きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「天涯無限 アルスラーン戦記16」田中芳樹 (光文社文庫)
あと一冊で終わるの?と危惧した自分、どこへやら。
不思議と。
不思議と納得している読後の自分発見。
歴史ってそういうものだよね、と思った瞬間、
田中さんの書きたかったのは「物語」ではなく
「歴史小説」だったんだろうな、と忖度してみた。
蛇王の成り立ちとか突っ込みたいことはあっても、
個人的にはこのエンディングで良かった……
というか、これしかなかったと思う。
後に残された者が一番辛い。
だから、ラストは思わず涙ぐんでしまった。
よかったね。と。
本当に良かったね、と。
夢見心地のままの読後の余韻に浸りたい。
大好きな彼らと共に。
最後まで読んでよかった。
そして、完結させてくれてありがとう。
ホラーが途中経過が一番ドキドキして心臓に悪いみたいに。
この作品も途中経過が一番しんどかった。←そこ、一緒にする?(笑)
だから正直、もの淋しいながらも、
ここまで穏やかな気持ちで読了できるとは思わなかったわ。
人の命は有限だってわかってる。
100年後には誰もいない。
だけど、今この瞬間にはここにいる。
だから、今を精いっぱい生きるの。
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