がけのぶつかりあいは、ヒリヒリとした緊張感を孕んでいて
期待以上でした。
そして待ちかねていた女王のお目覚め。
「瞼をかっと見開き、腹筋を使って」跳ね上がるように起き上がる眠り姫には、
私、彼女以外金輪際出会えない気がする。
目覚めた早々、自分のために船を降りたケリィに対して怒り狂う彼女の気質が好き。
キングとクィーンの並び立つ姿は次巻で拝めるのかしら?
みんながダンがお気の毒だってことに気付いてくれて良かった。
リィとキングの真剣勝負をもうちょっと見ていたかったけど、
大怪我だけじゃすまなさそうなのであのくらいで。
出会い頭に違った意味での戦いが展開されそうな
ケンカップル夫婦のご対面がとても楽しみ。
それにしても……ケリィはやっぱりカッコいいと思うの。
内容(「BOOK」データベースより)
キングは蘇ったとたんルウの死体に遭遇する。何が起きたのかさっぱり訳が判らなかった。リィとシェラは数百光年を一気に飛んだ。しかし事態を何も把握していなかった。混乱の中、一同は“ダイダロス・ワン”―連邦情報局本部に集ったのだ。だが、彼らは互いの存在を知らぬがゆえに相手を容易ならざる敵として認識、必殺の攻撃を繰り出した。
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