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きままに読書★

読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。

   

「宮廷神官物語 八」榎田ユウリ(角川文庫版)



ポンコツここに極まれり。
全ての元凶は王にあるのでは?と言いたくなる国の治世。大丈夫?
王が無力を晒しつつも、王位争いは決着。
最初からその人しかいないでしょ?と言いたくなるところへの着地。
人の欲って計り知れない。
曲がっていても自分の力で掴み取ろうとする欲なら納得もするけど、
人を陥れ、傷つけ、或いは殺めてまで望む欲は好意的には見られないなぁ。
そうして手に入れた権力に人の心がついてくるってなんで思えるんだろう?
いや、そこまで考えていないのか。
正攻法で対峙したなら苑遊も鶏冠の心を掴んだままでいられたであろうに。
こうなると醜悪。

神出鬼没で自由奔放な櫻嵐の存在は清涼剤だわー。
そしてカッコいい。
王位継承問題に相当振り回されたけど、
そもそもこれは「神官物語」だったのよね。
鶏冠のこれからが気になる~。

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