きままに読書★
読んで思ったことを徒然に。ゆるーくまったり運営中。
「屍蝋の街」我孫子武丸 (双葉文庫)
前作よりもSF色が強く、サイバーシティでの賞金首が
現実世界でゲーム参加者にリアルに命を狙われるという展開に。
バーチャルが介するせいか、
個々のキャラの魅力や立ち回りは前作が上回る。
だが、溝口とシンバに焦点をあてれば、
既に他人の領域を脱し、親子のような、相棒のような、
運命共同体のような、何とも言えない
離れがたい関係性を築いている様から目が離せない。
性的な関係を疑われてぎゃんぎゃん否定するのも
思わせぶりに嘯くのももはやデフォ。
そして脳内での溝口vsドクの戦い。ヒヤリとする余韻を残しつつ、
これの融合がベスト!と思わせてくれる続編希望!無理かな?
結局ラスボスは健在だから続編は書けると思うのよね。
で、溝口とシンバの関係ももっと美味しい展開になるはず!
(くっつくとかくっつかないとかいう意味ではなく)
ついでに片山女史が愉快に絡んでくれると嬉しい。
妄想はメッチャ膨らむんだけどなー。
まぁ、ないだろうな、続編。
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